クワガタ、カブトムシが集まる(採れる)木を知っておこう!2018年度版 【クヌギ】①
野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫が集まるかを知っていなければ、昆虫採集、特に樹液採集においては難しいと考えます。
今回から数回に渡り、私が独自に感じた「クワガタ、カブトムシが集まる木(採れる木)」を毎回1~2種ずつ紹介したいと思います。
※この記事(一部追加補足、修正あり)は毎年公開していますが、毎年初心者の方も沢山いらっしゃいますので、恐縮ですが、改めてご紹介させて頂きたいと思います。また今回の記事はかなりの長文になります。記事が長い事をあらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。
【クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木】
では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。
今回は第1回目:【クヌギ】の木のご紹介です。
★★クワガタ、カブトムシが集まる木★★
【クヌギ】
<Shiho採集実績>
オオクワガタ
ヒラタクワガタ
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
スジクワガタ
ネブトクワガタ
カブトムシ
カナブン
クロカナブン
アオカナブン
シロテンハナムグリ
シラホシハナムグリ
クヌギ。
クワガタムシ、カブトムシが集まる木としては全国的に最も有名な木の一つではないでしょうか?
樹皮表面はゴツゴツとしていて、肉厚。樹液も濃厚で、発酵するとかなり強めの甘酸っぱい発酵した臭いがします。
この木が流す樹液は強烈で、遠くまでかなりの臭いがします。
また台場クヌギと呼ばれるゴツゴツといびつな形をしたクヌギは、人の手で伐採~成長~伐採と繰り返した為、いびつな形になり、木の穴(ウロ)が出来ている事も多く、オオクワガタやヒラタクワガタの格好の住処ともなっているようです。
上記画像は人の手が加わって形成された台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)。
中からはしっかりと樹液が出ています。
こいいう場所にウロ(穴)を好んで潜むオオクワガタやヒラタクワガタ、コクワガタが入っている場合が多いです。
全国的にみても言わずと知れたクワガタ、カブトムシ採集の木のエース格、クヌギ。
まずはこの木を探してみると良いかもしれません。
如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介、【クヌギ】の木をさせて頂きました。
勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。
それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。
この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。
日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。
今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。
また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。
ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。
きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)
※この方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
3 Comments »
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Shihoさま
いつも見させていただいております。(コメントするのははじめてですw)
質問させていただきたいことがあります。
去年、奄美大島にてクワガタ採集を行ったのですが、離島でのクワガタ採集がはじめてということもあり、結果が惨敗でした。
そして、今年リベンジしようと思っており、アドバイスをいただきたいと思っております。
アドバイスの内容としましては、バナナトラップを設置する木はどのような場所にある木がいいか、バナナトラップの設置位置についてです。(その他にもあれば是非教えて下さると嬉しいです。)
初心者のような質問をしてしまい申し訳ありませんが、是非教えて下さると幸いです。
Comment by たか — 2018年4月18日 @ 9:05 PM
たかさん
レスありがとうございます。
飼育日記担当のShihoです。
私は奄美大島では採集の経験はありませんが、沖縄のやんばるなら何度か採集経験があります。
私の場合、フルーツトラップはせず、シークワサーやアカメガシワの木でオキノコやオキヒラタ等を狙いましたので、直接の参考にはなりませんが、沖縄のクワ友がフルーツトラップを仕掛ける所を同行したことがありますので、その時の様子を少し紹介してみたいと思います。
ノコギリ系を狙うなら木の高い場所、地上3m位の枝先にぶら下げるような感じです。
風通しが良く、外部からみても「ああ、何かぶら下がっているな」と気付く感じです。
回収した時の様子はやはり高い場所にはノコ中心にカナブンやハナムグリ多数。
シーズンにはオキナワカブトも付く時もありました。
ヒラタ系を狙うならば木の低い場所(地面に近い場所)に、木の幹に巻き付けるような感じでトラップを仕掛けていました。
ヒラタ系を狙ったトラップはバナナも有効でしたが、パイナップルを半分に切っただけのものを放置しておくと、よくヒラタが良く食い入っていたのを覚えています。
低い場所にはヒラタ中心に、時にはリュウキュウコクワやオキナワネブトも入っている事もありました。
奄美大島と沖縄の違いがありますので何とも言えませんが、ご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。^^
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年4月18日 @ 10:47 PM
わざわざありがとうございますm(_ _)m
参考にしてみます!
Comment by たか — 2018年4月18日 @ 11:26 PM