クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2018年【No.33】ヒラタクワガタ 準トリプル60mmUP!【九州 宮崎編】
先日北海道では初雪が降り全国的にも寒いというのに、予報では宮崎の最高気温は27℃前後。
しかし秋雨前線が停滞しており、相変わらずの雨模様の宮崎。
二次発生?を期待して、というかもうあと少ししか採集出来ないという気持ちが後押しして本日も懲りずに採集へ。
この時期ならではの風景。
真っ赤な彼岸花にアゲハ蝶。映えますね~^^
最初に出迎えてくれたのは、
中型のミヤマクワガタ♂個体。
樹液が少ないのか、顎を押し付けるようにしてお食事中。
こちらのクヌギの樹皮裏には、
小型のクワガタが2頭。
ちょっとお姿を拝見!
小型のコクワガタ♂♀ペア
♂は内歯の特徴も無くとても極小タイプ。
体幅は♀の方が大きい位でした。
この日はヒラタクワガタが好調!
まず、
ウロから顔を出すヒラタクワガタ♂59mm(後程計測)
クヌギの木を蹴って落ちて来た、
ヒラタクワガタ♂61mm(後程計測)
そして、
細いハルニレの枝先にヒラタクワガタ♂♀ペアの姿を発見!
サイズはなかなか大型で♂65mmありました。
これは嬉しいサイズ!
左から、ヒラタクワガタ♂65、61、59mm
トリプル60mmUPと紹介したかったのですが、残念ながら1個体だけ60mmに届かず、準トリプル60mmUPという結果でした。
先日のコメントでYukiさんが「ヒラタの二次発生が始まっている」と書いてありましたが、こっちでもその傾向があるのかな??
ともあれ大型のヒラタ達に出逢えて満足でした。
近くのクヌギを蹴ってみると、
バサバサッ
ととても大きな落下音!!
この音は、特大のミヤマ、ノコ、ヒラタか、もしくはカブトだなとワクワクしながら探ってみると、
カブトムシ♂2頭
どーりで大きい音のはずです。
カブトムシは重量がありますからねー。
待望の特大はこちらでした。
ハルニレの木を蹴って落ちて来た特大型ノコギリ♂個体!
ノコギリクワガタ♂70.1mm
何とか特大個体の基準(あくまで私:Shihoの基準:70mm以上)である70mmを何とかギリギリですが超える個体を本日も出逢う事が出来ました。
このような感じで3時間程楽しく採集!
※一括撮影の為、一瞬だけ故意にまとめて撮影しています※
合計37頭という結果でした。
この画像、表面上ではノコやミヤマ、カブトばかりで、ヒラタやコクワがいないように見えますが、実は全て潜っており全体的にはドルクス系の方が数は多いんです。
※今回もこの時期の採集頭数を調べる為、一旦全て採集して、その後お気に入りの数体のみをキープし、残りは全てリリースしました※
如何でしたでしょうか?
