生体を飼育していると様々なトラブルがあります。

その中の一つに、成虫の部分欠損があります。

アゴ欠け、触角欠け、など色々とあると思いますが、一番多くみられるのは「フ節欠け」だと思います。

 

フ節が欠けてしまっても、クワガタ、カブトム達の生活に影響は無いのか?

 

今日はこの事をテーマに、あくまで私:Shihoの個人的見解で少し書いてみようと思います。

※ 考え方や感じ方は人それぞれですので、ご参考までにご了承頂けますようお願い申し上げます ※

 

 

まず正常なクワガタ♀の足はどのようなものなのか?

 

上記画像は正常(完品)状態のクワガタ♀(オオクワガタ)です。

 

前足の各パーツの事を足の先から順に、

・爪(つめ)
・フ節(ふせつ)
・腿節(たいせつ)
・脛節(けいせつ)

と呼ばれています。

 

 

では次に「フ節欠け」とはどのような状態か?

 

 

はい、この上画像の赤マルの部分、いわゆるこの部分、先に延びるはずである爪等がありません。

右側の前足と比較してみると一目瞭然ですね。

このパーツが無い部分を「フ節(ふせつ)」といい、そのフ節が無いことをが無いことを「フ節欠け」と呼んでいます。

 

このフ節が無い場合、個体が生活するにおいてどのような影響があるのでしょうか?

私が考えうる内で、あくまで私の考え方になりますが、それぞれの行動内でフ節欠損になった場合の、マイナス面や問題なし面の例を挙げてみました。

 

 

【フ節が無い場合の生活面での影響】

 

【成虫管理】

 

・飼育下においてはマット上の徘徊ならば問題なし
・飼育下においては転倒防止材などを爪のひっかかりを利用しての起き上がりなどは多少困難。
・飼育下において、ゼリー等のエサを食べるには問題なし。

 

 

【交尾】

 

・上から乗るタイプ、いわゆる♀を背後から爪で捕まえて交尾するタイプには大きなマイナス点

ただし、オオクワ等のクロス:V交尾をするタイプ等には影響は少ないと考える。

 

 

【産卵】

 



※爪をしっかりと材に立てて摑まっている※

 

・材産みが主体の種類には、欠損部分によっては影響ある可能性がある。

特に爪を含む前足フ節の欠損は、材を掴&推進力に繋がる為、無い場合は大きなマイナス点と考える。

 

 


※マット産卵の種ではスコップのような役割を持つ腿節(たいせつ)が重要※

 

・マット産みが主体(カブトムシ、クワガタではツヤクワガタやネブトクワガタ)の種類には爪を含むフ節欠損は特に問題無いと考える。

マット産卵をさせる場合はフ節より腿節(たいせつ)の有無が重要になる傾向がある。

 

 

個体が古くなると、どうしても弱い部分(フ節など)から欠損が始まってしまう可能性が高くなります。

爪があること、フセツがあること等、場合によっては必要ない時もあれば、必要な時もあると考えます。

出来れば欠損箇所など起こらずにいてほしいですよね。

 

 

如何でしょうか?

上記で述べたのが、私:Shihoが考えうる足欠損時の生活面での影響です。

人によって考え方は様々ですので、ご参考程度にご覧頂ければ幸いです。

 

 

※ この日記で述べた内容はあくまでShiho個人の考え方や感じ方、やり方であってそれを押し付けるもではございません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。ご了承下さいますようお願い申し上げます ※

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