クワガタ、カブトムシが集まる(採れる)木を知っておこう!2020年度版 【ミズナラ】【シラカシ】④
「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?」シリーズ。
今回は【ミズナラ】【シラカシ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。
※日本全国にはクワガタ、カブトムシが集まる木はかなり数多くあって、すべての木をご紹介するのは難しいです。また木の名称も私がご紹介するのは確実なものではないかもしれません。
木は地域によって呼び方も変わったり、愛称などで呼ばれていることもよくあります。よって今回ご紹介する木の名称も、見る方によっては「えっ、その名前違うよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこの所はご勘弁頂きながらご覧頂けますことをご了承くださいませ。m(_ _)m
では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。
第4回目:【ミズナラ】【シラカシ】の木のご紹介です。
【ミズナラ】
形はコナラに似るがコナラより葉は大きい。
色もコナラより心なしか少し明るめ。
<Shiho採集実績>
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
スジクワガタ
アカアシクワガタ
カブトムシ
カナブン
アオカナブン
ミズナラ。コナラより少し標高が高い所で多く見られる傾向があります。
私が通う採集フィールドでは、生えているもののそこまで数は多くなく、見かけるのはコナラの方が多いです。
しかしクワガタは集まります。採集実績はコナラとほぼ同じ種類ですが、ミズナラではミヤマクワガタが多く採れます。
樹液の出はコナラと似ていて若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には荒い樹皮の割れ目などから樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。
コナラ同様、木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。
【シラカシ】
<Shiho採集実績>
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
ヒラタクワガタ
スジクワガタ
コクワガタ
カブトムシ
カナブン
クロカナブン
カシの木の種の中のシラカシです。
樹液の質はにじみ出るような感じで、サラッと薄い印象があります。
シラカシの木は公園や神社などによく植えられており、時間が経つと結構な大木に育ちます。
私が通うフィールドにあるシラカシでは蹴ると主にノコギリクワガタが落ちて来ることが多いです。実際先日夜に採集に行った際、樹液にノコギリの大歯♂が付いて樹液を舐めていました。その他ではコクワガタ、ミヤマクワガタも採れる事があります。
シラカシの樹皮から染み出る樹液に付くノコギリ♂
(ノコのアゴ下の白っぽいのが樹液です)
また他の場所では、シラカシの周りには沢山のクヌギの木もありました。さすがにクヌギの木の樹液パワーには適わないようで、ほとんどのクワガタ、カブトムシはクヌギの樹液に付いていました。
でもその時もノコギリクワガタが2頭ほど付いていましたので、クワガタ、カブトを引き付ける樹液は間違いなく出すようです。とりあえずシラカシを見つけたら、まずはルッキングしてみると良いと思います。
如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介、【ミズナラ】【シラカシ】の木2種をさせて頂きました。
勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。
それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。
この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。
日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。
今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。
また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。
ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。
きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)
※この日記上で述べている考え方や方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
2 Comments »
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Shihoさん、お久しぶりです!
Yukiです。
昨シーズンは、ほとんど報告できませんでしたが、採集結果は、ヒラタ60up、ミヤマ69up、ノコギリ67upと、3種全てで、自己ギネスを更新する事が出来ました。
ヒラタは、60upの他にも、大型を複数採集できました。
2月に引っ越し、全く知らない場所ですが、既に7ヶ所に開拓に行き、現地点でコクワを4♂3♀発見しています。
新居で念願のクワガタスペースを確保でき、まずはムシモンを一番にブリードしたかったのですが、購入できず、変わりに一目惚れのカミジョウオオクワを購入しました。
そこで質問なのですが、今日ハンドペアリングを試みたのですが、最初は♀が動き回って上手くいかず、時間を置いて再チャレンジしたところ、少し目を離している間に合体した様で、しっかり受精しているのが確認出来たのですが、わずか1、2分程で離れてしまい、その後も♂は何度もアプローチするものの、あと一歩の所で♀が動いてしまい、延々と追いかけっこになってしまい、一旦中断しました。
♂♀共に羽化して1年経っているので、成熟はしていると思うのですが、さすがに1、2分では短過ぎる感じがするので、再度ペアリングさせた方がベストかとは思うのですが、♀が逃げ回るので、もう一度やれるかは分かりません。
また♀の符節が2本取れていて、早めにセットした方が良いと思うのですが、このままセット組んでも大丈夫でしょうか?
一応元気ですが、余りストレスを与えると、寿命が短くなりそうですし、あまり体力を使わせたくないので悩みどころです。
凶暴では無さそうですが、同居は少し心配なので出来ればやりたくないです。
ドルクス系は交尾時間が短いと聞いた事が有るのですが、普通どのくらいの時間、回数を行うものなのでしょうか。
初歩的な質問ですみません(^_^*)
長文失礼しました。
Comment by Yuki — 2020年3月28日 @ 6:53 PM
Yuki さん
ご無沙汰しております。
昨年も採集頑張っていたとのことで何よりです。
自己記録更新おめでとうございます^^
さてカミジョウの件ですが、交尾時間が1~2分ということですが、ドルクス系って基本的に交尾時間が短いように私も感じます。
カミジョウでなくオオクワなのですが、過去に同じような経験が何度かあります。
ハンドペアリングを試み、ほんの2~3分で交尾がすぐに終了し、その後は♀が嫌がりだしたのでそのまま一度の超短時間での交尾で産卵セットを組んだのですが、結果無事幼虫を得ることが出来ました。そういう事が10個体位はあったと記憶しております。
なので、短いペアリング時間で絶対にダメだということはないとは私は思っていますので、それ以来は短くてもペアリングが成功したら、とりあえず産卵セットに入れるようにしています。
あくまで私個人の考え方や経験上でのことですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。
ではよろしくお願い申し上げます。
今年も採集頑張りましょう!^^
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2020年3月29日 @ 8:58 AM