今回はセレベスオオヒラタクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。
【参考画像:セレベスオオヒラタクワガタ♂】
【飼育種】
和名:セレベスオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
産地:セレベス島
オオヒラタクワガタのセレベス島産。
とても大型になり、内歯は上の方にある内歯上がりのタイプの個体が多い傾向があります。
野外品&飼育品での流通も多い種く、飼育も産卵、幼虫飼育共に容易な種です。
それでは私個人のやり方ではございますが、幼虫飼育方法と産卵方法をご紹介してみたいと思います。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸(Basicでもelementでも可)、
きのこマット
【飼育容器:容量】
♂:1100~2000㏄程度
♀:800~1100㏄程度
【えさ交換回数】
菌糸ビン:途中2~3回程度
マット飼育:途中2~3回程度
菌糸ビンでの例(あくまでShihoの経験上)として、
♂:1100~1400~2000~2000㏄
♀:800~1100~1100㏄
(※幼虫の大きさ、性別、菌糸、マットの劣化により差異あり)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヵ月程度
♀:8~10ヵ月程度
(※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、幼虫の大きさによって個体差があります※)
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
マットでも弊社のマットでは、きのこマットでよく育ってくれますが、私の場合は菌糸ビンの方が良い結果が出ています。
管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
※なるだけ直径が大きい方が良い
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめで、直径の大きめの材を使用する事をお勧めします。
特別難しい種ではなく、産卵も幼虫飼育も容易な種ですが、幼虫飼育ではとにかく大きくなりますので、エサ切れには注意しましょう。
皆さんも機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2022年5月13日
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今回は外国産ミヤマクワガタの一種、ユダイクスミヤマクワガタの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。
【参考画像:ユダイクスミヤマクワガタ♂個体】
【飼育種】
和名:ユダイクスミヤマクワガタ
学名:Lucanus cervus judaicus
産地:トルコ、シリア等
幼虫飼育はマット飼育で育てております。
ヨーロッパミヤマクワガタの一種、ユダイクスミヤマクワガタです。
細長いしなった大アゴは日本のミヤマクワガタとは異なる形状でとても格好良いです。
日本のミヤマクワガタみたいに体毛はなく、色合いも茶褐色という感じです。
飼育は管理温度さえ気を付ければ、産卵&幼虫飼育共に比較的容易な種だと思います。
ただ低温で飼育するせいもあって大型の♂を羽化させるには長い時間も必要になって来ます。
では、幼虫飼育方法からご紹介してみたいと思います。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
1令時:黒土マット、もしくは完熟マット
※産卵に使用したマットと同じマットで育てた方が無難です※
2~3令時:黒土マット、完熟マットをベースに、きのこマットを幼虫の食いを見ながら混ぜ加え、栄養価を高めていく。
【飼育する容器の大きさ】
1令時:800㏄PPボトル程度の容量
2~3令時:1400PPボトル程度の容量
【設定温度】
18~20℃前後(※重要)
【羽化までにかかる大体の時間:20℃前後管理下】
♂:初令投入して約14~24ヶ月
♀:初令投入して12~24ヶ月
※管理温度&飼育エサの種類、また幼虫の大きさや個性によって羽化までの時間帯は大きく異なります。
幼虫飼育は 基本的にマット飼育です。
あくまで私のやり方ですが、1令時は産卵セットに使用したのと同等のマット(黒土マットや完熟マット等)をベースにして与え、2~3令になってから栄養価の高いきのこマットを少しずつブレンド(混ぜて)して与えるやり方をしております。
きのこマットの方が栄養価の面では若干高いので2~3令の成長期に出来るだけ高栄養のものを与えたいのでそういう方法を取ることもあります。
但し幼虫個体によっては、エサを変えると食い渋る時がありますので、あくまで幼虫の様子を見ながら混ぜ与えてやると良いと思います。
栄養価の高いマットを与えることで、より大型のサイズを狙う目的です。
羽化サイズは特に気にしないという方は、ブレンドせずに産卵セットに使用したマットで最後まで羽化まで持って行っても構わないと思います。
エサの種類、幼虫の大きさ、管理温度、個体の個性により幼虫期間は大きく変わりますが、幼虫期間も比較的長くかかる傾向があるようです。低温飼育している影響もあるでしょう。
温度管理さえ出来れば、飼育はそう難しい種ではありませんので、エサ交換のタイミングと温度管理を気を付ければ無事に羽化させられると思います。
★★産卵方法★★
次に産卵方法についてご紹介したいと思います。
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの産卵ケース】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面5割程度固く詰めて上部5~8センチはフンワリと。
【設定温度】
18~20℃前後(※重要)
セット方法を画像付きでご紹介します。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
産卵に関してですが、温度管理(低温気味に管理)に気を付ければそこまで難しくはないと感じます。
使用するマットで一番のお勧めは黒土マットですが、完熟マットで産卵させてデータを取った結果もそこまで悪くはありませんでしたので、黒土マットか完熟マットをお勧め致します。
如何でしたでしょうか?
