9月になり、まだまだ暑い日が残りますが、...続きを読む

9月になり、まだまだ暑い日が残りますが、時折秋の空気も感じることもあります。 野外でのクワガタ採集と聞くと、一般的には8月位まで・・・というイメージが多いようで...続きを読む

9月になり、まだまだ暑い日が残りますが、時折秋の空気も感じることもあります。

野外でのクワガタ採集と聞くと、一般的には8月位まで・・・というイメージが多いようです。

ホームセンターや、100円均一ショップなどを見ても、9月に入るとほとんどの店で昆虫グッスの数は減少され、店頭にあったのも奥の方に戻されるようになっているように思えます。。

これはやはり子供の頃の「夏休み=虫採り」といったイメージが残っているせいかもしれませんね。

こう見ると採集が好きな我々にとっては寂しく感じますが、9月位まではまだまだクワガタ達もそれなりに活動をしています。

昨日になりますが、今回も元気に山に行って来ました。

 

【9/7の採集】

採集ポイントに向かう途中、秋の味覚の栗が沢山落ちていました。

これは山に自生している野栗ですので、市販ものと比べて実は小ぶりですが、甘み、風味、香り等が強くとても美味しいんです。

この時期は山に住む猿どももこの野栗を狙って来ます。

まさに秋の自然の恵みですね^^

 

さて、ポイントに到着しました。

いつものように木々をチェックしていくと、

 

ノコギリクワガタ♂カナブンの姿を見つけました。

この時期でもこういう光景を見るとまだホッとしてしまいますね^^

 

 

画像のハルニレ木を叩いてみると、

パラパラっ

と複数落ちてくる音がしました。

その内の一頭はコクワガタ♂

手前の葉っぱに引っ掛かりました。

 

せっかく落ちて来てくれたので、お姿を拝借。

ほんの少しの凹みがあるものの、その他は傷もなくとてもキレイな個体でした。

サイズは未計測ですが♂40㎜前半くらいでしょうか。。

 

そして同時に落ちて来たもう一頭は、

ノコギリクワガタの♂でした。

サイズは♂60㎜前半ほど。

こちらもコクワ同様にとてもキレイな個体でした。

 

 

こちらの細いハルニレ木を叩いてみると、

 

ミヤマクワガタ♂65㎜

 

小型のカブトムシ♂

の2頭が落ちて来ました。

本当はあと一頭ほど落ちた音がしたのですが、ちょっと見失ってしまいました。

 

 

こちらもハルニレ木。

この割れている樹皮裏からは、

 

ヒラタクワガタ♂50㎜前半程度

 

ネブトクワガタ小歯♂

 

の2頭が入っていました。

 

同じ木の裏側でナナフシの姿も見かけました。

 

このような感じで9月前半の採集を楽しませてもらいました。

 

今回見かけた種類は、

・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ネブトクワガタ
・コクワガタ
・ヒラタクワガタ
・カナブン
・カブトムシ

の合計7種

全体の頭数にすると、約20~30頭程だったかなと思います。

 

今回は採集時間も1時間半位と短かったせいもありますが、やはり数的には少なくなってる感は否めませんね。。

でもまだまだキレイな個体も多かったですし、また次回を楽しみにしたいと思います。

 

※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

使用したアイテム

2023年9月8日

カテゴリー

使用したアイテム

関連タグ

コメント[0]

ブックマーク・共有

毎年夏が終わると、 「成虫管理していたケ...続きを読む

毎年夏が終わると、 「成虫管理していたケースに幼虫が見つかりました、これは何の幼虫でしょうか?」 等の質問をよく受けることがあります。 実は過去の飼育日記内でも...続きを読む

毎年夏が終わると、

「成虫管理していたケースに幼虫が見つかりました、これは何の幼虫でしょうか?」

等の質問をよく受けることがあります。

実は過去の飼育日記内でも同じような質問に対して回答しております。

内容的には重複する文章(一部変更や加筆あり)になりますが、ここで改めてご紹介してみたいと思います。ご了承下さいませm(__)m

 

 

クワガタの幼虫とカブトムシの幼虫では、パッと見ただけでは皆同じように見えてしまう事が多いですよね。

しかし、よーくじっくりと観察してみると、意外にも相違点があります。
以下の文章&画像でご紹介しますので、御覧下さいませ。

 

ちなみに参考例として挙げるのは

①カブトムシ(ヘラクレスオオカブト)
②クワガタムシ(アンタエウスオオクワガタ)

の幼虫になります。
※外国産の幼虫になりますが、国産もほぼ同等と考えて頂いて良いかと思います。

 

【全体図比較】

クワカブ幼虫違い1
まずこちらの画像からですが、これは全体図での比較です。

構図的に②のクワガタの方が大きく見えますが、実際は①のカブトムシの方が2倍以上大きいです。
カブトムシの方が気門(身体に見える点々です)は大きくはっきりしています。

また②のクワガタの方が多少黄色っぽいのは3令の後期にあるためです。
幼虫は初令~2令~3令中期までは①のように白い色合いをしています。
これが蛹化が近づく3令後期になると②のように体色が黄色がかってきます。

 

【体毛比較】

クワカブ幼虫違い2
次に体毛の比較です。
カブトの方が毛深くあります。

 【頭部比較】

クワカブ幼虫違い3
次に頭の色合いの違いです。
簡単に言うと、クワガタはオレンジ(だいだい)色、カブトは黒っぽい色(こげ茶)色をしています。

 

 【お尻(肛門)での比較】

クワカブ幼虫違い4
最後にお尻(肛門)の形です。
ここは決定的ですね。カブトムシは横に割れ、クワガタは縦に割れます。

 

以上この様な点から、クワガタかカブト、どちらの幼虫か判断出来ると思います。

 

次に参考までにですが、カナブンの幼虫の画像(※クロカナブンの幼虫になります)も何点かありますので、クワガタ、カブトムシの幼虫と比較するために、ご紹介してみたいと思います。

 

【カナブン幼虫の全体図】


全体的にずんぐり、コロコロ丸っこいような感じがします。気門ははっきりとしていますが、色合いは薄いです。

 

