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「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ、 今回はクワガタではありませんが、「国産カナブン」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。 カナブン...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ、

今回はクワガタではありませんが、「国産カナブン」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。

カナブンには主に、

「カナブン」
「クロカナブン」
「アオカナブン」

の3つが知られており、夏の樹液採集でもよく見かける事が出来ます。

色合いのキレイなカナブン、色合いも様々なタイプがあり(カナブンの場合)、とても美しくクワガタ、カブトムシには無い魅力があります。

 

今回は「カナブン」の産卵の方法をご紹介してみたいと思います。

 


【個体参考例:色彩変化多彩のカナブン】

 

【飼育種】
和名:カナブン
学名:Rhomborrhina japonica
産地:日本国

 

 

<産卵セット時の方法>

【お勧めのマット】
黒土マット
【お勧めの容器】
クリーンケースS~L程度
【水分量】
※クワガタやカブトムシの産卵セット時より少し少な目にするのがポイント
【マットの詰め方】
ケース底面7割程、中程度の強さで押し固めて、上部はフンワリと敷き詰める程度
【設定温度】
25~28℃前後

 

 

まずは産卵セットに使用するケースを準備。
今回はクリーンケースを使用します。
IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
お勧めは完熟マット、もしくは黒土マット。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきますが、クワガタのマット産卵セット時のようにガチガチに固める必要はありません。中程度の固さで大丈夫です。
IMGP7706

 

中程度固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

親となる♀を入れ、クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

 

セット方法を図示するとこのような感じです。
matsanranset

 

 

如何でしたでしょうか?
上記が私のカナブンの飼育方法です。

マットの水分量が少し少な目にする以外は国産カブトムシのセット方法とほとんど同じです。

皆様も色合い美しいカナブンの産卵に是非挑戦してみませんか?(⌒∇⌒)

 

※この方法&セット方法の考え方はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

 

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

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10月中旬。 ここ最近いきなり寒くなりま...続きを読む

10月中旬。 ここ最近いきなり寒くなりましたねー。 ここ南国宮崎でさえも朝なんて特に肌寒いくらいです。 しかし秋の澄み切った山の空気が私を誘います、ということで...続きを読む

10月中旬。

ここ最近いきなり寒くなりましたねー。

ここ南国宮崎でさえも朝なんて特に肌寒いくらいです。

しかし秋の澄み切った山の空気が私を誘います、ということで昨日10/12に山へ行って来ました。

 

【10/12の採集】

 

季節は完全に秋。

黄色く色づいた柿が見事な彩を加えます。

 

ポイントに到着。

 

探して回ってみると、

 

ハルニレの樹皮隙間に潜るようにクワガタの姿を発見。

コクワガタ♀でした。

 

この時期になると、この花が山に咲き乱れます。

セイタカアワダチソウです。

蝶やハナムグリなどがまだこの時期でも集まって来ます。

 

こちらのハルニレの深い樹皮裏からは、

 

ヒラタクワガタ♂が入っていました。

敢えて計測はしませんでしたが、体長は約50㎜ほど。

歯も身体もカケ、擦れ満載で、この夏を生き抜いてきた姿が見受けられます。。

 

こちらのハルニレ木を蹴ってみると、

 

ポトっ

 

と軽い音。

探し当ててみると、

なんとノコギリクワガタ♂!

前回の採集では全く見つからなかったので、今シーズンはもう諦めムードでしたが、ここに来てまさかの復活登場!嬉しい限りです!^^

ギリギリ大歯型のとても綺麗な個体。

体長は♂50㎜前半位といった所でしょうか。

 

採集の途中で、とてもキレイな白いキノコを発見。

 

とても小さくて可愛らしいキノコでした。

 

こちらの木の隙間にもクワガタの姿を発見!

 

コクワガタ♂の大歯型

なかなか立派なコクワガタの♂でした。

体長は♂40㎜ほど。。

 

となりにあったハルニレ木。

 

このツタが絡まっている部分の隙間には、

小歯型のコクワガタ♂がいました。

 

そして、この木の裏側の部分を見てみると、

 

なんと今日2頭目のノコギリクワガタ♂を発見!