今回はユダイクスミヤマクワガタのご紹介をさせて頂きました。
飼育も外国産ミヤマ種の中でも比較的容易な種なので挑戦し易いと思います。
何度も書いていますが、重要な点は温度管理です。低温気味に管理が出来ればそこまで難しい種ではないと感じております。
とても格好の良いクワガタですので、是非皆様も機会がございましたら一度挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2022年5月10日
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今回はダイオウヒラタクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。
【参考画像:ダイオウヒラタクワガタ♂】
【飼育種】
和名:ダイオウヒラタクワガタ
学名:Dorcus bucephalus
産地:ジャワ島(東部、西部)
ダイオウヒラタ、ジャワ島の特産種。
アゴ先端が内側に湾曲し、体幅も大きい。スマトラオオヒラタなどのオオヒラタ種(titanus)とは異なる。
東部産と西部産で、両アゴを合わせた際に形状が異なるとされるが、ジャワ島中央部にも生息しているので、あくまで目安的に考えるのが良いかもしれません。
東部産:両顎を閉じた時、合わせた所が平行になる。
西部産:両顎を閉じた時、合わせた所が少し山型になる。
野外品&飼育品での流通も多い種く、飼育も産卵、幼虫飼育共に容易な種です。
それでは私個人のやり方ではございますが、幼虫飼育方法と産卵方法をご紹介してみたいと思います。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット
【マット飼育の場合に使用する容器】
♂800~1400程度
【菌糸飼育の場合】
♂1100~1400㏄の2本程度
♀800~800(もしくは1100)の2本程度
※菌糸ビンの劣化、幼虫の食いによってはもう一本必要とする場合もあります※
【設定管理温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間:菌糸の場合】
♂:初令投入して約10~12ヶ月程度
♀:初令投入して約6~8ヶ月程度
※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、亜種の違いによって個体差があります※
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
マットでも弊社のマットでは、きのこマットでよく育ってくれます。
管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~l程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
セット方法を画像付きでご紹介します。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースM~l程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていましたが、材を入れてのセットも有効です。
♀によは個体差があり、はマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
特別難しい種ではないと感じています。
皆さんも是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2022年5月6日
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今回はランプリマ種:アウラタキンイロクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。
【参考画像:アウラタキンイロ♂♀:オーストラリア産】
【参考画像:アウラタキンイロ♂♀:タスマニア産】
【飼育種】
和名:アウラタキンイロクワガタ
学名:Lamprima aurata
産地:オーストラリア、タスマニア等
Lamprima属の一種、アウラタキンイロクワガタ。
アウラタキンイロはパプキンの近縁種であり、風貌もとてもよ く似ています。
産地ごとに特徴はあり、顎が短く、光沢が強いのが特徴です。ほとんど大歯のタイプは見かけません。
また体色はオーストラリア本土産の アウラタは♂緑や黄色が多く、♀も黄色、赤、緑色が多い傾向があるように思えます。
一方タスマニア産のアウラタキンイロは♂に紫が多く、♀も青や紫の色合いが多く見られる傾向があるようです。
飼育方法については容易な種だと感じております。
私なりのやり方ではございますが、幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【使用する飼育容器】
プリンカップ120~300㏄程度あればOK
【えさ交換回数】
途中1~2回程度(※マットの劣化や状況による)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約5~8か月程度
♀:約3~6か月程度
※あくまで目安です。管理環境(管理温度、飼育するエサ等)によって個体差があります※
幼虫飼育は容易な種だと感じてます。
私は主にマット飼育で行っていますが、菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。
マットを入れる容器も 120㏄~300㏄程度もあれば十分です。
マットに劣化等がなければ、2令投入位であれば、ほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。
