奄美大島 名瀬産WF1
2024/8/24に投稿致しました産卵レポートの卵からの飼育結果になります。
完熟Mat単体で34卵爆産し、多少脱落しましたが高添加カワラ菌糸を初齢からモリモリと食べて20匹以上不全ゼロで完品羽化しました。
国産ノコギリはドーナツやC型と呼ばれるような巨大な蛹室を作ってダイエットするクセがあるのできのこMatは掘るのが大変な程にガチガチに固詰めしましたが♂はやはり全個体そういった蛹室を作りました。
瓶底蛹室でも敢えて人工蛹室は一切使いませんでしたが綺麗な完品が揃ったので羽化が上手い虫ではあります。
冬場の床冷えを利用し低温を挟んで幼虫期間を延ばすつもりでしたが初夏に室温が21℃になった瞬間に大半が蛹化ラッシュになり思ったよりデリケートでした。早期羽化ほど大きく、現在蛹になっている遅い個体は10㎜程ダウンする形になっております。
1本目のNaturaで体重が一気に乗って頭打ちになり、2本目のきのこMatで若干痩せましたが3本使ったら更に痩せる気がしたので幼虫が分解してオガが土状になってスムーズに羽化できる想定で放置しました。
親はWDの♂68.1㎜×♀31.3㎜で♀があまりにも小さかったのでF1で特大は目指せませんでしたが、取り敢えず♂71~72㎜、♀40㎜が複数出ましたので飼育を大きく間違えた感じは無く、♀が親から9㎜跳ね上がっておりますのでF2でもう一度同様の飼育をしてアベレージがグッと上がる事に期待します。

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気をつけたポイント

2本目に交換する際に全幼虫の体重データを取りスマホのメモに全て記録し雌雄判別をしておいた事(一斉交換なので♂は1400cc、♀は800ccと間違いなく移せるように気を遣った)

備考

産卵に完熟Mat、餌にNaturaときのこMatを使用したので月夜野製品で回りました。 アマミノコギリは食性が強いと言われておりますが実際初齢でも菌糸を拒食しませんし、23℃で羽化させそのまま1ヵ月程度で休眠もせずに後食したので扱いやすく、70㎜前後ありますと掘り出しラッシュが楽しいので魅力を改めて感じました。