樹皮上を移動中?でした。。

 

途中、

アケビがピンク色に色づいて沢山実っていました。

収穫するとすればこの時期なんですね、覚えておこう笑^^

 

このような感じで、10/中旬の宮崎での野外採集を楽しみました。

今回は何といってもノコギリクワガタが復活して見れたことが嬉しかったですね^^

しかし今回はミヤマクワガタの姿が見られませんでした。

数的にも激減しているので、もうそろそろシーズン完全終了の足跡が聞こえて来そうです。。

 

 

※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

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2023年10月13日

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「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。 今回は「国産ネブトクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。   ※国産ネブトク...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。

今回は「国産ネブトクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。

 

※国産ネブトクワガタは亜種:アマミネブトや沖永良部ネブト等多数ありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※

 

ネブトクワガタ、とても小さく、あまり格好よい印象はないかもしれませんが、それは小~中歯タイプでの事、大型の大歯タイプのフォルムは素晴らしく格好が良く、これを国産オオクワ位のサイズにしてみたら、国内一格好の良いクワガタと言っても過言ではありません。

 

※飼育方法につきましては、過去の日記記事と重複する部分(一部加筆&訂正あり)がございます。あらかじめ御了承下さいませ。

 


【個体参考例:本土産ネブトクワガタ♂】

 

【飼育種】
和名:本土産ネブトクワガタ
学名:Aegus laevicollis
産地:日本国

 

 

<産卵セット時の方法>

【お勧めのマット】
黒土マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3cmはフンワリと。
【設定温度】
25~28℃前後

 

 

まずは産卵セットに使用するケースを準備。
今回はクリーンケースを使用します。
IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
お勧めは完熟マット、もしくは黒土マット。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

親となる♀(参考画像)を入れます。

【個体参考例:本土ネブトクワガタ♀】

 

 
 
 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

 

セット方法を図示するとこのような感じです。
matsanranset

 

 

如何でしたでしょうか?
上記が私の本土産ネブトクワガタの飼育方法です。

本土産ネブトはシーズン中に野外で採集したワイルド♀から持ち腹で産ませようとすると、なかなか産まないことが多いと言われています。

一説にはネブトクワガタの♀はシーズン開始したら、まずは産卵を済ませてから木に付くと言われていることもあるみたいです。

なので木に付いているワイルドの♀を採集して産卵させても、既に産卵終了している個体なので産まないとか・・・。

真偽の方ははっきりとは分かりませんが、確かにワイルドものの♀をそのまま産卵させた場合、なかなか手強いのは事実です。

ちなにみ実際私の所でも、累代ものの個体の場合、意外にあっさりと産んでくれた経験があります。(本土ネブトと奄美ネブト)

それか何か上手く産ませるコツがあるのかもしれませんね。

皆さんも国産のネブトクワガタの採集個体を持っていらっしゃいましたら、是非一度挑戦してみて下さいませ。

 

※この方法&セット方法の考え方はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

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「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。 今回は「スジクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。 ※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。

今回は「スジクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。

※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

野外採集してきた個体も、飼育個体も産卵方法は同じですので、これからスジクワガタを産卵させようと思われている方の参考になれれば幸いです。

 

 
【スジクワガタ♂:2018年度採集個体】

 

 

 スジクワ♀1
【参考画像:スジクワガタ♀個体】

 

【飼育種】
和名:スジクワガタ
学名:Dorcus striatipennis
産地:日本国

 

スジクワガタの場合、産卵木を使用した方法が最適です。

 

<産卵セット時の方法>

 

★材を使用しての産卵セット方法★

 

【産卵に使用するマット&材】
マット+材2本程度
【産卵に使用するマット】
きのこマット完熟マット黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】 
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
材の頭が出るようにセット。

 

産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)

 

zaisanranset

 

 

では画像と共にセット方法の手順をご紹介したいと思います。

 

<手順>

 

まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

お勧めは、きのこマット完熟マット黒土マットです。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれます。

