アンティローペノコギリクワガタの飼育(幼虫飼育&産卵方法)
今日は、小型ノコギリ種:アンティローペノコギリクワガタの飼育方法をご紹介します。
個体参考画像;アンティローペ♂37mm
個体参考画像:アンティローペ♀
【飼育種】
和名:アンティローペ ノコギリクワガタ
ユミツノ系 ノコギリの中でも人気の高いアンティローペノコギリクワガタ。赤褐色のボディはとてもキレイで、色虫的要素も兼ねそろえています。飼育は幼虫飼育、産卵ともに容易な種です。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、完熟マット
【飼育容器】500cc程度のブロー容器など。
【えさ交換回数】ほとんど交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
まず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。マットを入れる容器も私の場合は500cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育しました。マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】23~25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合マットのみで行っていましたが、この種は材を入れた方が産む場合がありました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?アンティローペノコギリ。。。最初はあまり人気が無かったのですが、一時期はとても人気が殺到してかなり入手困難になったのを覚えています。その時は価格もすごく高騰しました。とてもやりやすい種だと思います。皆さんも機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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2014年4月24日
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使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
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