管理温度は20~25℃程度 で管理するようにしております。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でマットをぎゅっと握ったて土団子が出来、手のひらで転がしても壊れない程度。ぎゅっと握った時指の間から水が染み出ない程度の水分量)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りの2割は空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
(※ 柔らかめの材が好ましい)
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でマットをぎゅっと握ったて土団子が出来、手のひらで転がしても壊れない程度。ぎゅっと握った時指の間から水が染み出ない程度の水分量)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
コバエシャッターを使用してのケース例です。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
またアウラタキンイロは羽化して約1ヵ月位で後食する近縁種のパプアキンイロクワガタと違い、羽化してから後食するまでの期間が少し長めになる場合が多いように感じます。
管理温度や個体差等も勿論ありますが、個体によっては長い時には半年以上かかる場合もありました。
休眠期間はあるかもしれませんが、どちらにしても後食を開始してからの繁殖活動となりますので、後食の時期を気を付けていれば良いかと思います。
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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2022年4月30日
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今回はフタマタ種、マンディブラリスフタマタクワガタの飼育方法(幼虫飼育方法&産卵方法)についてご紹介したいと思います。
【個体参考画像:マンディブラリスフタマタ♂】
【飼育種】
和名:マンディブラリスフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius mandibularis sumatranus
産地:スマトラ島
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。
では共にご紹介致します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸(Element、Basic何方でも可)
きのこマット、完熟マット
【飼育容器】
♂:1000~1500㏄程度の容器
♀:800㏄程度の容器
【エサ交換回数】
途中2~3回程度
※ エサの減り具合、劣化等により異なる
【設定温度】
20~23℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約12~14ヶ月
♀:約8~10ヶ月
※エサの種類、羽化後の体長によっても誤差が出る※
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種。
弊社の商品では、菌糸ビン類(Basic、Element)。
マット飼育では、きのこマット、完熟マットがお勧めです。
【菌糸:Element で飼育中のマンディブ幼虫】
【2回目交換時体重:36g】
【羽化した個体:♂100.5mm】
この個体の時は菌糸ビン:Element×3本を使用。
EP1100~EP1400~EP1400
2本目(EP-1400)終了時点では体重は36g。
その後3本目(EP-1400)をじっくり食いあげて何とか100mmUPにはなってくれました。
(※ 最終的な最大幼虫体重は未計測)
★★産卵方法★★
【産卵に使用するもの】
マット+材2本程度
【お勧めマット】
きのこマット、完熟マット
【お勧め材】
産卵木:クヌギorコナラ、カワラ材、霊芝材等
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
まずマットをケース底面(3~4㎝程度)固く詰める。
そして材を入れ、その回りは材がマットに埋もれないように材が半分以上露出するようにセットする。
図示すると以下のような感じで組みます。
実際の産卵セッティング手順です
まずは使用する材を用意。
下記画像はクヌギ材になります。
あくまで私が選ぶ基準は、少しは柔らかいが、しっかりと身の詰まった材を選ぶようにしています。
柔らかいがしっかりとした材を選ぶ
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。
材が露出してしまう転がし産卵セッティングの場合は、材にカビが発生しやすいという難点もあります。
なので皮を剥かずにセッティングするという方も多くいらっしゃいます。
私の場合は皮は剝く派なので、剝くセッティング方法でご紹介します。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。
マンディブラリスは材産みが主体なので、マットは基本的には何でもOKです。
針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。
弊社のマットではきのこマット、完熟マットでの使用がお勧めです。
次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。
この画像で使用しているのはクヌギ材2本です。少し柔らかめの材です。
ゼリーと生体を入れて完成。
真上からの画像です。
このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。
いわゆる「転がし産卵」で十分です。
いかがでしたでしょうか?