しかしスジクワガタに関してはほとんど材産みが主なようです。
スジクワガタは野外では土に半分埋まった材からも幼虫が出てくるので、本来は材産みですが、似たような環境を作る為に私の場合は敢えて材を埋めるようにセットしています。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

 

 産卵セッティングに関しては上記のようなやり方でセットを組めば大丈夫だと思います。

 

 

次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。

 

 <割り出し、幼虫取り出しの時期>

 

スジクワガタの場合、基本的に材産みの種ですので、材の中に幼虫が入っているのがほとんどです。ですが、上記のような埋め込み式のセット方法を組んだ場合、結構な確率で、マット側面にも幼虫が確認出来る事も多々あります。

理由は材からこぼれ落ちた幼虫がそのままマットに移行し、マットも発酵マットゆえ食べる事が出来るので、材には戻らずそのままマット中に居座る為です。

 

割り出しのタイミングは、基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。但しマット状態が悪い場合、すべての幼虫は材に入り込んでマットには出てない場合もあります。

あくまでも目安ですが、ケース側面&底面に幼虫が見えている時は、「ケース側面&底面に幼虫が5~6頭位見え始め、その幼虫の大きさが2令位の大きさになった位」が割り出しの目安です。

もしマット側面&底面に幼虫が見えてこない場合は、材の中にのみ入っている場合が多いですので、ケース外側からは幼虫が見えず割り出しのタイミング分かりません。そういった場合は、思い切って産卵セット開始後、「約2ヶ月程度」を目安に割り出すと良いと思います。

 

卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。

だからと言ってスジクワガタの場合も、あまり長く放置も出来ないんです。その理由は「子食い」にあります。

先の日記記事「コクワガタ編」でも書きましたが、コクワガタ、オオクワガタ、ヒラタクワガタ等のドルクス系クワガタは子食いの可能性が高いことで知られています。勿論スジクワガタも同様です。

産卵をしている♀は栄養補給の為に高蛋白質のものを欲し、栄養価の高い幼虫、いわゆる自分が産んだ我が子を食してしまう事がよくあります。

 

コクワガタ幼虫子食い
子食いによって親♀に食された幼虫(コクワガタのセット)

 

こうならない為にも、産卵セットを組んだ後、ある程度の期間で割り出してあげる事も必要になってきます。このことはスジクワガタ、コクワガタ、オオクワガタやヒラタクワガタ等のドルクス系でも同様だと言えると思います。ご注意下さいませ。

 

いかがでしたでしょうか?

上記が私のスジクワガタの産卵セットの組み方です。

スジクワガタの産卵セット時の管理温度は私の場合は25℃前後程度で行っています。

実際、以前もこの温度帯で成功していますので、この温度帯をご紹介していますが、ただスジクワガタは野外でも比較的標高のある所を好みますので、25℃前後よりもうすこし低い温度設定でも良いのかもしれません。

是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

 

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10月に入りました! 宮崎でもここ数日で...続きを読む

10月に入りました! 宮崎でもここ数日で一気に肌寒くなった感じがあります。 とはいえまだまだ日中は25℃は越えるくらいはありますので、今回も山へ行って来ました。...続きを読む

10月に入りました!

宮崎でもここ数日で一気に肌寒くなった感じがあります。

とはいえまだまだ日中は25℃は越えるくらいはありますので、今回も山へ行って来ました。

 

ポイントに行く途中で、

 

山の秋の味覚の一つ、アケビを見つけました。

まだまだ青いのも多かったですが、中にはもんのりピンク色がかっているものあり、数個収穫させて頂きました。

 

割ってみると、・・いい感じです!

