今回もお客様から頂いた質問です。

 

「飼育して、ネットとかで調べていると「前蛹」という言葉が出て来ます。「前蛹」とは「蛹」とは違うのですか?蛹の前の部分かと思っていたのですが?」

 

なるほど・・・・。

改めて言われてみるまで、じっくりと考えた事がありませんでした。

 

「前蛹」も言葉だけで見れば、「蛹」という文字がついていますので、初めての方には「蛹の前の部分」と文字通り受け止められていてもおかしくはありませんね。

 

でも、本当は「前蛹」とは、「蛹」の前段階のステージの状態を言います。

 

 

言葉だけではちょっとピンと来ないかもしれないので、実際に「前蛹」の幼虫をご紹介してみたいと思います。

 

上記画像が前蛹状態の幼虫になります。

※この虫の種類はヘラクレスオオカブトムシです。

 

よーく見てみると、

身体全体がシワシワになり、そして、頭部とアゴと手足が固まっています

 

身体(胴体部分やお尻)だけはまだクネクネと動かすことも出来ますが、手もアゴも動かないので、噛む事も移動することも出来ません。

この状態の幼虫を「前蛹」と言います。

 

真上からの画像を見てみましょう。

 

手足が固まると、まるで「バンザイ」をしているような恰好になります。

 

この状態(前蛹状態)を経由した後、蛹へと変態します。

 

 

クワガタ、カブトムシの幼虫は成長過程において、

 

          


幼虫(動き噛める状態)

          


前蛹(ほとんど動けず手足、アゴも固まる状態)

          


蛹(サナギ)

          

羽化

※参考例:ヘラクレス・ヘラクレス

 

という流れで成長していきます。

このちょうど真ん中の蛹になる前の状態が前蛹ということになります。

 

如何でしたでしょうか?

長年虫に携わっていると、つい当たり前に思っている事でも、改めて振り返ってみると、やはり虫って面白いな~って深く実感させられます。

更に更に虫が好きになりました^^

 

※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。