クワガタ、カブトムシをブリードさせる時、必ず避けて通れないもの。

その一つに「交尾」があります。

 

 

おかげ様で月夜野きのこ園では毎日沢山のご意見、ご感想、ご質問を頂いております。

 

その毎日沢山来るご質問の中の一つで、

「交尾がうまくいきません」

という話をよく聞きます。

 

その原因として、あくまで私個人考えですが、

 

<交尾が上手くいかない原因>

 

・それぞれの個体、もしくはその片方がまだ熟成していない。

・♂、♀の相性が悪い。

 

この2つが主に頭に浮かびます。

 

個体それぞれには、「熟成」というものがあります。
熟成とは「産卵が可能になるまで成長した個体の成熟度」を意味します。

 

この成熟度が十分に熟成していないと、

 

・交尾を行わない、嫌がる。

・産卵活動を行わない。

・産卵数が少ない。

・産卵しても無精卵が多い。

 

といった事が起こりえる可能性が高まります。

 

 

折角手に入れた個体ならば、きっちりと産んで次世代につないで欲しいですよね?

そういう意味でも、

 

「熟成した♂♀同士で交尾(交配)させる」

 

というのは重要だと私は考えています。

 

成熟期間の目安は種類やによって様々です。
短い種で成熟する種もあれば、長い時間をかけて成熟する種もあります。

 

<短い期間で成熟する種(例)>

・パプアキンイロクワガタ
・メタリフェルホソ赤クワガタ
・エレファスゾウカブト

など・・・。

 

 

<長い期間で成熟する種(例)>

・国産オオクワガタ
・国産ミヤマクワガタ
・ティティウスシロカブト
・メンガタメリー

など・・・。

 

♂♀それぞれをきっちりと成熟させて「交尾」に進みましょう。

 

 

しかし十分に成熟しているはずなのに交尾をしない・・・。

 

という事も実際に多くあります。

 

その時に考えらえるのが、

「♂♀の相性」

です。

 

これ、結構ある話なんです。

交尾がスムーズにスッと上手くいくやつもいれば、何度やっても上手くいかないやつもいる。

クワガタ、カブトムシにも相性というのが確かに存在します。

 

その時の対処方法としては、

 

・仕切り直しをする

・他に予備個体があればパートナーを交換してみる

 

といった方法と取ってみると良いかと思います。

 

どんなにペアリングさせても上手くいないのに、別の日に行ってみたらすぐに交尾してくれた、ということは良くあります。

 

交尾が上手くいく場合は、意外に短時間での場合が多いです。

同居ペアリングする場合は別ですが、ハンドペアリングの場合、1時間もやって上手くいかなければ、その後続けるより後日改めて仕切り直しした方が上手くいく可能性が高いと考えます。

 

また♂♀どちらか、複数成熟した個体がいるならば、パートナーを変えて交配してみるのも良い手です。

パートナーを変えた途端にすぐに交尾したという事もよくあります。

 

如何でしたでしょうか?

自然界では普通に行わていることですが、ブリード下で意図的に行おうとするとなかなか難しいものです。

熟成においても、相性においてもタイミングが重要だと考えますので、一度失敗しても何度か挑戦してみましょう。

 

※この方法はあくまでも私:Shihoのやり方や考え方で、絶対的なものではございません。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

 

[`yahoo` not found]
GREE にシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加