優しい甘みでとても美味しく私も大好きなフルーツです^^

 

さて採集ポイントに到着。

 

このポイントのクヌギの木の様子。

 

まだ葉は青いものの、既に劣化してボロボロになっています。

それに何となく水気がなく弱弱しいですね。夏の季節の終わりを感じます。

 

探して回ると、

 

樹皮の中に何か黒い影を見つけました。

 

どうやらヒラタクワガタ♀のようです。

しっかりと潜り込んでいるので、もう敢えて取り出さず観察までとしました。

 

 

こちらの隙間を覗いてみると、

 

スジクワガタ♂が入っていました。

小さいサイズですが、それでも何とか大歯型は出ているようです。

 

こちらはハルニレの木。

 

ハルニレの葉もボロボロですね。

穴だらけで、一部は黄色く色付いて来ていました。。

今の時期の木々の様子はこんな感じなんですね。。

 

その後なかなか頭数が上がらず、

 

見廻っていると、

 

ハルニレ木の樹皮上を徘徊しているコクワガタ♂がいました。

 

内歯が消失している小型のコクワガタ♂です。

右後ろ脚フセツも欠損しており、身体も擦れなどの摩耗があります。

この夏を生き抜いた精鋭なのでしょうね~。

 

このコクワ♂がいた木を叩いてみると、

 

ポトっと、

軽くい落下音がしました。

 

ドングリかなぁ~と思いつつチェックして見ると、

 

なんと、ミヤマクワガタ♀でした。

 

今日初めての黒系以外のクワガタです!

10月ラベルのミヤマクワガタに嬉しくなりました!^^

 

しかし、その後は鳴かず飛ばず・・・

 

見かけたのは4頭と、とても寂しい結果となりました。

ここに来て、とうとうノコギリの姿も見かけませんでした。。

 

とはいえ、今回行ったポイントは、いつも行くポイントとはちょっと違うポイントだったので、まだまだ他ポイントで期待値はあります。

もうそこまでシーズン完全終了の足跡が聞こえていますが、あと数回楽しませてもらおうと思います^^

 

※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

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2023年10月3日

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「夏に採集したクワガタを産卵させてみようシリーズ」、今回は「ヒラタクワガタ」の産卵セット方法をご紹介してみたいと思います。 ※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみようシリーズ」、今回は「ヒラタクワガタ」の産卵セット方法をご紹介してみたいと思います。

※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

※ヒラタクワガタには沢山の亜種:ツシマヒラタやスジブトヒラタ等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※

 

IMGP5894
【個体参考画像:本土ヒラタクワガタ♂】

 

【飼育種】
和名:ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus

 

ヒラタクワガタの場合、2つのセット方法があります。

①マットのみで産卵セットを行う方法
②材を使用して産卵セットを行う方法
です。

 

産卵セッティングは人それぞれお好みがあるのでしょうから、両方のやり方をご紹介したいと思います。

 

<産卵セット時の方法>
※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介になります※

 

★マットのみで産卵セットを行う場合★

【累代】
天然ものWD♀を使用

【お勧めのマット】
完熟マット

【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度

【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度

【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3cmはフンワリと。

【設定温度】
25~27℃前後

 

<セット手順>

 

まずは産卵セットに使用するケースを準備。

今回はクリーンケースを使用します。
IMGP7733

マットを大きなケースに出します。

 

お勧めは完熟マット
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。

IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。

IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。

IMGP7708

 

ゼリーを入れます。

IMGP7710

 

親となる♀(下記はヒラタクワガタ♀参考画像)を入れます。

IMGP4281

IMGP7717

 

クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

★材を使用して産卵セットを組む場合★

【お勧めのマット】
完熟マット

【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど

【お勧めの容器】
クリーンケースM~L

【産卵管理温度】
25~27℃前後

【水分量(湿度)】
多からず少なからず

 

<セット方法>

ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

 

まずは使用する材を用意。こちらはクヌギ材になります。

IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。

IMGP7731
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。

IMGP7736

 

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。

IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

お勧めは完熟マットです。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。

IMGP7744

 

上から見た画像

IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。

IMGP7746

 

ゼリーを入れます。

IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。

IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zaisanranset

産卵セッティングに関しては上記の2パターンの内のいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

 

私の場合は主にマットのみの産卵で行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。

 

<割り出し、幼虫取り出しの時期>

基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。

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側面から見た様子(※マットのみ産卵の場合)

 

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底面から見た様子(※マットのみ産卵の場合)

 

