この時期(冬季)の国産カブトムシ <Shiho的見解>
最近、お客様からメールや電話で色々と質問が毎日沢山頂いております。
その中でも初歩的な質問もとても多く、新しく始められた飼育者様が多い事をとても嬉しく感じます。
と、同時に、私もクワカブに長く携わっていますので、飼育当初に感じた疑問等、今では当たり前の事の様になってしまい、それが普通になり立った上でお話ししている可能性があるのかもしれません。
今回からそういった様々な疑問について、お客様から頂いた質問を元に、少しずつではございますがご紹介してみたいと思います。
先日のお客様からの質問で、
「この時期の国産カブトムシはどうしてるの?」
といった質問がありました。
国産カブトムシ。
【参考画像:国産カブトムシ♂】
地域により最盛期や活動時期はことなりますが、国産カブトムシが成虫になり活動する期間は大体「6月下旬~9月下旬」位まです。
ではその他の時期はいないのかというと、実はそうではなく、「幼虫」として次期シーズンに活動するために成長しています。
国産カブトのおおよその一年をご紹介すると、
9~翌年5月:卵~幼虫
5~7月:蛹~羽化
6~9月:成虫
(※地域や場所により誤差があります※)
卵~幼虫~蛹~成虫と形態は変わるものの一年を通して生息しています。
ご質問にあったこの時期は、一番上の幼虫の時期にあたります。
ちょうどつい先日の日記でも、国産カブトムシの幼虫を野外で採集して来たところなので、改めてご紹介すると、
野外ではこういった山や林の枯れ木等の堆積場や、肥料などの堆肥場などで幼虫状態で生息しています。
掘り進めると、こんな感じで国産カブトムシの幼虫が姿を現してくれます。
今のこの時期は冬なので寒いですが、国産カブトムシには耐寒性がありますので、寒い時期でも死んだりすることはありません。
寒さをじっと乗り越えて、次の夏には立派な成虫へと成長してくれます。
こうやって探す場所を変えてみれば、冬でも立派に国産カブトムシは生きています。
夏の成虫状態の形態も勿論格好良いですが、冬場の幼虫状態の国産カブトムシを探して飼育してみるのもまた違った楽しさがあると思います。
次の夏に羽化する姿が楽しみですね^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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