マンディブラリスは上記の方法で飼育が可能です。
ただ産卵の場合、産卵数はそれほど多くはありません。
飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
使用したアイテム
Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
2022年4月26日
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今回はツヤクワガタの一種、インターメディアツヤクワガタの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。
【参考画像:インターメディア♂個体】
【飼育種】
和名:インターメディアツヤタクワガタ
学名:Odontolabis intermedia
産地:フィリピン・パラワン島、ネグロス島等
光沢のある真っ黒なボディが美しいインターディア。
体長も大型になり100㎜を超えてくる個体もあり迫力もあります。
飼育はツヤクワガタ種の中では比較的容易な方で、産卵は個体によってバラツキがありますが、当たれば沢山産んでくれます。
幼虫飼育はマット飼育で育ちます。
では、幼虫飼育方法からご紹介してみたいと思います。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
1令時:黒土マット、もしくは完熟マット
※産卵に使用したマットと同じマットで育てた方が無難です※
2~3令時:黒土マット、完熟マットをベースに、きのこマットを幼虫の食いを見ながら混ぜ加え、栄養価を高めていく。
【飼育する容器の大きさ】
1令時:800㏄PPボトル程度の容量
2~3令時:1400PPボトル程度の容量
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間:20~25℃管理下】
♂:初令投入して約12~18ヶ月
♀:初令投入して12~16ヶ月
※管理温度&飼育エサの種類、また幼虫の大きさによって羽化までの時間帯は異なります。
幼虫飼育は 基本的にマット飼育です。
ツヤクワガタ種はよく熟したマットを好む傾向があります。
あくまで私のやり方ですが、1令時は黒土マットや完熟マットをベースにして与え、2~3令になってから栄養価の高いきのこマットを少しずつブレンド(混ぜて)して与えるやり方をしております。
きのこマットの方が栄養価の面では若干高いので2~3令の成長期に出来るだけ高栄養のものを与えたいのでそういう方法を取ることもあります。
但し幼虫個体によっては、エサを変えると食い渋る時がありますので、あくまで幼虫の様子を見ながら混ぜ与えてやると良いと思います。
栄養価の高いマットを与えることで、より大型のサイズを狙う目的です。
羽化サイズは特に気にしないという方は、ブレンドせずに産卵セットに使用したマットで最後まで羽化まで持って行っても構わないと思います。
エサの種類、幼虫の大きさ、管理温度により幼虫期間は大きく変わりますが、幼虫期間も比較的長くかかる傾向があるようです。
またツヤクワガタの幼虫は他の種でもそうですが、ちょっと変わったエサの食べ方をします。
ガラス瓶などの外から見える容器でマット飼育をしているとよく分かるのですが、容器の中間付近に空洞を作ってから居食いする傾向が見られます。
この空洞、結構大きく場合によってはマットが容器の中で上下に分かれているような状態になるときもあります。
その上下のマットに「くの字」に接するようなかんじで幼虫は居ずわりながらマットを食しているような様子です。
これはドルクスやノコ、ティタヌスなどではほとんど見られない様子なのでとても興味深いです。
管理自体はそう難しい種ではありませんので、エサ交換のタイミングと温度管理を気を付ければ無事に羽化させられると思います。
★★産卵方法★★
次に産卵方法についてご紹介したいと思います。
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの産卵ケース】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面5割程度固く詰めて上部5~8センチはフンワリと。
【設定温度】
23~25℃前後
セット方法を画像付きでご紹介します。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
産卵に関してですが、ツヤクワガタの♀は産む個体と産まない個体の当たりハズレが非常に大きいです。
産む時は60~70卵位産んだ時もありますが、産まない時は全くの0、もしくは産んでも1~2頭ということも珍しくはありません。
野外品個体の場合は、いかにして当たり♀をGETするかというのも成功の分かれ道となりそうです。
そして当たり♀に当たった場合は驚くほど沢山産んでくる場合もあります。
孵化率もそれほど悪くなく、順調に孵化してくれる感じがあります。
使用するマットで一番のお勧めは黒土マットですが、その後完熟マットで産卵させてデータを取った結果、そこまで悪くはありませんでしたので、黒土マットか完熟マットをお勧め致します。
また産卵セットのマットの詰め方ですが、ツヤクワガタ種は柔らかく詰めたマットの上部でもばら撒き産卵をする傾向もあります。
今回は私のやり方で、固く敷き詰めるタイプの様子をご紹介しましたが、そこまで固くマットを敷き詰めなくても大丈夫かもしれません。その辺りはお好みで試してみて頂けると幸いです。
如何でしたでしょうか?