 

【カナブン幼虫の体毛】


かなり毛深いです。毛も長くフサフサしているような感じがあります。

 

 

【カナブン幼虫の頭部】

頭は身体にめり込んでしまうほど小さく、そして頭のすぐ両側(左右)に斑点のようなものがあります。カナブン系の幼虫では大体この斑点のようなものを見かけます。頭の色合いは薄茶色といったところでしょうか。
 
 
まとめると、それぞれの頭部の色合いは、
 
クワガタ:オレンジ色
カブトムシ:こげ茶色
カナブン:薄茶色
 
といった感のようにも受け止められます。
 
如何でしたでしょうか?
上記が私が個人的に感じうる、クワガタ、カブトムシ、カナブンの幼虫の相違点でした。
 
今回は、お尻と頭部の違いについてお話しましたが、この他にも、「徘徊行動の違い・・」、「幼虫の大きさ(育った時のmax体重)」等々、この他にも区別の判断となりうる相違点があるかと思います。
 
あくまでも私が感じ方&考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです m(__)m
 
それぞれに特徴があり面白いものですよね^^
 

※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法、見解はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

使用したアイテム

2023年9月5日

カテゴリー

使用したアイテム

関連タグ

コメント[0]

ブックマーク・共有

今回は「国産カブトムシ」の産卵セットの方...続きを読む

今回は「国産カブトムシ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。   ※国産カブトムシは亜種:オキナワカブトや久米島カブト等:がありますが、産...続きを読む

今回は「国産カブトムシ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。

 

※国産カブトムシは亜種:オキナワカブトや久米島カブト等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※

 

※この記事は毎年、ほぼ同じ内容(一部変更点あり)で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

 

 


【個体参考画像:本土カブトムシ♂】

 

【飼育種】

和名:カブトムシ

 

カブトムシの場合、産卵セット方法はマット産卵で行います。

 

※またこの国産カブトの産卵セッティング方法については、YouTubeのこちらの動画でもご紹介しております。

新人ちっぴーが産卵セットに挑戦しております。

こちらも同時にご覧頂ければ幸いですm(__)m

 

<産卵セット時の方法>

※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介になります※

 

【累代】
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
黒土マット完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3cmはフンワリと。
【設定温度】
25~28℃前後

 

 

まずは産卵セットに使用するケースを準備。
今回はクリーンケースを使用します。
IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
お勧めは完熟マット、もしくは黒土マット
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

親となる♀(参考画像)を入れます。

 

 
 
 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

 

セット方法を図示するとこのような感じです。
matsanranset

 

 

<割り出し、幼虫取り出しの時期>

 

卵を採卵するか、そのまま幼虫が見えるまで自然に孵化させる方法がありますが、今回は自然に孵化させて幼虫を回収する方法をご紹介します。

本土カブトムシの寿命は短いので、ケース底面に幼虫が見える頃にはほとんどの♀は死亡してしまっている可能性が高いです。

卵で採卵するよりもそのまま自然に孵化させた方が孵化率も高いので、私の場合は幼虫割り出しは♀が死亡してしまったのを確認してから約1ヶ月後程に行う様にしています。

 

このような感じで幼虫が出て来ます。

国産カブトムシは多産なので沢山幼虫が取れるでしょう!

 

いかがでしたでしょうか?
上記が私の国産カブトムシの産卵セットの組み方です。

国産カブトムシは産卵、そして幼虫飼育共にとても容易な種です。

機会がありましたら是非一度産卵セットを挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

使用したアイテム

, , ,

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみようシリーズ」、今回は「国産ノコギリクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介してみたいと思います。   ※ノコギリクワ...続きを読む

「夏に採集したクワガタを産卵させてみようシリーズ」、今回は「国産ノコギリクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介してみたいと思います。

 

※ノコギリクワガタには沢山の亜種:アマミノコギリやトカラノコギリ等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※

※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

 



【参考画像:宮崎県産ノコギリクワガタ♂】

 

【飼育種】
和名:ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus inclinatus

 

ノコギリクワガタは2つのセット方法でご紹介します

 

①マットのみで産卵セットを行う方法
②材を使用して産卵セットを行う方法

 

産卵セッティングは人それぞれお好みがあるのでしょうから、両方のやり方をご紹介したいと思います。

 

<産卵セット時の方法>

※野外品♀を使用した産卵セットのご紹介です※

 

★マットのみで産卵セットを行う場合★

 

【累代】 
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
完熟マット黒土マットきのこマット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】
25~27℃前後

 

今回はつい最近セットを組んだばかりの様子の画像がありますので、それと共に合わせてご紹介して見たいと思います。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

親となるノコギリ♀を入れます。
頑張ってくれよ~。

IMGP7716

 

IMGP7717

 
 
 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

★材を使用して産卵セットを組む場合★

 

【お勧めのマット】
完熟マット黒土マットきのこマット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L
【産卵管理温度】
25~27℃前後
水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

 

まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。

(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません)
zaisanranset

 

産卵セッティングに関しては上記の2パターンの内のいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

私の場合は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

 

次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。

 

<割り出し、幼虫取り出しの時期>

 

基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。

卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。

 

9e081c67378c616b2d91213d706ed862
側面から見た様子
(※マットのみ産卵の場合)

 

12544407697a82f7c736732078c4729a
底面から見た様子
(※マットのみ産卵の場合)

 

上記画像は「マットのみの産卵」で産まれた幼虫達の画像ですが、上の数位見えてきたら、大成功!もう十分割り出しても大丈夫です。

あくまで私の場合になりますが、「マットのみの産卵セット」の場合、大体産卵セット開始して、約1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に割り出すようにしています。

 

「材を使用したセットで産卵セットを組んだ場合」は、ケース側面などに幼虫が見えていれば、それを目安にすれば良いのですが、材に産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。

その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみ て下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

 

ただし飼育ケース内の環境が急激に悪化したり、ケース側面や底面にまったく卵や幼虫が見られなかったり、♀が全く潜る気配を見せずマット上面を徘徊ばかりしている時は話は別になります。

