先日の日記に続き、くどいようですが、試作...続きを読む

先日の日記に続き、くどいようですが、試作完熟タイプのマットを使用したもう一つのツヤ系の産卵結果をご紹介します。 今回はフィリピンの特大種インターメディアツヤクワ...続きを読む

先日の日記に続き、くどいようですが、試作完熟タイプのマットを使用したもう一つのツヤ系の産卵結果をご紹介します。
今回はフィリピンの特大種インターメディアツヤクワガタです。

月夜野インタ  

この種は以下の方法で産卵させました。

親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫21頭、卵39個
産卵に使用するマット:試作の完熟タイプのマット
セット期間:3/下~5/下の約2ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/3はフンワリと敷き詰めます)

 
この生体も野外ものですので、交尾はさせずに♀のみセットしました。途中エサ交換した以外はそのままで2ヶ月後に割り出し。その間ケース底面に幼虫が見えていましたので産卵は成功したと思っていました。

結果は合計60個(頭)という事でこちらもまずまずの成功だと思います。マット自体は、2ヶ月も経過しておりますので、多少乾燥気味になっていましたが、ケース底面ではまだ粘りもあり、なかなか良い感じでした。

とっつきにくいツヤ系ですが、他の種もこれで頑張ってみようと思います。(^^)

使用したアイテム

先日の日記にてシナカブトさんより、ツヤク...続きを読む

先日の日記にてシナカブトさんより、ツヤクワガタの産卵について御質問を受けましたので、今日はこの場にて検討してみたいと思います。 ツヤクワガタ=Odontolab...続きを読む

先日の日記にてシナカブトさんより、ツヤクワガタの産卵について御質問を受けましたので、今日はこの場にて検討してみたいと思います。

ツヤクワガタ=Odontolabis系のクワガタの産卵は一般ではカブトと同様のセットを組むと良いと言われております。
その点を考えまして、弊社では以下の様な方法でツヤクワガタの産卵セットを組んでおります。

産卵に使用するマット:完熟マット(今販売している弊社のマットの中で一番熟成している為)
セット期間:卵回収は極力避けて、約1~2ヶ月程度の幼虫回収
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)

この様な方法でセットを組みます。
基本的にツヤクワガタ系の産卵は難しい種が多く、しかも♀の当たり外れがかなり多い事で知られています。
比較的簡単に産卵させられる種としては、先日の日記でも書きましたように、ブルマイスター、ラコダール、インターメディア、ダールマン等。
あまり産まない主としては、ゾンメル、ブルーク、インペリアル、カステルナウディ、フェモラリス等が挙げられます。

前述のラコダールやブルマイスターなどはばら撒き産卵もするようで、固めの部分だけではなく上部のふんわりした部分にも産んでくれます。しかも当たれば多産です。

後述のブルーク等については同じ様なセットをしてもなかなか産んでくれなく、まだまだ開発途上なのが現状なようです。

今後、月夜野きのこ園では完熟マットを越える熟度の進んだマット(現在試作開発中)で試して見たいと思います。
この結果につきましては、またおいおい忘れずにご報告していきたいと思います。お楽しみに。(^^)

使用したアイテム

2007年4月6日

カテゴリー

使用したアイテム

関連タグ

, ,

コメント[0]

ブックマーク・共有

当園でデータの少ないツヤクワガタが羽化し...続きを読む

当園でデータの少ないツヤクワガタが羽化してきました。 この種はベリコサツヤクワガタ(Odontolabis bellicosa)という種になります。 このベリコ...続きを読む

当園でデータの少ないツヤクワガタが羽化してきました。
この種はベリコサツヤクワガタ(Odontolabis bellicosa)という種になります。

月夜野ベリコサa

このベリコサツヤクワガタは以下の様な感じで飼育しました。

飼育種:ベリコサツヤクワガタ(学名「Odontolabis bellicosa」)
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂71mm
飼育に使用したエサ:完熟マット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回

大型になると80mmを越えてくる種だそうですが、残念ながら70mm止まり。それでも1年以上はかかりました。

産卵についてはこの種については前の日記ではふれていませんが、以下の様な方法で得られました。

親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵
産卵数:31頭(孵化したもののみ)
産卵に使用したマット:完熟マット
産卵に使用したケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めました。

このような感じです。
ツヤ系は通常のクワガタマットよりもより熟度の進んだマット、カブトマット系の方を好んで産卵する傾向があるようです。
ですのでこの種も産卵には完熟マットを使用してみました。

画像003 010

ツヤ系は気が荒く、いつも触覚をピクピクさせています。
前胸側面の突起が掴もうとするとかなり痛いです。これも武器なのでしょうか。(^^)

使用したアイテム

月夜野きのこ園
〒379-1305 群馬県利根郡みなかみ町後閑1170/0278-20-2060
TSUKIYONO KINOKOEN All Rights Reserved.