こちらも久しぶりに登場。ベルティペスコフキカブトの羽化報告です。
【ベルティペスコフキカブト♂40mm】
【ベルティペスコフキカブト♀33mm】
【飼育種】
和名:ベルティペスコフキカブト
学名:Lycomedes velutipes
【羽化体長】♂40mm ♀33mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】 460ccブロー容器(径85mm×高さ100mm)
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計7ヶ月程度)
ビロード状の体毛がとてもキレイなベルティペスコフキカブト。
産卵は少なめですが、幼虫が取れれば幼虫飼育は容易な方です。今回は完熟Mat で飼育しましたが問題なく羽化してくれました。大きさも40mmだったのでまずまずだと思います。
小型カブトらしくエサ食いも小食でえさ交換も途中1回ですみました。途中ダニや劣化が無ければこのように少なめの交換で羽化までいけます。
今度は完熟Mat で産卵セットを組んでみたいと思います。
結果が出ましたらまた日記上でご報告したいと思います。(^^)
使用したアイテム
今日は久しぶりにシカクワガタの話題。
色虫的要素も兼ね備えた人気シカクワ、スペキオススシカクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:スペキオススシカクワガタ
学名:Rhaetulus speciosus
産地:タイ産
累代:F2
【羽化体長】♂58mm、♀33mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】20~22℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計11ヶ月程度)
スペキオススシカ♂の体色は褐色の黒混じり、♀は真っ黒と対照的なシカクワガタ。♂顎は一旦開いてから前方に伸びる、 このタイプには台湾シカクワ(Rhaetulus crenatus)等も同じような顎形状ですが、台湾シカクワ(Rhaetulus crenatus)の方は♂の色合いは一律真っ黒です。
今回はきのこMatでの飼育で、 ♂58mmと60mmの大台には届きませんでしたが、まずまずの容姿で満足しております。
飼育は比較的容易な方だと思います。
菌糸、マットどちらでも育ちます。現在弊社のエサでは、きのこMat、 くわMat 、Basicシリーズ(菌糸)、Elementシリーズ(菌糸)での羽化実績があります。過去にくわMatで♂61mm、 Elementシリーズ(菌糸)で♂62mmがあります。
また今回は設定温度を少し低めに設定しましたので羽化までに少し時間がかかりました。 25℃設定で持っていけば8~9ヶ月もあれば羽化してくれます。
今回使用した容器は 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)でしたが、エサ食い自体は小食の方ですので、 もう少し小さめの容器でもよいかもしれません。
今回スペキオススの紹介が久しぶりなので、産卵セッティングについてもご紹介しておきましょう。
スペキオススシカの産卵は基本的には材産みですが、押し固めたマットにも産んでくれます。
わたしの場合は以下のようなセッティングを組みます。
【産卵に使用したマット】完熟Mat +材2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースM (W305×D195×H232)
【産卵管理温度】25℃(若干低温気味)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
【真上から見たセット完成図】
このような感じでセットを組んで約2ヶ月程度放置します。(勿論その間えさ交換はします)
私はクワガタの場合なるだけ採卵はしない派ですので、幼虫が孵化してくれるまで待ちます。 もし早くに材がボロボロに齧られてしまっていた場合には新しい材を追加交換します。
設定温度はスペキオススの場合低め(20℃前後)より少し高め(25℃前後)の方がよい結果が出ています。
カブトと違って少し手間がかかるクワガタですが、成功した時の喜びは大きいです。是非機会がありましたら一度飼育してみて下さいませ。 格好いいですよ~。(^^)
使用したアイテム
寒さも一段落してきました。4月です。いよいよシーズン突入間近ですね。今日はおなじみサタンオオカブトの産卵報告シリーズ、第4回目です。
【飼育種】
和名:サタンオオカブト
学名:Dynastes satanus
産地:ボリビア産
累代:F2(親♂♀共に同血統兄弟)
産卵セット方法&結果は以下の通りです。
【産卵結果】4回目:10卵
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】3回目:2/28~3/28の約30日間
【産卵に使用するケース】衣装ケース中タイプ程度
【産卵管理温度】18~20℃
【水分量(湿度)】通常の設定よりほんの少し水分量多め。(手で強く握って少し水が染み出る位)
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
クリックでカブトムシ発酵マット産卵の詳細に移動
長く続いてきたサタンの産卵報告も今回が最後になりました。今回の産卵セット回収をもって♀の死亡が確認されました。
今回(第4回目)の採卵数は10卵でした。(すみません、デジカメの不調で今回画像がUP出来ませんでした。御了承下さいませ)