今回は野外ものの♀はほぼ交尾が終了していると言っても過言ではないので、♀の持ち腹を期待して、そのまま♀のみを産卵セットに入れるやり方をご紹介しました。

しかし、♀がなかなかマットに潜る行動をしなかったり、何回かセットしても全く産まない場合は、♂がいるならば再交尾をさせた方が良い場合もあると思います。そのあたりは状況を見て臨機応変に対応してあげて下さいませ。

 

下の画像は過去に行ったノコギリクワガタ産卵セット割り出し風景です。

ノコ3
※マットのみの産卵セット

 

ノコ5
※マットのみの産卵セット

 

いかがでしたでしょうか?
上記が私のノコギリクワガタの産卵セットの組み方です。

ノコギリクワガタの産卵セット時の管理温度は可能ならば25~27℃前後程度が望ましいので、少し気温が低くなってくる場合は温度対策などをして調整してあげて下さいませ。

是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

使用したアイテム

, , , ,

皆さんは、野外採集(昆虫採集)で入手した...続きを読む

皆さんは、野外採集(昆虫採集)で入手したクワガタ&カブトムシ達はどう飼育されていますか? 採集等を楽しみ、成虫の格好よさをじっくりと堪能されたことだと思います。...続きを読む

皆さんは、野外採集(昆虫採集)で入手したクワガタ&カブトムシ達はどう飼育されていますか?

採集等を楽しみ、成虫の格好よさをじっくりと堪能されたことだと思います。

 

夏の終わりと同時に、クワガタ、カブトムシのシーズンももう終了かと思ってらっしゃる方、成虫飼育をじっくりと堪能した次は、今度は産卵&幼虫飼育にチャレンジしてみましょう。

 

今年野外で入手出来た虫達は既に熟成が完了しておりますので、即座に産卵セットを組み、幼虫を取ることが出来ます。

また野外で入手した個体の場合、わざわざ♂と♀を再度交尾させなくても、野外で既に交尾している可能性が高いので、そのまま♀のみで産卵セットを組むことが可能です。

つまり野外採集品の♀と産卵セットがあれば、幼虫を産ませることが出来るんです。

 

今回より少しずつではございますが、今年の夏、採集出来たであろうと思われる日本のクワカブの産卵セットの組み方、コツなどをご紹介していきたいと思います。

 

※この記事は毎年、ほぼ同じ内容(一部加筆や変更点もある場合あり)で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

 

今回は「ミヤマクワガタ」の産卵セットのやり方をご紹介します。

 

【ミヤマクワガタ参考画像♂:2020年度採集個体】

 

 

【飼育種】

和名:ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus

 

<産卵セット時の方法>

※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介です※

【累代】 
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
黒土マット完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】
18~20℃前後(※重要)

 

ではセットのやり方を画像に合わせてご紹介してみたいと思います。

 

まずはクリーンケースを準備

 

マットを大きなケースに出します。
img_20100824T0504283591

 

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T0504297651

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T0504311401

 

転倒防止の木片とゼリーを入れます。
img_20100824T0504325621

 

主役のミヤマ♀を入れます。

AAAA
 
 

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T0504379531

 

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

セット

 

ミヤマクワガタの産卵ポイントは何といっても設定温度です。

18~20℃ この温度帯がカギです。

この温度をキープするのは普通のご家庭では難しいでしょうが、この設定具合によって全て決まるといってもおかしくないと思います。

温度設定さえクリアすれば案外普通に産んでくれることもあります。

しかし産卵数は♀によってバラつきがあり、産む♀は結構な数を産んでくれますが、産まない♀はゼロというのも珍しくありません。

 

 

次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。

 

<割り出し、幼虫取り出しの時期>

 

基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。

卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。

 

9e081c67378c616b2d91213d706ed862
側面から見た様子(※参考例)

 

12544407697a82f7c736732078c4729a
底面から見た様子(※参考例)

 

上記の数位見えてきたら、大成功!もう十分割り出しても大丈夫です。

ミヤマクワガタの♀はオオクワガタやヒラタクワガタ等によく見られる子食いの可能性は低いと思いますので、多少割り出しする期間を長く持っても大丈夫かと思います。

あくまで私の場合になりますが、大体産卵セット開始して、約1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に割り出すようにしています。

ただし飼育ケース内の環境が急激に悪化したり、ケース側面や底面にまったく卵や幼虫が見られなかったり、♀が全く潜る気配を見せずマット上面を徘徊ばかりしている時は話は別になります。

 

今回は野外ものの♀はほぼ交尾が終了していると言っても過言ではないので、♀の持ち腹を期待して、そのまま♀のみを産卵セットに入れるやり方をご紹介しました。

しかし、♀がなかなかマットに潜る行動をしなかったり、何回かセットしても全く産まない場合は、♂がいるならば再交尾をさせた方が良い場合もあると思います。そのあたりは状況を見て臨機応変に対応してあげて下さいませ。

 

下の画像は過去に行ったミヤマクワガタ産卵セット割り出し風景です。

IMGP3714

 

IMGP3694

 

IMGP3697

 

上手くいけばこのように幼虫を得られる機会も大いにあります。

 

如何でしたでしょうか?
上記が私の本土産ミヤマクワガタの産卵セットの組み方です。

何度も書いていますが、ミヤマクワガタを産ませるかどうかは温度管理がとても重要になってきます。

低温管理をキープするのは難しいですが、幸い今からの時期は少しずつ寒くなりますので、夏場にセッティングするよりは管理もしやすくなるのではないでしょうか?

