梅雨時~夏場にかけては、ジメジメとした湿度の高い時期が多くなる為に嫌でも発生しやすくなる「青カビ」

時折どこからともなくやって来て菌糸ビンやマット、ゼリーにまで発生することのある厄介な菌です。

しかも中には「トリコデルマ」などという毒素を出すこともある菌種もあるらしいので、更に厄介ですよね。

 

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【参考例:菌糸ボトルに蔓延した青カビ】

 

 

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【参考例:青カビが発生した菌糸ボトル断面】

 

今回は「青カビ」が発生した際、どのような対処を取れば良いのかをご紹介してみたいと思います。

※ここからご紹介する考えや対策、方法はあくまでも私:Shihoが個人的に行っている&考えていることであり、絶対に確実な方法とは断言は出来ません。あくまでご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。ご了承下さいませ。

 

<菌糸ボトルに青カビが発生した場合の対処方法>

 

①青カビが発生した菌糸ボトルを見て、ほぼ全体的に「青カビ」が広がっていれば、菌糸ビン自体を全交換。中身の菌糸は全て廃棄、ボトル自体も完璧な殺菌消毒または廃棄処分する。

 

②側面や上面に1~2か所だけ「青カビ」が発生し、取り除ける範囲であれば、スプーンなどでキレイに取り除く。それでも取り除いた容器の内側に「青カビ」が付着し、残っているならば、アルコール無しの普通のティッシュなどでキレイに拭き取る。

③念のため、菌糸ボトルの外側も消毒用アルコール(エタノール等)でキレイに拭き取る。付着菌を取り除く為。

 

④密閉した空間(冷やし虫家や簡易温室など)内で管理していた場合ならば、一旦全てボトル等を外に出した上で、中をキレイにアルコール消毒(軽くスプレーして噴霧したり、棚板などを拭き取る等)して、しばらくしてから容器等を再度入れ直す。

 

⑤広い空間内で飼育管理している場合は、消毒用アルコール(エタノール等)を噴霧することで多少なりにも空気中に浮遊する浮遊菌からの対策となると考えます。しかし菌糸自体もアルコールには弱い為、あまり多用はしない方が良いと考えます。

 

如何でしたでしょうか?
上記が私が考える「青カビ」が発生した時の対処方法です。

 

菌糸ボトル内等だけで発生が留まっていれば、その部分ヶ所だけを取り除き、廃棄すれば解決するので対処も容易なのですが、既に浮遊菌として空気中に青カビの菌が漂っている場合は厄介だと考えます。

上記でも書いたように消毒用アルコール(エタノール等)を噴霧することで、多少なりにも効果はあるとは思いますが、空気中の浮遊菌を完全に全滅させるとは考えにくいです。

その場合、消毒はしたが、またしばらくしたら「青カビ」が発生したという事も十分考えられることだと思います。

なかなか根絶は難しく、その都度根気よく対処していくしか方法は無いように思われます。

 

※上記の考え方&方法は、あくまで私的考えでありますので、絶対にこうだということではございません。あくまでご参考程度にして頂ければ幸いです m(__)m

 

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