今回第4回目のセット期間は長めの1ヶ月程度を設けたのですが、♀が死亡間近のせいもあってか産卵数が思ったよりありませんでした。とはいえ、多数の卵を産んでくれたのですから十分頑張ってくれたと思います。大満足の結果でした。
今回のサタンの産卵結果をまとめてみました。
【採卵結果】
1回目:58卵
2回目:15卵
3回目:39卵
4回目:10卵
合計122卵
【産卵に関しての感想】
今回サタンオオカブトに使用したマットは完熟Mat
でしたが、問題なく順調に産卵してくれました。一昔前はワイルド品の方がよく産んでくれるという話も聞きましたが、
今回セットを組んだのはブリードものF2個体同士でのインラインブリード。
この累代でもまだ産卵数には影響はなく多数の産卵を確認出来ました。
セット方法としてはやはり一番大事なのは温度。低め(18~20℃)が適温のように感じました。水分量は多くも無く少なくも無く
(手でギュッと握って土団子が出来る位)でOK。湿度はそんなに高くありませんでしたが、これも問題なく大丈夫でした。
上記が今回のサタンの産卵結果でした。後は孵化数ですが、既に第1回、2回に採卵した卵が順次孵化してきています。
こちらはまた最終結果が分かった時点でまとめてご紹介したいと思います。(^^)
使用したアイテム
今日も小型カブトの羽化報告。
久しぶりのテルシテスヒメゾウカブトです。
【飼育種】
和名:テルシテスヒメゾウカブト
学名:Megasoma thersites
産地:メキシコ産
累代:F3
【羽化体長】♂40mm、♀33mm
【使用したエサ】黒土Mat
【使用した容器】500ccブロー容器使用
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計約11月程度)
今回は黒土Mat のみでの飼育で羽化まで持って行きました。
飼育はとても容易な方です。前回はきのこMat で飼育しましたが、今回は産卵~羽化までずっと黒土Matでの飼育。 大きさ的にはまだ少し小ぶりですが、飼育という点では特に問題はありませんでした。
♂の体毛のキレイな事。この個体は羽化してまだ間もないので体毛も擦れていないのでとてもキレイです。 大型のゾウカブトと違って羽化が早いのもいいですよね。是非機会がありましたら挑戦してみて下さいませ。とても可愛いですよ。(^^)
使用したアイテム
ほぼ1年ぶりにサビイロカブトの羽化報告です。
今回はきのこMatではなく黒土Matのみ使用での羽化です。
title=”画像003 010″
height=”180″
alt=”画像003 010″
【サビイロカブト♀32mm】
【飼育種】
和名:サビイロカブト
学名:Allomyrina pfeifferi celebensis
【羽化体長】♂37mm ♀32mm
【使用したエサ】黒土Mat
【使用した容器】 460ccブロー容器(径85mm×高さ100mm)
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計7ヶ月程度)
皆さんご存知サビイロカブト。
冒頭にも書きましたが今回は産卵用としてオススメしている黒土Mat
を幼虫飼育で使用してみました。
まだ1頭目ですので全体的な結論は言えませんが、一発目は少し小さめの個体で羽化しました。
上はまだ羽化前のサビイロ♀の蛹。
この使用している容器は460ccブロー容器。このような感じで飼育しています。
蛹室もしっかりと作られており、蛹の渋滞もすごく良さそうです。
サビイロカブトの飼育自体はとても簡単です。
わたしの場合は設定温度は25℃前後で管理しております。
サビイロは寒さにはとても弱いのでこの日本の冬を常温で過ごさせるのはちょっと厳しいような気がします。
今回は黒土Mat
での飼育でしたのできのこMatで飼育した場合より若干ですが羽化までの日にちがかかっているみたいです。
とはいっても1ヶ月~1ヶ月半程度の遅れです。でも個体自体はとても元気に羽化しております。
色合いもスゥエード調とふさふさしていてゾウカブトを思わせる模様。羽化直後はとてもキレイです。なかなか味のある小型カブトですよ。
(^^)
使用したアイテム
久しぶりにカブトに戻り、ゴロファ種の羽化報告です。
今回はおなじみピサロです。
【飼育種】
和名:ゴロファ・ピサロタテヅノカブト
学名:Golofa pizarro
産地:エクアドル
累代:F2
【羽化体長】♂34mm ♀31mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】 800ccPPボトルの空容器使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約8ヶ月(合計10月程度)
今やおなじみとなったゴロファ・ピサロ。
今回は完熟Matのみ使用での羽化報告です。
少し小型の♂ですが一発目の羽化♂ですのでまだまだこれから大型♂の羽化が期待できそうです。
飼育はとても簡単です。今回は使用したマットが完熟Matということもあってある程度熟度が進んでいる為、
マットの劣化にはそこまで気を使う必要性がありませんでした。体長的に比較するときのこMat
飼育個体の方に軍配があがるようですが、完熟Mat
でも問題なく育って羽化してくれます。
♂の色合いと違って♀は黒一色。
♂♀が違った色合いもまたいい味を出していると思いませんか?とてもキレイな小型カブトです。
飼育も簡単ですので機会がありましたら是非一度飼育してみるのも良いと思います。(^^)
使用したアイテム
ドルクス連発です。
今日はグランディスオオクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:グランディスオオクワガタ
学名:Dorcus grandis
産地:ラオス産
累代:F2