機会がありましたら是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)

 

※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

使用したアイテム

, , ,

気が付けば、もう8月も下旬。。 最盛期で...続きを読む

気が付けば、もう8月も下旬。。 最盛期でもある7月はとうに終え、さらに8月も終盤となり、今季のクワカブシーズンもいよいよ終了が見えて来ました。。 群馬のイベント...続きを読む

気が付けば、もう8月も下旬。。

最盛期でもある7月はとうに終え、さらに8月も終盤となり、今季のクワカブシーズンもいよいよ終了が見えて来ました。。

群馬のイベントより帰県して以来、何かと忙しかったり、また台風などの影響もあり天気がずっと悪く宮崎での採集も長らくご無沙汰しておりました。。

だいぶ間隔が空いてしまいましたが、久しぶりに山に行って来ました。

今回はその時の様子をご紹介したいと思います。

 

【2023/8/21の採集】

 

最初に見つけたのはカブトムシ♀2頭

ハルニレの木の樹液を舐めています。

 

こちらのハルニレの樹皮裏には、

 

コクワガタ♂2頭が潜んでいました。

 

このコクワ2頭を取り出した後、叩いてみると、

小さな小歯のノコギリクワガタ♂が落ちて来ました。

 

こちらではカブトムシ♂の姿がありました。

樹はクヌギです。

 

この雰囲気のある、ハルニレ木。

この木はいつも落ちてくる木なので、身構えて叩いてみると、

ボトボトボトッ

と、結構大きめな音が複数!!

探し当ててみると、

ノコギリクワガタ♂69㎜

なかなかの大型!

ギリギリで70㎜の大台突破はなりませんでした、残念!

 

ミヤマクワガタ♂67㎜

 

カブトムシ♂(サイズ未測定)

が落ちて来ました。

クワガタシャワーです!

やはり気持ちの良いものですね^^

 

この近くでマイマイカブリを見つけました。

 

こちらのハルニレ木にはコクワガタ♀が2頭、お食事中でした。

 

 

少し移動した場所にあったウロ中に結構大きめのヒラタクワガタ♂を発見!

 

取り出してみると、

ヒラタクワガタ♂65㎜

なかなかの大型サイズ。
この時期でもまだ擦れなどもなく、綺麗な個体でした。

 

このようにして久しぶりの採集を楽しみました。

今回見かけた種類は、

・カブトムシ
・ミヤマクワガタ
・ヒラタクワガタ
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ

の計5種

頭数的には全体で約50頭程見かけたかと思います。

時期はもう8月下旬と、全国的に見ればクワカブシーズンも終盤ですが、ここ宮崎では減ってはいくものの9月まではまだ彼らの姿を見ることが出来ます。。

あとまだもう少しクワカブ採集を楽しみたいと思います^^

 

 

※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

使用したアイテム

2023年8月22日

カテゴリー

使用したアイテム

関連タグ

コメント[0]

ブックマーク・共有

今回は「バクテリア材」の作り方について、...続きを読む

今回は「バクテリア材」の作り方について、私:Shiho流ではございますが、ご紹介してみたいと思います。 <手順> ①バクテリア材の基材となる材を準備します。 種...続きを読む

今回は「バクテリア材」の作り方について、私:Shiho流ではございますが、ご紹介してみたいと思います。

<手順>

①バクテリア材の基材となる材を準備します。

種類はクヌギ、コナラ等、どちらでも良いです。

硬さはあんまり柔い材は避けた方が無難かもしれまん。後にバクテリアマットに漬け込みますので、そこで水分を追加吸収して更に柔らかくなる場合があります。

 

②材の樹皮を剝く

材の表面からバクテリアをより染み込ませる為に、樹皮を剝きます。

 

③バクテリアの温床となる幼虫の糞を用意する。

用意する糞は、カブトムシの糞、クワガタの糞。

クワガタの糞は菌糸ビン等を使用した際に出る茶色の食痕の部分に糞が含まれているのでそれを集めるのも良いです。

 

④※糞そのものが無い場合は、他のクワガタやカブトの産卵セッティング後の廃マットや幼虫飼育で使用したマットや菌糸食痕カスを利用しても良いです。勿論糞と合わせてもOK

 

⑤ゴロゴロした大粒の糞の場合は、袋等に詰めて、

 

⑥ゴムハンマーなどで細かく粉砕します。

 

⑦完全に粉々に砕かないでも良いです。
ある程度でも十分です。

 

⑧先程樹皮を剝いた材を加水します。

材によって加水する時間の長さはバラバラですが、あんまり長く加水しない方が良いです。

この後バクテリアマットに漬け込むので、そこで更に水分が追加浸透するからです。

なので水分気持ち少な目程度に加水するのがコツです。

 

⑨水に浸けた材を陰干します。

 

⑩大きめのケースに④の廃マットを敷き詰めます。

 

⑪陰干しした材に⑦の幼虫糞カスをまんべんなく刷り込みます。

 

⑫ケースに材を入れて、その上に更に⑦の幼虫糞カスを入れます。

 

⑬材の周辺もまんべんなく⑦の幼虫糞カスを入れていきます。                

 

⑭幼虫糞カス入れた上に④の廃マットを入れていきます。

この時は幼虫の糞カスが少なかったので、廃マットを入れましたが、幼虫の糞カスが十分な量あるならば廃マットを入れる必要はありません。

 

⑮廃マットをある程度上にかぶせます。

 

⑯気密性をよくするため、ビニールを被せます。

 

⑰挟んで完成です!

 

⑱この後、産卵セットを組む温度帯と同じような場所で放置します。

このようにぬか漬けを浸けるように材をバクテリアマットに浸透させます。

材の大きさや硬さによって正確な日数を示すのは難しいですが、私の場合は材が柔らかい場合は7~14日程度、硬い場合は14~21日程度放置するようにしています。

※あまり長く浸透させすぎると、材が柔かくなりすぎて使い物にならない場合もあるので注意が必要です。

途中で材を出したりして、材の硬さを確かめながら漬け込む期間を調整するのがポイントです。

 

⑲出来上がったバクテリア材

数週間後・・バクテリア材の完成です。

 

後はこのまま通常の材同様に使用します。

材についたマットは払いのけても良いですし、そのままでも良いと思います。

 

バクテリア材を使用した産卵セットの様子

上記画像はバクテリア材を使用した産卵セットの様子です。

見事にカビの発生は抑えられています。

 

こちらはバクテリア材を使用せずそのままの材でセットを組んだ様子。

上記2画像を見比べると、カビの発生具合は一目瞭然ですね。

 

このような方法で私はバクテリア材を作成、使用しております。

カビの発生を抑えるにはとても有効なやり方の一つだと考えております。

 

<幼虫等の糞が入手出来ない時>

本来は幼虫の糞等に含まれるバクテリアを利用するのでバクテリア材と言われていますが、幼虫の糞等が手に入らない場合はどうすればよいのか?

