クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2016年【No.4】 初ネブトクワガタ現る!(九州宮崎編)
2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第4回目のご報告です。
AM7:00、気温:23℃、天気:曇り
薄曇りの天気の中、採集地に向かいます。
採集地に到着。ハルニレが数本あります。
こちらのハルニレの木、樹液がダラダラと出ています。
この樹液だまりのかすかな隙間に何かじっと潜んでいるクワガタを発見しました!
こちらの樹液だまりの中の小さいウロ(穴)にも、小さいですがクワガタがいるのが分かります。
小さいクワガタなので、そっと優しく掻き出し棒で取り出してみると、
出て来ました!小型のネブトクワガタ♂です。
体長はとても小さく♂10mm程度。
内歯の特徴も出ていない小型個体です。
樹液にまみれていますが、とても元気です。
ネブトクワガタの♂は今シーズン初採集になります!
こちらのハルニレの木の隙間にも何かが潜んでいました。
取り出して見ると、コクワガタの♂でした。
体長は♂30mm程度。
もう一頭います。
コクワガタ♀でした。
つがいで入っていたのでしょうね。
この辺りにはクワガタが良く集まるハルニレが多数あります。
しかし蹴ってみても何も落ちて来ません。
ちょっとピンボケになっていて申し訳ございません。
こちらのハルニレの木。
例のごとくボクトウガやコウモリガの幼虫の穿孔で木くずが出て、その箇所が発酵しており強烈な発酵臭がします。
臭いの例で言うとマヨネーズみたいな臭いです。甘酸っぱいツーンと来る臭いです。
で、大抵こういう場所には・・・・・
やはりいました。
スジクワガタ♂30mm半ば位ですね。
それと、
スジクワガタ♀です。
こちらも♂♀つがいでいたのでしょう。
キレイな♀ですね、縦筋がハッキリと確認できます。
スジクワガタの♀も今シーズン初採集です!
場所変わって、
こちらのクヌギの木の樹皮裏からは、
ヒラタクワガタ♂20mm程度が出て来ました。
内歯もとても小さい小歯タイプのヒラタクワガタ♂です。
クヌギの木はコルク層が厚く、樹皮もゴツゴツしていますので、樹皮が割れるとその内側にある程度の空間が出来やすい傾向があります。
参考画像:2015年採集時の画像
樹皮裏の空間に潜むヒラタクワガタ♂
上記の画像の様に空間が出来るとクワガタ達のかっこうの住処となります。こういう樹皮を見かけたら是非チェックしてみて下さいませ。
今回も2時間ほど採集を楽しみました。
今回の採集結果は、
コクワガタ♂10頭
コクワガタ♀3頭
ヒラタクワガタ♂2頭
スジクワガタ♂1頭
スジクワガタ♀1頭
ネブトクワガタ♂1頭
合計18頭
という結果でした。
第4回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?
今回は今シーズン初のネブトクワガタに出逢えました。
凄く小さいネブトクワガタでしたが、つっぱって威嚇している姿は元気いっぱいで、とても可愛く感じました。
ネブトクワガタ自体は寒さにもある程度強いので、自分が逢えたのが敢えて今であって、虫的にはもう少し早く活動していたのかもしれません。
そして今回もノコギリクワガタには出逢えませんでした。
前回1♂のみ逢えたミヤマクワガタにも今回は出逢えず・・。本格的な発生はまだもう少し先なのでしょうか。
また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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