クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2018年【No.7】ミヤマクワガタ&ノコギリクワガタ現る!【九州:宮崎編】
雨が多い季節になって来ました。
そうです、もうすぐ梅雨入りですね。
この時期は雨の合間を狙っての採集になるので、まさに毎日天気予報と睨めっこ状態になります。
そんな雨間の合間を狙ってやって来ました、ハルニレ林。
この日の気温は先日の採集より低めの25℃。
早速木をチェックしていきます。
ハルニレの樹皮裏にクワガタの姿を発見!
どうやらコクワガタ♂のようです。
丁寧に取り出して見ました。
なかなかの大型。
コクワガタ♂46mm(後程計測)でした。
この時期のコクワガタは昨年から活動している越冬個体と、今年初めて地上に出て来た新成虫が入り混じりますが、この個体はどうやら新成虫っぽいですね。
ボディに傷もほとんどなくとても綺麗な個体です。
こちらのハルニレの木の隙間にも、
コクワガタ♂が潜んでいました。
少し小型のようですね。
このコクワガタが入っている木を蹴ってみると、
何やら良い落下音が、
なんと、ミヤマクワガタ♂個体!
しかも美個体で良型です。
この時、内心軽く70mmUPと思っていましたが、
実際に計測してみると
ミヤマクワガタ♂69.3mm
特大の基準サイズ70mmには及びませんでした。
採れた瞬間ってとても大きく見えるものなんですよね~。
毎回錯覚してしまいます。
しかし今年最初採集のミヤマクワガタにしては上出来な滑り出し!
大型サイズと言え型もすばらしく体毛もそろっておりとても綺麗な個体でした。
この個体ばかりに気を取られていてその時は気付かなかったのですが、
一緒にミヤマクワガタ♀も落ちているのに気づきました。
ミヤマクワガタ♀38mm
とても綺麗な個体です。
先ミヤマ♂69mmとおそらくペアでいたのでしょう。
採集開始わずか30分位で良型ミヤマペアをGETし、テンションがあがりました。
このまま大漁ペースかと、思いきや・・・・・
その後、しばらくは見つけられず沈黙。。。
2時間ほど経過して、ようやく
ハルニレの樹液だまりに、
ネブトクワガタ小型♂発見。
とても小さく♂15mmも届いていないでしょう。
すぐそばにあったハルニレの木を蹴ってみると、
おお、ノコギリクワガタだ!
ノコギリクワガタ♂40mm前半位
小さい小歯型のノコギリですが、ノコギリは今シーズン初採集です。
とても綺麗な傷一つない個体。
初採集時はいつでも嬉しく、テンションが上がります^^
このような感じで3時間程採集を楽しみました。
今回は今シーズン初のミヤマとノコギリが採れたのが嬉しかったですね。
シーズン初期ともあってどの個体も素晴らしくキレイです。
これで今シーズン、今までに
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
ヒラタクワガタ
ネブトクワガタ
の5種を見つける事が出来ました。
また次回が楽しみになりました。^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
6 Comments »
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大物ゲットのご報告です!
昨日の夜、歩き、電車、また歩きで40分程かけ、優良ポイントに採集に行きました。
3日前くらいに雨が降り、一昨日も降ったり止んだりしていたので、湿度が高く、ヒラタには最高のコンディションで、今日しかない!と思い、長袖長ズボンに長靴、腰に軍用(?)のバッグと、完全武装で挑みました。ぎゅうぎゅう電車のなかで、変な目で見られました。もう慣れてますけど(笑)。
ポイントに着き、コクワを数匹見た後、ある木の所で、他の採集者に遭遇しました。
お互い、目も合わせず、言葉も交わしませんでしたが、凄まじいまでの敵意が感じられました(笑)。
反対の方向から来たので、もう見られたかな〜と思いながら探しましたが、結局コクワしか見つからず、
違うルートを見ながら帰ったのですが、途中、膝より高い薮(?)の先の桜に、何かが見えました(と言うか、感じられました)。
それほど色も黒くなく、細長いので、違うだろうな〜と思ったのですが、僕のセンサーがビンビンなって、行け行けとけしかけられ、薮を突っ切って木まで行きました。
…!?