その場合は、糞を混ぜなくても、既存の新品のマット内に浸け置きするだけでも効果が出る場合もあります。(※実際に試し実践したことがございます)

糞を混ぜたものと比べると防カビ効果は若干弱くなる場合もありますが、一度新品のマットでも漬け込んでその材を使用するだけでも、通常のセッティングをした材よりかはカビが生えにくくなるのでやってみる価値はあると考えてます。

 

如何でしたでしょうか?

今回カビ対策の一例として「バクテリア材」の作成方法をご紹介しました。

作成方法には色んなやり方があると思います。

今回ここでご紹介した作成方法はあくまで私個人の作り方です。

皆様も産卵材のカビの発生にお困りの時には、是非バクテリア材を自作して試してみては如何でしょうか?

 

※このやり方&考え方はあくまで私個人のやり方によるものであって強制するものではございません。あくまで一つの方法(手段)として参考程度にして頂ければ幸いですm(__)m

使用したアイテム

2023年8月18日

カテゴリー

使用したアイテム

関連タグ

コメント[0]

ブックマーク・共有

クワガタの産卵セットを組んでいる最中、産...続きを読む

クワガタの産卵セットを組んでいる最中、産卵セット内の材にひどいカビが発生してしまった!ということはありませんか? はい、まさしく上画像のような状態です。 画像か...続きを読む

クワガタの産卵セットを組んでいる最中、産卵セット内の材にひどいカビが発生してしまった!ということはありませんか?

はい、まさしく上画像のような状態です。

画像から見て分かるようにアオカビなどのカビが大量に発生しております。

 

材をマットに完全に埋め込んだセット方法ならば、カビが発生する可能性は少なくなる傾向があります。

しかし、マットより上に剝き出しになるセット方法、いわゆる「材転がし産卵タイプ」「材半分埋め込みタイプ」の場合には材が剝き出し状態になるため、その剝き出しになった部分に特にカビが発生しやすくなってしまします。

 

どういうセットの時になるかというと、

 

図示すると、

このようなセット方法の時などですね。

しかし、こういうセット時、全てのセットにカビが発生するわけでは御座いません。

その時の環境状況やタイミングによっては、何も対策しないでも全くカビが生えない場合もあります。

 

カビが生える際の主な条件としては、

・温度(比較的高温)
・湿度(多湿)
・浮遊菌などが空気中に漂っている

等が考えられますが、その他にも多々あると思います。

 

では、どうすればこの材のカビを発生を抑えることが出来るか?

私が考えうる方法の一例としては、

・植菌材を使用する
・バクテリア材を使用する

などが挙げられます。

 

一つ目は「植菌材を使用する」

これは言わずと知れた人工植菌材ですね。

カワラやレイシがあります。人工カワラ材としてよく販売もされています。

材自体が白く菌で覆われている為、きのこ系菌の勢いが強く、カビなどをあまり寄せ付けない傾向があります。

手間&時間はかかりますが、通常の材とカワラ菌糸ブロック等を使用して自作することも出来ます。

 

もう一つは、「バクテリア材を使用する」

という方法が考えられます。

「バクテリア材」・・クワカブ飼育を初めたばかりの方達にとってはあまり聞きなれない言葉ですよね?

マットや幼虫等の糞等に含まれるバクテリアを活性化して材に浸透させ、そのバクテリア菌の勢いでカビを防ぐというやり方です。

こちらも手間はかかりますが、自作が可能です。

逆にあんまり販売されているのは聞いたことがありませんね。。(私が知らないだけかもしれませんが・・)

 

このように産卵セットに組む材を特殊な材(人工カワラ材や人工レイシ材等)で使用したり、自分で工夫して(バクテリア材)使用するだけで、カビが発生しにくい材に変わらせることが出来る(※100%発生しないというわけではございません※)というものです。

 

勿論これ以外にも、聞くところでは、

・材を加水後なるだけ速やかにセットを組む。
・材の加水分調整を控えめにする。
・樹皮付きの産卵木でセットを組む。
・管理湿度を控えめにする。
・対流(空気の流れ)を無くす。※カビ菌の浮遊による付着を防ぐ。

等々、人によっては様々なやり方があり、それを実践している方も多々いらっしゃるようです。。

皆様はカビ対策としてどのような工夫をされていますか?

次回の日記では、今回の記事で出て来た「バクテリア材」の自作方法についてご紹介してみたいと思います。

よろしければ是非見てみて下さいませm(__)m

 

※この考え方&やり方は、あくまで私Shiho個人のやり方であって、個人的見解です。勿論この他の方法もあると思いますので、あくまでもご参考程度に見て頂ければ幸いです。m(_ _)m

使用したアイテム

, , , ,

8月も半ばを過ぎ、夏のクワガタ採集シーズ...続きを読む

8月も半ばを過ぎ、夏のクワガタ採集シーズンもいよいよ終盤へと近づいてきました。 夏に採集して大事に飼われていた虫達も、一部の種を除いて次第にお亡くなりになって来...続きを読む

8月も半ばを過ぎ、夏のクワガタ採集シーズンもいよいよ終盤へと近づいてきました。

夏に採集して大事に飼われていた虫達も、一部の種を除いて次第にお亡くなりになって来る頃だろうと思います。

 

野外採集をされて採集した大事な虫、もしくは飼育(ブリード)していた大切な虫が死亡した場合、皆さんはどうされていますか?

安らかに眠らせてあげるように土に還す方もいらっしゃるでしょう。

またあるいは思い出にと、その個体を大事に標本にしていつまでも手元に置いておくという楽しみ方もあると思います。

 

大切に育てた、夏の想い出のつまった大切な昆虫を大事に残したい。

そんな想いを形にするには「想い出標本」がおすすめです!