今回はインターメディアツヤクワガタのご紹介をさせて頂きました。
飼育もツヤクワガタ種の中でも比較的容易な種なので挑戦し易いと思います。
とても綺麗で美しいクワガタですので、是非皆様も機会がございましたら一度挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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2022年4月22日
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4月も下旬に差し掛かりました。
最近はここ宮崎も昼間は暑い日が多く25℃を越える日も多いので、まだ4月ではございますが、先日の日曜日(4/17)に思い切って今シーズン初の野外採集に行ってみることにしました。
今回は採集に行った4/17の採集の様子をご紹介してみたいと思います。
【2022年4月17日の採集】
採集ポイントに到着。
ここはクヌギとハルニレの混生地です。
この上記画像に写っている手前の木はハルニレ。
こちらはクヌギの木。
まだ小さいですが葉も育ってきており、淡優しい緑色が美しいです。
いよいよ今シーズンの野外採集の始まりです^^
と、その前に。
まずは、毎回の恒例行事、
お神酒を大地に捧げて山の神様へのご挨拶。
「いつもありがとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げますm(__)m」
と、声を出しながら採集させて頂けることの感謝のご挨拶をさせて頂きました。
そして、いよいよ採集開始です!^^
この時季に出て来るクワガタは、コクワガタ、スジクワガタ、ヒラタクワガタ、オオクワガタ、ネブトクワガタ等の黒色系クワガタが主になります。
それらはほとんどが樹皮裏やウロ(洞)を住処にしておりますので、木を蹴る蹴り採集ではなく、樹皮裏やウロを覗き込んで探す採集方法で探していきます。
こういった隙間や奥を暗ければライトを照らしながら確認していきます。。
次々と確認していくと、
奥に隠れていた大型のムカデ。
こちらは何ていう虫でしたっけ??
採集ではよく見かける虫です。。
と探してみましたが、なかなかクワガタの姿が見つかりません。。
約1時間程が経過。。。
なかなか見つからないので、場所を変えることにします。。
少し標高を下げた所にある場所に移動。。
そこにある少し大きめのクヌギの木を見てみると、
おおおっつ!!
・・・・・・・・・・!!
これです!
これが見たかったんです!!涙
テンションが一気に上がり、気分は夏モードに!!(笑
目視で確認出来るのは3頭のクワガタ。
これは取り出すのは簡単そうなので、取り出して、お顔を拝見させて頂きました。
コクワガタ♂3頭
コクワガタなのは分かっていましたが、3頭ともに全て♂個体でした。
この時季に見られる個体ならば越冬個体の可能性が高いですが、3個体共、所々に傷が擦れがあるものの、比較的綺麗な個体でした。
このような感じで計3時間程、今シーズン初の野外樹液採集を楽しみました!
今回見つけたのはコクワガタのみでしたが、クワガタの姿を確認出来、ようやくシーズン開幕という気分が沸いて来ました。
これから少しづつもっと暖かくなって来ますので、他にも色んな種類のクワガタ達が登場してくるはずです。
また次回を楽しみにしたいと思います。
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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今回はギラファクワガタ:亜種ケイスケイの飼育方法をご紹介したいと思います。
【参考画像:ギラファノコギリクワガタ:亜種ケイスケイ♂】
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
(亜種ケイスケイ)
学名:Prosopocoilus giraffa keisukei
産地:インドネシア フローレス島
外国産ノコギリクワガタの中では高い知名度を持つギラファノコギリクワガタ。
この亜種:ケイスケイはそのギラファノコギリの中でも最大サイズになる亜種で知られております。
野外品&飼育品での流通も多い種く、飼育も産卵、幼虫飼育共に容易な種です。
それでは私なりのやり方では御座いますが、飼育方法をご紹介してみたいと思います。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸(Basicでもelementでも可)、
きのこマット
【飼育容器:容量】
♂:1100~1400㏄程度
♀:800~1100㏄程度
【えさ交換回数】
菌糸ビン:途中2~3回程度
マット飼育:途中2~3回程度
菌糸ビンでの例(あくまでShihoの経験上)として、
♂:1100~1400~1400㏄
♀:800~1100~1100㏄
(※幼虫の大きさ、性別、菌糸、マットの劣化により差異あり)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヵ月程度
♀:8~10ヵ月程度
(※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、幼虫の大きさによって個体差があります※)
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
マットでも弊社のマットでは、きのこマットでよく育ってくれますが、私の場合は菌糸ビンの方が良い結果が出ています。
管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
※なるだけ直径が大きい方が良い
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめで、直径の大きめの材を使用する事をお勧めします。
特別難しい種ではなく、産卵も幼虫飼育も容易な種ですが、幼虫飼育ではとにかく大きくなりますので、エサ切れには注意しましょう。
皆さんも機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
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2022年4月15日
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今回はランプリマ種:パプアキンイロクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。
【個体参考画像:パプアキンイロクワガタ♂♀】
【飼育種】
和名:パプアキンイロクワガタ
学名:Lamprima adolphinae
産地:イリアン、アルファック等
飼育方法もとっても容易な種です。
幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【使用する飼育容器】