上記画像は「マットのみの産卵」で産まれた幼虫達の画像ですが、上の数位見えてきたら、大成功!もう十分割り出しても大丈夫です。

あくまで私の場合になりますが、「マットのみの産卵セット」の場合、大体産卵セット開始して、約1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に割り出すようにしています。

 

「材を使用したセットで産卵セットを組んだ場合」は、ケース側面などに幼虫が見えていれば、それを目安にすれば良いのですが、材に産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。

その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

 

ただし飼育ケース内の環境が急激に悪化したり、ケース側面や底面にまったく卵や幼虫が見られなかったり、♀が全く潜る気配を見せずマット上面を徘徊ばかりしている時は話は別になります。

 

今回は野外ものの♀はほぼ交尾が終了していると言っても過言ではないので、♀の持ち腹を期待して、そのまま♀のみを産卵セットに入れるやり方をご紹介しました。

 

しかし、♀がなかなかマットに潜る行動をしなかったり、何回かセットしても全く産まない場合は、♂がいるならば再交尾をさせた方が良い場合もあると思います。そのあたりは状況を見て臨機応変に対応してあげて下さいませ。

 

下の画像は過去に行ったヒラタクワガタ産卵セット割り出し風景です。

ケース側面に見える卵
IMGP3576
※マットのみの産卵セット

 

マットよりこぼれ落ちる幼虫
IMGP3579
※マットのみの産卵セット

 

いかがでしたでしょうか?上記が私のヒラタクワガタの産卵セットの組み方です。ちなみに先日ご紹介したヒラタクワガタ産卵セット(途中経過)のセット方法は「マットのみ産卵」の方で行いました。

ヒラタクワガタの産卵セット時の管理温度は可能ならば25~27℃前後程度が望ましいので、少し気温が低くなってくる場合は温度対策などをして調整してあげて下さいませ。是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

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7月に開催した月夜野きのこ園のイベント「...続きを読む

7月に開催した月夜野きのこ園のイベント「世界のクワガタ・カブトムシ展」。 この時参加のため、私が群馬に訪れた際に、新人ちっぴーと共に「国産カブトムシの産卵セット...続きを読む

7月に開催した月夜野きのこ園のイベント「世界のクワガタ・カブトムシ展」

この時参加のため、私が群馬に訪れた際に、新人ちっぴーと共に「国産カブトムシの産卵セットのやり方」について実際に一緒に産卵セットを組んでみました。

 

その時の様子の動画が、

↑ こちらになります。

 

あれから経過すること、約2ヵ月程度。。。

 

その結果を確認しようと、ちっぴーが割り出し作業を行いました。

 

今回は私は群馬にはいなかったので、ちっぴーが一人で割り出し作業に挑戦することになりました。

果たして結果はどうなかったのか??

新人ちっぴーの大奮闘と産卵結果の方をどうぞ動画の方をご覧下さいませ^^

使用したアイテム

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「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。 今回は「オオクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介です。   ※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。

今回は「オオクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介です。

 

※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

野外採集してきた個体も、飼育個体も産卵方法は同じですので、オオクワガタを産卵させようと思われている方の参考になれれば幸いです。

 

 
【参考画像:国産オオクワガタ♂】

 

【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binodulosus
産地:日本国

 

 

オオクワガタの場合、2つのセット方法がああります。

 
①材を使用して産卵セットを行う方法
②菌床に産卵させる方法(菌床産卵セット方法)

 

産卵セッティングは人それぞれお好みがあるのでしょうから、両方のやり方をご紹介したいと思います。

 

<産卵セット時の方法>

 

★材を使用して産卵セットを組む場合★

 

【産卵に使用するマット&材】
マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【底面&材の周りに埋め込むマット】
きのこMat 、完熟Mat (お勧め)
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】 
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
材の頭が出るようにセット。

産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)

 

gateway.php

 

 

では画像と共にセット方法の手順をご紹介したいと思います。

 

 <手順>

 