採集や飼育で大事に育てた虫達をきちんとした形にして残しておけば、虫に対して感謝の気持ちも愛着もこれまで以上にわいてきます。

 

今回の飼育日記では月夜野きのこ園でご紹介している「標本の作り方」についてご紹介してみたいと思います。

※この記事は毎年ほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より初めて標本に挑戦する方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※

 

 

でも標本って作るの大変そう・・・

 

そんなふうに思われがちですが、実は標本は「乾燥させるだけ」で大丈夫なんです。 ですのでここでの紹介は特別な薬品などの用意はいりません。このページでは月夜野流の標本作りをかんたんな3ステップでご紹介します!

 

 

★★★標本つくり方の3つのステップ★★★

 

ステップ① 「カチコチに固まった昆虫をほぐす(軟化)」
ステップ② 「昆虫針を昆虫に刺す(貫通させる)」
ステップ③ 「形を整える(展足)」

お亡くなりになってしまった昆虫は固く乾燥しているか、お亡くなりからあまり時間の経っていないものが良いです。 また、体がグニャグニャするものは腐敗防止の為にも一旦乾燥させてからの方が扱い易いです。
今回は乾燥して体が固くなっているものを用意しています。

 

〜用意するもの〜

①段ボールか発泡スチロールのような針が刺しやすい板
②固定用の針、マチ針でもOK
③使い古した歯ブラシ
④木工用ボンド(足が取れたりした場合の修復用)
昆虫針、今回は6号というものを使います。
⑥有れば便利、ピンセットや先の細長い物、竹串や楊枝
⑦お亡くなりになった昆虫

 

まずは昆虫を洗いましょう!
お亡くなり後、そのままの状態で乾燥していますので、体に付いたオガやゴミを水で洗い流し、歯ブラシなどでキレイに汚れを取り除きます。 

汚れを落としたら次に50~60度のお湯に漬けます。 (熱湯に入れてしまうと眼が白くなってしまいますのでご注意!)。昆虫の乾燥具合で柔らかくなる時間が変わってきますが、30分~1時間位で柔らかくなってきます。

 

足の先端の方から柔らかくなってきますので昆虫の足を動かしながら確認していってください。 まだ固いようであればさらに漬けてください。 
足がだいたい動かせるようになったらお湯から引き揚げます。

 



昆虫がやわらかくなったらティッシュで水気をきって発泡スチロールの上に置きます(この時、足を全体に広げるように置きます)。 うまく広げられたら初めに1本昆虫針を刺します。 刺す位置は真ん中よりやや右です。真ん中だと背中の羽<翅>が開いてしまったり、形が崩れてしまいます。

結構固いので、抑えの板なんか有ると便利です。あと、ラジオペンチを使用するとより簡単かもしれません。(両手を添えると刺しやすくなります(1人での撮影のためここでの画像は片手ですが、、、)。

針の刺さり具合ですが、一旦上部の羽(翅)が貫通したら角度を確認します。前、後ろから確認して垂直に刺さっていれば、角度に気を付けて下まで貫通させます。 針の上部1.5cm位を目安にしてください。

 

ちなみに標本の道具で平均台という物があり、あると針の差し込みの時に便利です。


一番上段の大きいほうの穴に針の頭を差し込み、グイっと一気に押しつけます。
すると、丁度良い刺し具合になります。

 

さてお次は昆虫の形を整えていきます。まずは、このままだとクワガタが回転してしまうのでお尻の方を針で抑え、次にアゴをお好みで広げて針で固定します。標本の形は図鑑などに載っているものをお手本にするのがわかりやすくておすすめです。

 

では、後ろ足から形を整えていきます。

ここで一つポイントがあります。出来るだけ左右対称に整えてあげましょう! 
それと、足をなるべく縦になるように針で固定します。ピンセットを使って整えてから固定すると上手くいきました。足の固定は針を十字に刺すと安定します。

 

そして、足の爪を開かせます。足の爪を開かせるとよりぐっと標本っぽく見えてきます。

次に中足です。この足も少し癖がついていたのでピンセットで少し引っ張りながら整えました。 
もともと爪が開いている足は針の固定はしていません。
要するに整って乾燥出来ればそれで良いのです!

 

ここでポイント!「触角をお忘れなく!!」 
私はついつい終わってから気がつくことが多いです、、、。
眼の下の方に折りたたまれているので、細い棒で出してあげます。

 

中足も整えて、なるべく左右対称にします。
整え終えたら、あとは乾燥させて出来上がりです。

 

乾燥する際は風通しの良い日陰で干してください。もともとの昆虫の乾燥具合にもよりますが、 2週間~1ヶ月が目安です(大きいものだと1ヶ月以上かかる場合もございます)。 また乾燥期間中に少しずれたりすることもありますので時々チェックして微調整しましょう。

同じ要領でメスも隣で整え(展足)ました。オスメスの形を揃えると奇麗に見えるのでおすすめです!

 

乾燥できたら標本箱に納めてみましょう。
自分の思い出が残るっていいですね~!うん、かっこいい!
※標本箱の中には一緒に防虫剤を入れる事をお勧め致します。

 

鑑賞用でだけでなく、 データも残したい場合はラベルを作成しましょう!

【野外採取の場合】①何時 ②何処で ③誰が採った
この3つが基本です。

【飼育の場合】①昆虫名 ②産地(~産) ③累代
やその他飼育中の管理の仕方など表記しておくとよいかもしれません。
ラベルは標本昆虫の針に一緒に刺しておきましょう。

他にも 想い出深いエピソードを記載しておくのもおすすめです! 自分なりに工夫したり楽しみながら標本を増やしていけたらより楽しめると思います。

 

【まとめ】

ステップ① 「カチコチに固まった昆虫をほぐす(軟化)」

・昆虫は歯ブラシなどで水洗いする。
・50~60度のお湯に30分~1時間位漬けこみます。
・関節の動き具合で確認し、固いようならさらに漬けこむ。

ステップ② 「昆虫針を昆虫に刺す(貫通させる)」

・昆虫針を刺す時は支え板やラジオペンチを使うと刺しやすいです。
・貫通させる前に針の角度を垂直かを確認してから貫通させる。

ステップ③ 「形を整える(展足)」

・形を整えるにはまず昆虫が動かないよう大まかに固定してから細かい所を整えていく。触角を整えるのを忘れずに!
・乾燥期間の目安:乾燥にはオオクワ♀なら3週間が目安。オオクワ♂70mm程度の大きさなら1ヶ月以上。オオヒラタやオオカブトなど体長80~150mmのものは3ヶ月以上かかる場合もあります。元々の扱う昆虫の乾燥具合にもよりますので確認しながら乾燥させて下さい。
・データを残したい場合はラベルを作成、標本昆虫の針に一緒に刺しておく。

