菌糸ビンのほとんどが黒くなり交換しようとしたところ、少しシワのある黄色がかった幼虫が出てきました。この場合どうしますか?
少しシワのある黄色がかった幼虫は、蛹化が近い幼虫です。幼虫が前蛹の状態でなければ、蛹室を作りやすい発酵マットへ(きのこMat・くわMat)入れ替えてあげるのがよいでしょう。
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体は動いていますが、口と手が動かなくなっているのが確認できます。
上記の動画は蛹室を作った後の幼虫です(前蛹の状態)。この状態では新しい菌糸ビンに交換しても、幼虫は菌糸ビンへもぐっていけませんので、壊した蛹室の部分を補修してから元にもどすか、人工蛹室へ移してください。
【菌糸ビン交換時の幼虫の状態とお勧めの対処】
・幼虫の体の色が白い場合 → 新しい菌糸ビンへ投入
・幼虫の体の色が黄色い場合 → 発酵マットを詰めたビンへ投入
・幼虫が前蛹または蛹になっていた場合 → 人工蛹室へ移動
菌糸ビンの外部から幼虫の様子が見えなければ、中で幼虫がどうなっているかは分かりません。交換するときに幼虫の状態を見て上記の方法で対処してください。