【羽化体長】♂79mm、♀51mm
【使用したエサ】
♂:Element1100~Element1400の2本使用
♀:Element800~Element800の2本使用
【設定管理温度】22℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:1令後期投入して約6ヶ月半(合計7ヶ月半程度)
♀:1令後期投入して約9ヶ月(合計10ヶ月程度)
内歯が横向きになる特徴があるグランディスオオクワガタ。今回はラオス産のグランディスです。
♂は79mmと80mmにもう少し足りませんでした。♀の方は51mmと50mmを突破してくれたので良かったです。
飼育はとても簡単でマットでも菌糸でもどちらでも順調に育ってくれます。今回は菌糸で育てました。
少し低温気味で出来るだけ菌糸の交換をひっぱりました。♂は最後の菌糸はギリギリでした。最後にもう1本交換しないといけないかな・・・
と思いましたが、何とか持ってくれました。
♀の方は余裕でした。1本目はキレイに8割がた食い尽くして、2本目は半分食したところでマット化したところに蛹化~そのまま羽化でした。
本当は♀は既に2ヶ月も前に羽化していたのですが、♂が羽化して固まるのを待ってUPしました。
黒光りがとてもキレイです。今度は産卵で頑張ります。(^^)
使用したアイテム
先日に続き、国産オオクワガタの羽化報告Ⅱです。
今回はElement1100
~Element1400と菌糸ビンでの羽化になります。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus curvidens binodulosusu
産地:日本国佐賀県産
累代:CB
【羽化体長】♂77mmUP
【使用したエサ】Element1100
~Element1400の2本使用
【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】1令後期投入して約8ヶ月(合計10ヶ月程度)
今回は菌糸ビンでの羽化。
羽化までの期間も短く、そしてさすがにそこそこ大きくなりました。77mmUPあります。
上でも書きましたが1令後期程度でElement1100に投入。
4ヶ月位ひっぱって、次にElement1400
に入れました。
先日のマット飼育では12ヶ月程かかって73mmでしたが菌糸だと10ヶ月程度で77mm。やはりえさ環境の違いでしょうか?
ちなみに先日マットで羽化した73mmとこの77mmは同血統の兄弟でもあります。素質的には同じはずですが個体差という事も考えられます。
飼育のやり方一つで結果も変わってくる・・・。奥が深いですよね。(^^)
使用したアイテム
いよいよ3月に入りました。
冬も峠を越したような感じで、クワカブシーズン突入も間近ですね。
こちらではそれに合わせたかのように昨年早い時期に幼虫を取った国産オオクワガタがちらほら羽化を始めています。今日は久しぶりにクワガタ、
根強い人気の高い国産オオクワガタの羽化のご報告です。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus curvidens binodulosusu
産地:日本国佐賀県産
累代:CB
【羽化体長】♂73mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】 850cc菌糸ボトルの空ボトル使用
【えさ交換回数】途中3回
【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約10ヶ月(合計12ヶ月程度)
根強いファンが多い国産オオクワガタ。
今回は菌糸飼育ではなくきのこMatでのマット飼育で羽化させました。
サイズ的には73mmと現在のオオクワガタギネスに比べると全く及ばないですが、とてもキレイに羽化してくれました。
上の画像は蛹室から取り出した時の画像です。
本当は蛹室内に居る脱出前の画像も撮りたかったのですが、残念ながら力の入れすぎで壊してしまいました。申し訳御座いません・・・。
この容器は850ccのPPボトル。比較的小さな容器ですが、そこまで大型を目指さないのであればこの位の容量で十分に羽化してくれます。
ディンプルも羽化不全もなくキレイな個体。
オオクワガタを見ると初心に帰った気がしてなんだかほっとしますね。(^^)
使用したアイテム
サタンオオカブトの産卵報告シリーズ、第3回目です。
【飼育種】
和名:サタンオオカブト
学名 Dynastes satanus
産地:ボリビア産
累代:F2(親♂♀共に同血統兄弟)
産卵セット方法&結果は以下の通りです。
【産卵結果】 3回目:39卵 2回目:15卵 1回目:卵58個 トータル:112卵
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】3回目:2/2~2/26の約24日間
【産卵に使用するケース】衣装ケース中タイプ程度
【産卵管理温度】18~20℃
【水分量(湿度)】通常の設定よりほんの少し水分量多め。(手で強く握って少し水が染み出る位)
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
今回はサタンオオカブトの産卵の第3回目の採卵。
第1回目の採卵が58卵、2回目15卵、そして今回は39卵でした。
前回(2回目)が15卵と少なくあまり期待はしていなかったのですが、今回は39卵! 産みしぶりだしたからといってもまだ諦めるのは早いということですね。いい教訓になりました。
しかしながら♀はもうかなり体重も軽くなり、元気もありませんでした。
あと一回いけるのかな・・・酷かな・・・。(^^ゞゞ
最近のコメント