プリンカップ120~300㏄程度あればOK
【えさ交換回数】
途中1~2回程度(※マットの劣化や状況による)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約5~8か月程度
♀:約3~6か月程度
※あくまで目安です。管理環境(管理温度、飼育するエサ等)によって個体差があります※
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
私は主にマット飼育で行っていますが、菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。
マットを入れる容器も 120㏄~300㏄程度もあれば十分です。
マットに劣化等がなければ、2令投入位であれば、ほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。
管理温度は20~25℃程度 で管理。
パプアキンイロクワガタは暑さ、寒さ共に強い種ですが、極端な暑さ寒さには注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でマットをぎゅっと握ったて土団子が出来、手のひらで転がしても壊れない程度。ぎゅっと握った時指の間から水が染み出ない程度の水分量)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りの2割は空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
(※ 柔らかめの材が好ましい)
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でマットをぎゅっと握ったて土団子が出来、手のひらで転がしても壊れない程度。ぎゅっと握った時指の間から水が染み出ない程度の水分量)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
コバエシャッターを使用してのケース例です。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私はパプキンの場合は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
皆さんも是非機会がございましたら飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2022年4月12日
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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今回はフタマタ種、リノケロスフタマタクワガタの飼育方法(幼虫飼育方法&産卵方法)についてご紹介したいと思います。
【個体参考画像:リノケロスフタマタ♂】
【飼育種】
和名:リノケロスフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius rhinoceros
産地:ジャワ島
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。
では共にご紹介致します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸(Element、Basic何方でも可)
きのこマット、完熟マット
【飼育容器】
♂:1000~1500㏄程度の容器
♀:800㏄程度の容器
【エサ交換回数】
途中2~3回程度
※ エサの減り具合、劣化等により異なる
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約12~14ヶ月
♀:約8~10ヶ月
※エサの種類、羽化後の体長、管理温度によっても誤差が出る※
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種。
弊社の商品では、菌糸ビン類(Basic、Element)。
マット飼育では、きのこマット、完熟マットがお勧めです。
★★産卵方法★★
【産卵に使用するもの】
マット+材2本程度
【お勧めマット】
きのこマット、完熟マット
【お勧め材】
産卵木:クヌギorコナラ、カワラ材、霊芝材等
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
まずマットをケース底面(3~4㎝程度)固く詰める。
そして材を入れ、その回りは材がマットに埋もれないように材が半分以上露出するようにセットする。
図示すると以下のような感じで組みます。
実際の産卵セッティング手順です
まずは使用する材を用意。
下記画像はクヌギ材になります。
あくまで私が選ぶ基準は、少しは柔らかいが、しっかりと身の詰まった材を選ぶようにしています。
柔らかいがしっかりとした材を選ぶ
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。
材が露出してしまう転がし産卵セッティングの場合は、材にカビが発生しやすいという難点もあります。
なので皮を剥かずにセッティングするという方も多くいらっしゃいます。
私の場合は皮は剝く派なので、剝くセッティング方法でご紹介します。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。
マンディブラリスは材産みが主体なので、マットは基本的には何でもOKです。
針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。
弊社のマットではきのこマット、完熟マットでの使用がお勧めです。
次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。
この画像で使用しているのはクヌギ材2本です。少し柔らかめの材です。
ゼリーと生体を入れて完成。
真上からの画像です。
このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。
いわゆる「転がし産卵」で十分です。
いかがでしたでしょうか?
上記が私が行っているリノケロスフタマタクワガタの飼育方法です。
飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
使用したアイテム
Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
2022年4月8日
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
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