まずは使用する材を用意。
下記画像はクヌギ材になります。

オオクワガタを産卵させる材の場合、あくまで私が選ぶ基準は、少しは柔らかいが、しっかりと身の詰まった材を選ぶようにしています。

オオクワガタ♀は身体ごと穿孔して産む事があるので、あまりにも柔らかい材だとすぐにバラバラになってしまう為です。
IMGP7730

柔らかいがしっかりとした材を選ぶ

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。
国産オオクワガタは材産みが主体なのでマットは基本的には何でもOKです。
針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。きのこMat 、完熟Mat 、など、どれでもOKです。

 

次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。
この画像で使用しているのはクヌギ材2本です。少し柔らかめの材です。

img_20110820T154054875

 

ゼリーと生体を入れて完成。

img_20110820T154056250

 

真上からの画像です。

img_20110820T154057531

このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。
いわゆる「転がし産卵」で十分です。

 

 

★★菌床に産卵させる方法★★
(菌床産卵セット方法)

 

【使用したケース】
クリーンケースLサイズ
【使用した菌床】
Basicクヌギブロックまるまる1個
【周りを埋め込んだマット】
きのこMat 、完熟Mat どれでもOK
【水分量】
菌床はそのまま、マットは少し水分少なめ
【設定温度】
25~27℃前後

産卵セットは以下のような感じで組みます。(参考例です)

 

まずケースを用意します。このケースはクリーンケースLサイズです。

img_20110820T154058640
【クリーンケース L】

 

次にケース底面にマットを入れます。底2~3cm程度敷き詰めます。

img_20110820T154059671

 

次に袋から出した菌糸ブロックを丸ごと入れます。
 ケースに入りきらない場合は菌糸ブロックを削って入れてもOKです。

img_20110820T154100281
【Basicクヌギ菌糸ブロック使用】

 

img_20110820T154100906

周りをほんの少しマットで埋め込みます。
今回の場合産卵種がオオクワですので完全に埋めきる必要はありません。
半分か1/3程度でOKです。

 

ゼリー、生体♂♀を入れます。

img_20110820T154101500

 

フタをして完成です。

img_20110820T154102390
【真上から見た画像】

 

img_20110820T154103250
【横から見た画像】

 

上記が産卵の手順です。

参考までにですが、2008年度に菌床産卵セットを8セット組んだ時の結果をご紹介させて頂きます。

画像003 024
【割り出した幼虫の一部】

 

①幼虫31
②幼虫29
③幼虫12
④幼虫48
⑤幼虫41
⑥幼虫5
⑦幼虫33
⑧幼虫22

この時は8♀セットで合計221頭
1セットあたりの平均27頭

※2008年度のセット時には上記のような結果が得られました。この時は爆産で、全てのセットで産卵を確認し、とても良く産んでくれたのを覚えています。

 

また今弊社にはお手軽に菌床産卵セットが出来る「オオクワガタ専用:産卵初めてセット」という商品もありますので、菌床産卵の組み方が苦手だ、面倒だと思われる方はこちらを使用してみるのも良いかと思います。

 


オオクワガタ専用:産卵初めてセット

 

通常国産オオクワガタは材産卵が主流ですが、菌床産卵することで利点もあります。

 

【菌床産卵の利点】

・セットが楽(産卵木の柔らかさや加水の手間が要らない)
・割り出しが楽(産卵木の割り出し時のように幼虫を潰すことも少なく、また手で楽に割り出せる)
・若令幼虫に最初から菌糸を摂取させられる(大型作出に有効)。

 

菌床産卵の利点は何と言っても割り出しの楽さ、それと若令幼虫より菌糸を与える事が出来るという利点です。 ただ産卵数に関しては材産みの方が若干多い場合もあるような気もします。ただ過去には40頭近く産んだ例もあるので、どっちが良いとは一概には言えないのも事実です。

 

 

【今の時期から産卵させたい方へ】

今からの時期は外気温もすでにかなり低くなってくるので国産オオクワガタが越冬体勢に入ってくることが考えられます。

勿論そのまま越冬させて来年の春以降目覚めてから産卵させても良いですが、どうしても今から産卵させたい方は、管理温度を少し高め(28℃前後)にし、湿度も高めにキープして、♀に「あっ、まだ夏だ、産める!」と錯覚させるような環境づくりをしてみると良いと思います。

