露天掘り(ろてんぼり) とは?【Shiho的見解】
最近、飼育についての質問が多いですね。
それだけクワカブ飼育に熱中なさっている方々が多いということで嬉しい限りです^^
さて、今回もお客様からの質問にありました。
「露天掘りってなんですか?」
「露天掘り」・・・。
私達にとっては聞きなれた言葉ですが、初心者の方などには確かに聞きなれない言葉かもしれないですね。
露天掘りとは、簡単に説明すると、クワガタやカブトが成虫、蛹もしくは前蛹状態になり、まだ蛹室内部にいる時に、蛹室の上面のマットや菌糸等の一部を壊し、上から見えるように露出させることを言い表します。。
言葉で言うとちょっとピンと来ないかもしれませんので、まずは実際の露天掘りの様子をご紹介すると、
【マルスゾウカブト♀蛹の露天掘り状態】
【ヘラクレス♂成虫時点での露天掘り状態】
【オオクワガタ♂成虫時点での露天掘り状態】
このように個体の上面を露出させることを露天掘りと言います。
自然界では虫は一番良い条件の環境に自ら移動して、蛹化や羽化を行う事ができますが、 人間のブリード下においてはその管理条件の下羽化を行わないといけません。
それがたとえ粗悪な環境下においてもその場所で成虫にならなければなりません。
その場合、状況によっては手助けしてあげないと蛹化不全&羽化不全を起こす場合があるのですが、露天掘りにする事により環境を改善したり、蛹室の状態をチェックしやすくしたり出来ます。
上記のように生体を露出させ状態をチェックする露天掘り。
もちろんこの露天掘りにもメリット、デメリットは少なからずあります。
次回の日記では、この事も踏まえて露天掘りの実際の手順をご紹介してみたいと思います。
※ 今回ご紹介した考え方ややり方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるものです。人それぞれやり方も考え方も違うと思いますので、あくまでご参考程度に読んで頂ければ幸いです。ご了承下さいませm(_ _)m ※
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