【ポイント】
・基本的にはルールは有りませんが、左右対称にする事や足の爪を開かせたり触角を整えるとより標本っぽく奇麗に見えます。
・有る程度数を並べるのであれば整える形に一貫性を持たせると並べた時に奇麗に見えます。

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

上記までは月夜野きのこ園HP上でもご紹介している「標本の作り方」です。

後はこんなのもあった方が良いな、こんなやり方もあるよ、と思うものをShiho的に少し補足してみました。

 

【酢酸エチル、もしくは除光液での防腐処理】

標本を作製するには死亡した虫を乾燥させるだけでも勿論大丈夫です。
月夜野きのこ園的には自然乾燥をお勧めしますが、中には防腐処理をしておきたいという方もいらっしゃると思います。

そんな方達の為に防腐剤について少しご紹介しておきたいと思います。

 

防腐剤として主に使用されるものには、「酢酸エチル」もしくは「除光液」などがあります。

本来ならば、純度の強い「酢酸エチル」の方が望ましいのですが、こちらは劇薬の為、簡単に入手することが難しく、最近では薬店でも販売や取り扱ってくれない所が多いです。

 

IMGP7667

上記画像は「酢酸エチル」

 

また取り扱っている場合にも購入には「用途説明」や「身分証明書提示」等、何かと手続きが必要な場合があります。

 

この「酢酸エチル」の代用品として「除光液」を使うという手もあります。
「除光液」とは女性が爪等につけるマニキュアなどを洗い落す液体のことで、この除光液の中には「酢酸エチル」が含まれているものがあります。

勿論「酢酸エチル」より効き目は強くはありませんが、それでも何もしないよりは効果はあると考えます。

こちらは化粧品店や薬店、場合によっては100円均一ショップでも販売しています。購入する際にも身分証明書なども必要ないので、とてもお気軽に入手することが可能です。

IMGP7624

上記は100円均一ショップで入手した除光液。

 

aa
成分ラベルに「酢酸エチル」と書いてあるものを入手しよう。

 

★★酢酸エチル&除光液の使用方法★★

酢酸エチル、もしくは除光液を手に入れ、防腐処理の方法をご紹介します。

気密性の高いビンなどにティッシュペーパーを数枚入れ、そこに液を数滴~適量入れ、ティッシュペーパーに染み込ませます。液はなるだけ染み出ないようにし、気化させた蒸気で防腐処理を促します。

 

IMGP7642

密閉したビンに入れたノコギリクワガタの死亡個体。

ティッシュペーパーは除光液の色を染み込んでピンク色になっています。

 

実は本当は、生きたままの生き虫を入れた方が防腐剤としての効き目は強いそうです。

ただし勿論入れた昆虫は死ぬことになりますが、呼吸器から防腐剤を吸い込むことで更に防腐効果が強まると聞いていますが、私には抵抗があり、ちょっと無理ですね。

 

 

【展足した後、標本を乾燥させる方法】

皆さんは昆虫を展足した後、どのように管理されていますか?

上記の説明でも書いているように展足が完成し、昆虫が乾燥するにはかなりの時間がかかります。

問題はその間の管理方法です。

もう10年以上前の話ですが、当時よく標本を作っていた私は、展足を終え、完成した標本を乾燥させていました。

当時はそのまま日の当たらない日陰に置いてそのまま放置しておいたのですが、まだ十分に中が乾燥していない間は腐敗臭がします。

その腐敗臭に引き寄せられ沢山のハエが外部からやって来て、結果的にそこに卵を産みハエの幼虫が沸き、標本がダメになったものも出てしまいました。

その時は酢酸エチルがあったので、生体の死亡後は酢酸エチルで防腐剤処理をしていました。最初は酢酸エチルの強烈な臭いでハエは集まらなかったのですが、時間とともに酢酸エチルの臭いは薄れていくので集まってくるようになりました。

 

なので、標本を乾燥している間、外部からハエなどの虫が集まらないようにしておく工夫も必要だと考えます。

そこで私はその後はタッパー等の気密性の高い容器の中で乾燥させるようにしました。風通しが良くありませんので、勿論外で乾燥させるより時間はかかりますが、ハエなどの外敵から守るには仕方ありません。

 

IMGP7650

少しでも乾燥を助ける為、乾燥剤を入れておくと良いです。

 

IMGP7649

きっちりとフタをして外部からのハエ等の侵入を防ぎます!

 

数ヶ月後、乾燥が終了し、標本が完成した後は、

 

IMGP7672

標本箱に入れてみましょう。

きっちりと並ぶ姿はさぞかし美しいでしょうね。

 

 

IMGP7655

 

ミヤマ標本乾燥1

 

ヒラタ標本乾燥1-1

 

ノコギリ標本乾燥3-1

昨年私が展足した標本個体

 

今回色々と標本作成について書いて来ましたが、特別なルールはないので、個々で色んな形にしても楽しいので、 是非、みなさんもチャレンジしてみてください!!(^^)

 

※この方法はあくまでShiho&月夜野きのこ園流のやり方です。人それぞれによってやり方は様々です。 あくまで参考として見ていただければ幸いです。

使用したアイテム

2023年8月12日

カテゴリー

使用したアイテム

関連タグ

コメント[0]

ブックマーク・共有

山に行った時、クワガタ、カブトムシがいる...続きを読む

山に行った時、クワガタ、カブトムシがいる場所には結構な確率で見かける昆虫がいます。 それは「カナブン」です。 今日は国産の美麗種、カナブン達の種類:見分け方をご...続きを読む

山に行った時、クワガタ、カブトムシがいる場所には結構な確率で見かける昆虫がいます。

それは「カナブン」です。

今日は国産の美麗種、カナブン達の種類:見分け方をご紹介してみたいと思います。

 