冒頭でも書きましたが、全国的に冬の到来が近づく中、ここ宮崎では温暖な気候のおかげかまだ暖かく、採集を楽しむことが出来ました。
毎回書いていますが、ここ宮崎、私が通うフィールドでは例年だと9月いっぱいは少なくなっていきながらもまだ採集を楽しむことが出来ます。
次回またどんな虫達に出逢えるのか楽しみです^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
4 Comments »
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
大きなヒラタいいですね(^-^)/
少なくなったとはいえまだミヤマやノコギリがまだ活動しているのが凄いですね(;゜゜)
いったいいつまで採集できるのか楽しみです。
こちらでは朝晩肌寒くなって来ました。
そしてついに我が家のカブトのつがいが繁殖の使命を全うし、☆になってしまいました( ノД`)…
♂の方がかなり狂暴だったので心配していましたが30頭以上の幼虫が産まれていて安心しました(^ー^)
大切に育てたいと思います。
Comment by S.I — 2018年9月13日 @ 1:07 PM
S.I さん
レスありがとうございます。
そうですね、宮崎ではまだ少なからずもノコもミヤマも見かけることが出来ます。
気温もまた高くなって来て、明日は最高気温32℃はあるらしいです。
毎年10月半ば位まではクワガタ達を見かけていますので、今年もそれ位まで採集を楽しめそうです^^
カブト幼虫のブリード成功おめでとうございます。
大きく育てて90mmUP目指して下さいね。
コメントありがとうございます。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年9月14日 @ 3:35 PM
ヒラタカッコイイですね(^.^)
一番左の個体は顎が対馬産の様に長いですが、よく見ると体もかなり太いですね。
個人的に、顎の短い極太短歯が好きですが、この個体は体だけでなく顎も3匹の中で一番太いですね。
一目見ただけで、カッコイイなと思いました(*≧∀≦*)
こちらの二時発生ですが、まとまって発生しているという訳ではなく、どちらかと言うと単発です。
またピカピカ新成虫とボロボロ古成虫(笑)が両方見られます。
ただボロボロ個体はほとんどが♀で、産卵を終え、再び地上に現れた個体なので、顎は丸くなり、符節欠けも多く、全身擦れて光沢がなくなり、泥だらけです。
先日もペアで見つけましたが、♂はピカピカ、♀はドロドロでした。
こちらのヒラタは、4月末位から出始め、5月中〜下旬がピークです。
6月に入り、カブトが出始めると徐々に居なくなり、7月に入るとほとんど姿を見なくなります。
全ての個体が採集されてしまう訳では当然ないですし、そもそも採集者が入り出すのも、7月位からなので、何処に行ってしまうのか分からないですが、別に洞に住み着く感じでもなく、ただ居なくなります。
今年は、猛暑のせいでカブトの発生が早く、また樹液も乾いていたので、「お隠れ」が早かった様に感じます。
あまり暑いと、そもそもヒラタが発生せず、カブトだらけになってしまいます。
暑さを避けるため、皆土に深く潜っているのかもしれないですね。
秋になって、ようやく暑さが和らぎ、樹液が復活する頃に、ヒラタは再び姿を現します。
ただやはり毎晩というのではなく、温度、湿度の関係か、出る日と出ない日があります。
別にそこまでいつもと違う訳ではないですが、「今日は出そうだな」と思う日は、大抵数匹見かけます。
こちらで採集をする場合は、4月位から偵察を初めて、5月いっぱいはヒラタ、6月中頃からノコギリポイントにも通い始め、ヒラタが居なくなる頃からノコギリ・ミヤマに切り替え、9月に入って再びヒラタというのが一番効率的で、大型が狙い易いですね。
そちらと違って、見られる期間は短いですが(特にヒラタ)、時期によって主な種が変わるので、何処に行こうか迷うことは少ないと思います。
しかし今でもミヤマ、ヒラタ、ノコギリと見られるのは、羨ましい限りですね。
こちらはゼロではないですが、大型はまず無理なので、わざわざ採集に行くことはしないです。
家のクワガタ達も、夏は20数頭いたのですが、今は10ちょっとです。
今日も、39mmのノコメスが死にました。
寂しいですね-_-b
Comment by Yuki — 2018年9月15日 @ 8:15 PM
Yukiさん
レスありがとうございます。
なるほど~、関東ではそのような感じで発生するのですね~。
やはり地域も違えば発生のタイミングや出現傾向も違いがあるのですね。
大変勉強になります。
宮崎では今の時期ではまだノコやミヤマの姿も確認出来ますが、やはり総数は格段に落ちて来ているようです。
ただそれでも、その中には特大個体等などとも出逢う事がありますので、なかなか採集納めの踏ん切りがつけれない感じです。
フィールドに出るのはとても楽しく、大好きなので私ももう少し採集を楽しみたいと思います。
コメントありがとうございました。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年9月18日 @ 5:43 AM