こうすることによって、産卵のスイッチが入ることも少なくありません。すでに越冬体勢に入っている個体や今から産ませようと思っている方に試してみるのも手だと思います。

 

如何でしたでしょうか?
上記が私:Shihoの国産オオクワガタの飼育方法です。
是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

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9/下旬、お彼岸ですね~。 我が家の庭で...続きを読む

9/下旬、お彼岸ですね~。 我が家の庭でも綺麗なヒガンバナが咲いています。 最近、空気が変わりましたね。 少し冷たく澄んでいてまさに秋の風を感じます。。 今回は...続きを読む

9/下旬、お彼岸ですね~。

我が家の庭でも綺麗なヒガンバナが咲いています。

最近、空気が変わりましたね。

少し冷たく澄んでいてまさに秋の風を感じます。。

今回は3連休がありましたので、山に行って来ました。

 

ハルニレの樹皮の隙間に小さなクワガタの姿が見えました。

コクワガタ♂です。

 

そのコクワ♂のすぐ下の所には、

ヒラタクワガタの♂も入っていました。

サイズはあまり大きくありません。

ギリギリ♂50㎜あるかないかといった感じです。

 

 

こちらの樹皮裏には、

 

コクワガタ♂2頭

が入っていました。

ギリギリ大歯タイプってところですね。。

 

そしてこのコクワの入っていた木を叩いてみると、

カブトムシ♀が落ちて来ました。

嬉しいもので、ここ宮崎ではまだまだカブトムシの姿も見られます。

 

すぐ近くの木々の間には、

 

沢山のアケビが実っていました。

ここのアケビはまだまだ青く熟していませんね。。

もうしばらくすると皮がピンク色がかり、美味しくて甘いアケビになるでしょう。。

 

お次は、

この木は大きく、しかもシーズン中は結構何かしら落ちてくる木でもあります。

 

蹴ってみると、

 

バスっっと良い音!

 

探し当ててみると、

 

ミヤマクワガタ♂71.2㎜

 

ノコギリクワガタ中歯型

の2頭が落ちて来ました。

 

おおっつ、久しぶりのミヤマクワガタ特大サイズです!

ボディもまだまだキレイで元気いっぱいの個体でした。

頭数が減っていく中のこの時期の特大ミヤマは嬉しいものがありますね^^

 

このハルニレ木の隙間からは、

 

ヒラタクワガタ♂54㎜

が潜んでいました。

そして、同じこの木を叩いてみると、

 

ノコギリクワガタ♂66㎜

 

コクワガタ♂43㎜

 

が落ちて来ました。

コクワの方は内歯が欠けたりしていましたが、ノコギリの方は全然綺麗な感じでした。

 

2時間ほど採集を楽しみ、

そろそろ撤収しようかと思ったところで、何気にふと上を見上げると、

 

何かしら沢山の実が実っていました。
(※ちょっとピンボケでスミマセン💦)

 

下にもいくつか落ちていたので、

 

拾い上げてみると、

 

なんと、梨!

小ぶりで手のひらサイズくらいの大きさですが、間違いなく梨のようでした。

これはニホンヤナマシという山に自生する天然の梨。

落ちていたやつを少し齧ってみると、とても水々しく甘くさっぱりとした味わいで、市販の梨と比べてもほぼ見劣りしない味わいでした。

長年山に通っていますが、ニホンヤマナシを見つけたのは今回が初めて。

新たな秋の恵みを見つけて嬉しくなってしまいました^^

 

このような感じで9月下旬、お彼岸3連休時の採集を楽しませてもらいました。

今回は前回までと違って秋の空気を感じる採集でしたねー。

全体的な頭数はもちろん減っては来ておりますが、宮崎はまだまだ採集出来ます!

