国産カブトムシの飼育
8月に入り、野外の昆虫達も盛んに活動をおこなっている時期ですね。クワガタはそろそろピークを過ぎてくる頃ですが、カブトムシは今からが本番になりそうです。
そこで今日は国産カブトムシについてちょっと紹介してみましょう。
【飼育種】
和名:カブトムシ
学名:Trypoxylus dichotomus
国産の雄、ご存知ムシキングの国産カブトムシです。飼育は成虫飼育、幼虫飼育、産卵、全てにおいてとても容易な種です。まさに初心者向けといえます。
【成虫飼育】
マットは何でもOK。とてもえさ食いが激しいので、エサを切らさないようにしましょう。
【幼虫飼育】
お勧めは「きのこマット」。単独飼育の方が多頭飼育よりもより大型になる傾向があります。また温度管理(通年25℃管理位)があると、野外天然ものよりも早めに羽化してきます。日本の虫ですので、常温飼育でも大丈夫です。
【産卵】
お勧めは「完熟マットもしくは黒土マット」です。国産のカブトムシはばら撒き産卵しますので、ヘラクレスのセット等のようにマットをそれほど固く敷き詰めなくても大丈夫です。 管理温度は25~28℃位がベストです。
国産カブト虫と国産クワガタムシ、どっちが好き?と子供さんに聞く事があります。大抵の方はクワガタの方が好きと答える子供さんが多いのですが、幼稚園児や保育園児等の年齢が低い子供は「カブト虫の方が好き」と答える事も少なくありません。挟まない、大きい、力が強いといった意味でも人気が高いです。それに数年前ブームになったムシキングの主役でもありますしね。
上記でも書きましたが、多頭飼育でも幼虫飼育は可能です。ただ可能とはいえ、あまり入れすぎると大きな個体には育ちにくくなりますので、密度には気をつけましょう。それと勿論常温飼育も可能です。じっくりゆっくり育てたい方、温度管理が出来ない方等はこちらの方もオススメです。羽化時期はまだまだ遅くなりますが、より自然に近い状態で観察する事が出来るでしょう。
皆さんも今年は国産の雄、カブトムシを是非飼育してみませんか?(^^)
4 Comments »
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
shiho様へ 夏はクワガタもいいですけどカブトの方がいかにも夏という感じが自分は好きです。やはりなんと言ってもあの独特な形が好きです。外国の虫には無いツノが最高です。ここで話が変わるのですが、今年生まれたカブトのメスが同じケースに入れているメスの上に乗って背中を舐めたり、きゅうきゅうと腹をこすって鳴らしたり、触角を激しく動かしたりするメスが一匹だけいるのですがこの症状は何なのでしょうか?助言お願いします。
Comment by sei — 2012年8月10日 @ 12:52 AM
seiさん レスありがとうございます。(^^) 元々、カブト♀はキュウキュウ言う事がありますよね、ただ♀が同じ♀に対してそのような行動をするのは初めて聞きました。。♂が♀のフェロモンを感じ、交尾を意識した時に触覚は激しく動きますが、♀が♀にはちょっと経験がありません。すみませんが、私にもちょっと分かりませんです。申し訳御座いません・・。
Comment by shiho — 2012年8月11日 @ 9:41 AM
shihoさん こんにちは 我が家でもseiさんの様な♂が♂に、♀が♀に求愛行動をとるおかしな奴がいました。恐らく人間の世界でもそっち系の人がいる様にカブト虫の世界でもあると推測します(笑) 国産カブトですが、僕は更に上を極めたくて最近はギネスを目指してます…が 最大48gまでいった幼虫が蛹化前で落ちたりして80ミリを越す個体を育てるのはそうとう難しいです。今季最大は83ミリでギネスの87ミリクラスには、ほど遠いです(T_T) まだ国産カブトも奥が深く極めるには歳月がかかりそうです…
Comment by hera26 — 2012年8月11日 @ 5:39 PM
hera26 さん レスありがとございます。 へぇ~そうなんですね、勉強になります!83mm大きいですね、私も頑張ってギネス級目指してみたいと思います。また色々と教えて下さいませ。今後ともよろしくお願い致します。
Comment by shiho — 2012年8月20日 @ 1:30 PM