クワガタ、カブトムシの幼虫飼育:あなたは単独飼育派?それとも多頭飼育派?【Shiho的見解 2025年度版】
皆さんはクワガタ、カブトムシの幼虫を飼育する際、どのように管理されていますか?
あくまで私の私的観点からではございますが、幼虫飼育の単独飼育と多頭飼育のメリット、デメリットを経験に基づいてご紹介してみたいと思います。
まずは単独飼育についてのご紹介です。
<単独飼育>
【参考例:国産カブトムシの単独飼育】
投入幼虫数:1頭
飼育容器:1100Pクリアボトル
使用エサ:きのこマット
【メリット】
・多頭飼育に比べてより大型になりやすい傾向がある。
・エサの交換時期をそれぞれの幼虫個別のタイミングで行うことが出来る。
・♂♀との羽化ズレ対策がし易い。
【デメリット】
・多頭飼育に比べて少々エサや、頭数分のケース(容器)代金がかかる。
・一頭ずつなのでマットの維持など個別の手間がかかる。
・幼虫が複数頭いる場合はボトル数によりスペースが取られる。
【実践してみての感想】
単独飼育は一頭ずつの管理なので、手間やそれを置く場所(スペース)も広くなってしまいます。
また個別にかかるエサの代金も多頭飼育に比べると若干余計にかかってしまう傾向があります。
しかしそこを乗り越えて単独飼育した場合、多頭飼育の場合より、より大型に羽化してくれる傾向が強いと感じています。
また割り出し時期が同じ同血統兄弟同士で次世代ブリードを考えた場合、♂と♀の管理温度や管理する容器の容量を変化させることによって、羽化ズレ対策も可能になってくると考えています。
次に多頭飼育についてご紹介します。
【多頭飼育】
【参考例:国産カブトの多頭飼育】
投入幼虫数:複数頭
飼育容器:衣装ケース中程度容器
使用エサ:きのこマット
【メリット】
・まとめて飼育出来るので、管理が楽。
・エサ代金も単独飼育よりは少々は少なくて済む。
・♂♀の羽化時期が単独飼育よりはズレにくい。
【デメリット】
・単独飼育に比べて比較的小型で羽化してしまう傾向がある。(※勿論幼虫密度にもよります)
・あまりにも過密になった場合、噛みあいなどでケンカ傷などが出来てしまう可能性もある。
・幼虫一頭一頭に合わせた飼育が難しい。
・ダニやカビ、コバエなどが発生した場合、マット全てを交換しないといけなくなる。
【実践してみての感想】
多頭飼育は、まとめて飼育するので、管理がとても楽で、ケースも一つで済むので管理場所(スペース)も少なくて済みます。またエサ代金も単独飼育と比べると若干お安く済む場合もあると思います。
まとめて一緒に入れるので共食いするのではないかと心配されることもありますが、基本的には経験上、多頭飼育をしても、エサ切れを起こさなければ共食いは起こりにくいと考えています。
小さなケースにあまりにも沢山の幼虫が密集した場合、近すぎて傷つけあうことは少々あるかもしれませんが、基本的に共食いするほどではないと感じています。(※あくまで私個人の感じた意見ですのでご参考までに)
同じ時期に割り出した同血統の兄弟同士で次世代ブリードを考えた場合、多頭飼育していると単独飼育よりは羽化時期がそこまでズレないですむとう傾向も見られます。ただし幼虫一頭一頭に関しての管理は難しく、マットの状態が悪化した場合、全て交換しないといけないとう事もあります。その場合、単独飼育よりもエサ代金がかかってしまうということもあると思います。
如何でしたでしょうか?単独飼育、多頭飼育。
どちらにもメリット、デメリットが存在すると思います。
後は個人のやり方や目的に基づいて選択されれば良いかと思います。
苦しい飼育をせず、楽しんで飼育をしましょう。
ちなみに参考までにですが、私:Shihoは単独飼育派です。ご参考までに。。。(^^)
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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