ヒ、ヒラタ!?
手を伸ばせば届きそうだったのですが、どうしても登って採りたかったので、枝を掴んで木に登り、左手で掴みました。
木に付いていた時は、それほど大きく見えなかったのですが、掴んだ瞬間、「50はあるな」と確信しました。ノギスを当ててみると、52〜3mmでした。意外とありました。
その後、満足感に浸りながら見ていくと、採集者と遭遇した木の上の方(10m近い高さ)に何やら黒いものが…。
しかし木を蹴ってもビクともせず、途方に暮れたとき、近くの木に、沢山の竹が立て掛けてあったのを思い出しました。背丈より少し長い短い竹を、三本も繋ぎ合せ、落ちていた超短いビニール紐を結び、なんとか即席落とし棒を作りました。
棒の先がクワガタに触れ、落ちた!と思って、ドサッと言う音を期待したのですが…、、ぺチッ!
普通のコクワでした(涙)。ここまでして取ろうとするのは、多分僕くらいだと思います。
採集を終え、ポイントに一礼して帰路に着きました。
特に理由はありませんが、いつも付いた時、ポイントに向かって一礼し心の中で「お邪魔します」と言ってから、採集するようにしています。
家に帰ってから、デジタルノギスで測ってみると、52.5mmでした。しかも僕が好きな太い短歯でした。現在ヒラタは15頭です。50オーバーが一頭採れて、とりあえず一安心です。
長文失礼しました。
Comment by Yuki — 2018年5月26日 @ 9:05 AM
Yuki さん
レスありがとうございます。
採集のご報告ありがとうございました。
いやぁ~、詳細まで詳しく説明して下さったので、
その時の様子が頭に浮かんでくるようでした。
ここ数年、私の野外採集の様子をこの飼育日記でご紹介していますが、あまり他の方の採集様子を知る機会がありませんので、こ ういったご報告はとても新鮮で刺激になります。
このレスを見て「私も、俺も、僕も、自分も採集に行ってみたい!」と思われた方も多いのではないでしょうか?
かくいう私も当然その一人で、 Yuki さんの影響を受けてヒラタが無償に採りたくなってしまいました。今度はヒラタポイントにも足を運んでみようかと思います。
色々とご報告ありがとうございました。
52.5mm GETおめでとうございます!^^
またの朗報お待ちしております。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年5月26日 @ 10:22 AM
5月にミヤマが捕れるとは宮崎のポテンシャル恐るべしですね。愛媛県では6月中旬までは越冬個体がメインなのでうらやましいです。
私も先日今季初の見回りに行ってヒラタの越冬個体55ミリupを採集しました。
普段は手持ちの個体より小さいものは捕らないのですが、ブリードしたメスの旦那さんになってもらうため1ヶ月ほど預かることにしました。
初歩的な質問なのですが、体長の測り方は大顎を閉じた時の方が正しいのでしょうか?
測り方によって結構な誤差が出るので迷ってしまいます。
Comment by S.I — 2018年5月26日 @ 11:51 AM
S.I さん
レスありがとうございます。
ヒラタ55mmUP GET おめでとうございます!^^
宮崎は暖かいので発生も早いのでしょうね。
良い所に住まわさせて貰っております。^^
計測のやり方ですが、絶対的なルールは無いと思いますが、
顎の開きに関しては一番大きくサイズが取れる所で良いのではないでしょうか。
となると、顎を8分程度開いた状態位が一番最大値が取れるのではないかと・・・。
私はいつもその状態位で計測したものを最大値としています。
あくまで私のやり方ですので、ご参考までに・・・。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年5月26日 @ 12:47 PM
ありがとうございます。参考にさせていただきます(^o^ゞ
ブリーダーとしては初心者なので初歩的な質問ばかりすると思いますが、ご指導頂けると嬉しいです。
Comment by S.I — 2018年5月26日 @ 1:02 PM
S.I さん
はい、こちらこそ。^^
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年5月26日 @ 1:46 PM