菌糸ブロックの詰め替えをしてみよう! の実験レポート
2011年6月23日
こんにちは、実験担当のkomaです。
いつもは菌糸ビンを買って使っているのですが、
経費削減のため、菌糸ブロックからの詰め替えに
初心者の私、komaが挑戦してみたいと思います!!
まず、月夜野きのこ園の説明書をよく読んで見ます。
菌糸ビン作成のポイントか、、、
ん!?
アルコールなどで消毒した場合!?とな!?
ご家庭でなかなか消毒用アルコールは置いていないですよね?
「アルコールなどで消毒した場合」ということは、
「アルコールなどで消毒しない場合」もOK!?
とにかく、2パターンでやってみました!!!!!
用意するものは、
菌床ブロック(Eブロック)1個
中古クリアボトル 4本
スリコギ・パンきり包丁・カッター・マイナスドライバー
直径1cm程度の長い棒・タライ・消毒用アルコール
一旦全て水洗いをしてみます。
そこで使用済みクリアボトル(中古)のフィルターも洗っておきましょう!
縁にある通気口にマイナスドライバーを押し込みます。
そのまま押し上げるようにフタのフタを外します。
フタのフタを外ずして分解します。
これでフィルターも洗う事ができますね。
タライを洗うと同時に水を貯めて、他の道具を洗います。
洗い終えたら天日干しします。
田んぼが気になりますね。
田舎丸出し!!いい天気だぜ!!
それでは菌糸の詰め替えをしていきたいと思います。
1個の菌糸ブロックから約4本の800cc菌糸ビンが作成できます。
今回は実験のため菌糸ブロックを半分に切り分け、
半分づつ使用します。
半分に切り分ける時に、切り分けた2つが袋から出したそのままの
状態(無菌)としておくため、切り分けに使用する包丁にはアルコール消毒
をしておきます。
それではザックリといきます!
いちおう、これで袋から出したまんまの菌床が2つできました。
それでは、手を良く洗い、水洗いしたカッターで菌糸の白い幕(皮膜)
を取り除きます。
取り除いた白い幕(皮膜)は捨てちゃいます。
※万が一、異物が入っている場合、手を負傷してしまうおそれがあるので
スリコギ棒など使用して崩してください。
今回、ある程度スリコギ棒で崩したあと手で崩しました。
(素手は危険ですので必ず、スリコギ棒などで崩してください)
よく洗ってあるとはいえ、素手でこするように菌糸(おが)にさわり
まくりです。 菌糸の再生はできるのでしょうか?
ある程度、崩し終わったらビンへ詰めていきます。
3回くらいに分けて詰めていきましょう!
スリコギで軽く叩きながら詰めていきます。
ビンの肩のところは指で押し込みながら詰めていきます。
直径1cm程度の長い棒を真ん中に差し込みます。
この穴は均等に菌糸の再生を促すために空けます。
通気口ですね。
はい!1本目!出来上がりです!!
もう1本造って、水洗いのみでの作成は完了です。
さて、次は使用する道具全てにアルコールで消毒をして行います。
タライ、詰め替え用容器、 穴あけ棒、スリコギ棒、
もちろん手も消毒します!
あとは同じ作業の繰り返しで菌糸ビンを作成します。
アルコール消毒をした物が2本
水洗いのみの物が2本できました!
管理温度25度
菌糸ビンは密集させると、お互いの温度で
菌糸再生の妨げになり、菌糸にムラがきてしまうので
なるべく放しておいて置きます!!
2010/06/17
2日後の2010/06/19日
すでに菌糸は全体的に伸びています。
カビや雑菌も出て無いようですね。
このままあと3~4日管理して、菌糸の伸びが落ち着いたら
幼虫飼育に使えます!!
素手でこねくりまわしましたが、道具や手を良く水洗いして置けば、
今回は大丈夫でした!!
もちろんアルコール消毒した物も問題ございませんでした!
菌糸ブロック(Eブロック)が550円
菌糸ビンE800が1本250円、4本で1000円です。
使用済みボトルを使って詰め替えれば
45%OFFの低コストで菌糸ビンが造れますね!!!
2010/06/23
詰め替えを行ってから約1週間が経ちました。
全体に白くなり、菌糸も落ち着いたようです。
水洗いのみの物は順調にできたのですが・・・。
アルコール消毒をした方に、ムラが出来てしまいました。
原因はアルコール消毒の後、しっかりと拭き取らなかった事と
考えられます。
確かに、アルコール消毒で雑菌は死滅しますが、同時に菌糸も
死んでしまうので、アルコール消毒後はしっかりと乾燥させるか、
拭き取っておかなければなりませんでしたね。
モロ初心者ですね、私、、、、、。
(やっちまいました。)