毎回言っているような気がしますが、もう少し今シーズンの採集を楽しませて貰いたいと思います^^

 

※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

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2023年9月19日

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「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。 今回は「アカアシクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。 ※この記事は昨年もほぼ同じ内容...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。

今回は「アカアシクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。

※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

野外採集してきた個体も、飼育個体も産卵方法は同じですので、参考になれれば幸いです。

 

 

【アカアシクワガタ参考画像】

 

【飼育種】
和名:国産アカアシクワガタ
学名:Dorcus rubrofemoratus
産地:日本

 

 アカアシクワガタの場合、産卵木を使用した方法が最適です。

 

<産卵セット時の方法>

 

★材を使用しての産卵セット方法★

【産卵に使用するマット&材】
マット+材2本程度
【お勧めマット】
きのこマット完熟マット黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
20℃前後(※重要)
【水分量(湿度)】 
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
材の頭が出るようにセット。

 

産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)

 

gateway.php

 

 

では画像と共にセット方法の手順をご紹介したいと思います。

 

<手順>

 

まずは使用する材を用意。こちらはクヌギ材になります。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

お勧めは、きのこマット完熟マット黒土マットです。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれます。

しかしアカアシクワガタに関してはほとんど材産みが主なようです。
アカアシクワガタは野外では土に半分埋まった材からも幼虫が出てくるので、本来は材産みですが、似たような環境を作る為に私の場合は敢えて材を埋めるようにセットしています。材の周りのマットはあえて固く詰めなくてもOKです。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zaisanranset

 

 産卵セッティングに関しては上記のやり方でセットを組めば大丈夫だと思います。

 

 

次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。

 

 <割り出し、幼虫取り出しの時期>

 

アカアシクワガタの場合、基本的に材産みの種ですので、材の中に幼虫が入っているのがほとんどですが、材よりこぼれ落ちた幼虫がそのまま周辺のマットを食し、マットで育っている場合があります。

割り出しのタイミングは、材からこぼれ落ちた幼虫が多数いる場合には、基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。

あくまでも目安ですが、ケース側面&底面に幼虫が見えている時は、「ケース側面&底面に幼虫が5~6頭位見え始め、その幼虫の大きさが2令位の大きさになった位」が割り出しの目安です。

 

もしマット側面&底面に幼虫が見えてこない場合は、材の中にのみ入っている場合が多いですので、ケース外側からは幼虫が見えず割り出しのタイミング分かりません。そういった場合は、思い切って産卵セット開始後、「約2ヶ月程度」を目安に割り出すと良いと思います。

 卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。

だからと言ってあまり長く放置するのも危険が伴います。
その理由は「子食い」にあります。

産卵をしている♀は栄養補給の為に高蛋白質のものを欲し、栄養価の高い幼虫、いわゆる自分が産んだ我が子を食してしまう事がよくあります。

 先の日記記事でも書いていますが、コクワガタ、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、スジクワガタ等のドルクス系クワガタは子食いの可能性が高いことで知られています。

アカアシクワガタではまだ実際に見たことはありませんが、同じドルクス系なので用心するに越したことはありません。

 

コクワガタ幼虫子食い
子食いによって親♀に食された幼虫(コクワガタのセット)

 

こうならない為にも、産卵セットを組んだ後、ある程度の期間で割り出してあげる事も必要になってきます。

 

下の画像は過去に行ったアカアシクワガタ産卵セット割り出し風景です。

 

アカアシ1
ボロボロになった産卵木

 

アカアシ5
産卵木の中のアカアシクワガタの幼虫。

 

アカアシ4
次々と出てくるアカアシクワガタの幼虫。

この時の産卵セットでは2本の産卵木で合計31頭の幼虫を取ることが出来ました。

 

 

 いかがでしたでしょうか?
上記が私のアカアシクワガタの産卵セットの組み方です。

アカアシクワガタの産卵セットで一番大事なのは温度管理、20℃前後の温度帯でセットするということだと思います。

アカアシクワガタは野外でも比較的標高の高い所に生息しております。それゆえ、産卵させる時の温度帯はミヤマクワガタ、オニクワガタ等をセットする時と同様の温度帯が好ましいです。この温度帯をキープ出来れば、産卵させること自体はそこまで難しくないと思います。

是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

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