国産カナブン種には、カナブン、アオカナブン、クロカナブンと、3種分別されていおります。

その3種の違いについて少しだけ詳しくご紹介してみたいと思います。

 

※画像をクリックすると、拡大画像が見られます※

【国産カナブン】

カナブン表裏月夜野用
※カナブン:グリーン色タイプ

【体長】
22~30mm

【分布】
本州、四国、九州に生息。

【体の特徴】
全体的に光沢があり、とても美しい。
色合いは茶色、グリーン、レッド、ブルーなどのかなりの色彩変異がある。
身体をひっくり返した際、両後足の付け根の左右の基節がお互いにくっ付かず離れている。
身体のラインはアオカナブンと比べると丸みのある身体をしている。

【行動の特徴】
非常に素早く動き、あっという間に飛んでしまう。
飛翔性がかなり高い。
交尾意欲が高い

【採れる場所】
平地性が強いが比較的高所でも見られる。
クヌギやニレ、ナラ、ヤナギなどの樹の枝状にくっついて樹液を食している。

【有効な採集方法】
樹の枝回りなどをじっくりと見て網などで捕獲する方法。
樹を蹴って落とす方法。ただしよく飛ぶので落下する前に飛んでしまうことが多い。
灯火採集方法。

【活動期間】
5月下旬~9月下旬
ベストシーズンは6月上旬~7月中旬。

【採れる時間帯】
朝方~昼間にかけて主に活発に活動するが、夜でも見られる。

 

カナブンはかなり色彩変異が激しく色んな色合いの個体が存在します。下記画像は実際に私が捕まえたカナブン達の画像です。

カナブン色彩変異
色彩変化豊かなカナブン達

 

画像は全てカナブン、このブラウン、グリーン、レッド。この他にもブルー、ブラックも存在するらしい。是非見てみたものです。

 

 

 

【国産アオカナブン】

アオカナブン表裏特徴日記用
※アオカナブン:グリーン色タイプ

【体長】
22~27mm

【分布】
北海道~九州まで幅広く生息。山地性が強い。

【体の特徴】
全体的に光沢があり、とても美しい。
色合いはグリーン、赤みのあるグリーン、ブルーなどの色彩変異がある。
身体をひっくり返した際、両後足の付け根の左右の基節がお互いに接する。
身体のラインは比較的細みのやや縦長。

【行動の特徴】
非常に素早く動き、あっという間に飛んでしまう。
飛翔性がかなり高い。
交尾意欲が高い

【採れる場所】
平地でも見られるが、比較的山地性が強く標高の高い所で良く見られる。
クヌギやニレ、ナラ、ヤナギなどの樹の枝状にくっついて樹液を食している。

【有効な採集方法】
樹の枝回りなどをじっくりと見て網などで捕獲する方法。
樹を蹴って落とす方法。ただしよく飛ぶので落下する前に飛んでしまうことが多い。
灯火採集方法。

【活動期間】
5月下旬~9月下旬
ベストシーズンは6月上旬~7月中旬。

【採れる時間帯】
朝方~昼間にかけて主に活発に活動するが、夜でも見られる。

 

アオカナブン樹液
樹液に集まるアオカナブン達

 

 

【国産クロカナブン】

クロカナブン表裏月夜野用

【体長】
22~28mm

【分布】
本州、四国、九州に生息。

【体の特徴】
全体的に黒く光沢があり、とても美しい。
色合いはその名前の通り黒一色。
身体をひっくり返した際、両後足の付け根の左右の基節がお互いに接する。
身体のラインはカナブンよりは比較的細みのやや縦長だがアオカナブンよりは少し太め。

【行動の特徴】
非常に素早く動き、あっという間に飛んでしまう。
飛翔性がかなり高い。
交尾意欲が高い

【採れる場所】
平地性が強いが、比較的高所でも見かけることもある。
クヌギやニレ、ナラ、ヤナギなどの樹の枝状にくっついて樹液を食している。

【有効な採集方法】
樹の枝回りなどをじっくりと見て網などで捕獲する方法。
樹を蹴って落とす方法。ただしよく飛ぶので落下する前に飛んでしまうことが多い。
灯火採集方法。

【活動期間】
6月中旬~9月下旬
ベストシーズンは7月上旬~8月上旬。
カナブン、アオカナブンと比べると若干発生が遅い気がする。

【採れる時間帯】
朝方~昼間にかけて主に活発に活動するが、夜でも見られる。

 

IMGP7592
樹液に集まるクロカナブン2頭
真ん中の小さい個体はコアオハナムグリ

 

 

 如何でしたでしょうか?
上記があくまで私が感じている「カナブン」「アオカナブン」「クロカナブン」の特徴&違いのご紹介です。

 

 

以下の画像は実際にフィールドで出逢ったカナブン達の様子画像です。

IMGP5636
ニレの樹皮に付くカナブン達
下から2番目はアオカナブン、その他はカナブン

 

IMGP5481
同じくニレの木につくカナブン達
全てカナブン

 

IMGP5783
一番下はクロカナブン。
その他は色彩変異豊かなカナブン達。
左端の個体はシロテンハナムグリ。

 

IMGP7688
色彩豊かなカナブン達

 

クヌギの樹皮裏に集まるミヤマペア、他
ミヤマクワガタ達と一緒に樹液を舐めるカナブン達

 

昆虫採集ではどうしてもクワガタやカブトムシの方が優先的に目に入ってしまい脇役的な存在かもしれませんが、こうしてスポットを当てて良く見てみると、とても魅力的な昆虫だとも言えます。

フィールドで見かけた時には、是非手に取ってじっくりと観察してみませんか?^^

 

※この見分け方や考え方は、私が見て判断する時に基準としているもので、勿論その他にも違う特徴などがあるかと思います。あくまで私Shihoの個人的見解ですので、ご参考程度に見て頂ければ幸いです。m(_ _)m

使用したアイテム

月夜野きのこ園
〒379-1305 群馬県利根郡みなかみ町後閑1170/0278-20-2060
TSUKIYONO KINOKOEN All Rights Reserved.