梅雨も真っただ中の6月。

野外ではクワカブ達の数も増えて来て、あちこちで採集出来たとの声を聞いております。

この時期になると、初心者の方から以下の質問をよく聞きます。

 

山でクワガタムシ、カブトムシが採れました。
どうやって飼えば良いですか?

 

なるほど、クワガタムシ、カブトムシの成虫の飼い方(管理方法)ですね。

私たち長年クワガタ、カブトムシに携わっている者にとっては当たり前の事ですが、初めてクワガタムシ、カブトムシを採集、もしくは入手された方にとっては戸惑う事なのかもしれませんね。

 

今日はそんな初心者の方にも分かりやすい「クワガタムシ、カブトムシの飼い方(管理方法)」についてshiho流ではありますが、ご紹介してみたいと思います。

 

一般的に初めて皆さんがやられている方法は、

 

★大きいケースでのまとめ飼い(多頭飼育)★

 

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クリーンケースMでまとめ飼いのクワガタ達

 

【メリット】
まとめて一緒に飼えるので、管理がとても楽。

【デメリット】
複数のクワガタ、カブトムシを一緒に入れてしまうので、ケンカをしやすくなる。
長生きさせるには向かない。

【感想】
この一緒に飼うことを私は「まとめ飼い(多頭飼育)」と呼んでいます。
まとめ飼いはその名の通り、複数の昆虫達を同じケース内で一緒に飼う(管理)することです。

確かにとても楽な方法なので、初めて虫を飼われる方はほとんどの方がこの方法で管理するでしょう。実際、私も子供の頃はそうでした。

とても楽な方法なのですが、デメリットも多いです。
一番のデメリットは虫達が出逢いやすくなり、ケンカをしやすくなるという事です。

 

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ケース内でひしめき合うクワガタ達

 

それによりお互いに傷付け合う事も多くなり、結果虫達の寿命も短くなってしまうというのが最大のデメリット(マイナス点)だと考えます。

【ケンカ対策案】
本当は後の記述で説明する「一頭飼い(単独飼育)」が理想なのですが、スペースや手間がかかりますので、なかなか難しいと思われる方も沢山いらっしゃると思います。

 

どうしても「まとめ飼い」をするならば、

 

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ケンカをしないよう障害物を入れてやる

 

このように、ケースの中でまともに出逢いにくくするように障害物(葉っぱや小枝)を入れてやると、虫達が直接まともに出逢いにくくなり、ケンカも減少してるれると思います。

葉っぱや小枝がなくても、代用品はいくらでも作れます。割り箸を小さく折ってやったり、新聞紙を小さくちぎって丸めて入れてやったりするだけでも、全く入れないよりは全然良いと思います。

 

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心なしか見栄えも少し良くなった気がしませんか?(^^)

 

 

★小さめのケースで一頭ずつ管理(単独飼育)★

 

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クリーンケースS(仕切り枠対策)で個別管理のカブトムシ♂♀

 

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プリンカップ860ccで一頭飼いのミヤマクワガタ

 

【メリット】
一頭ずつの管理なのでケンカが起きない。
結果、長生きさせやすい。

【デメリット】
狭いスペースなので、ケースが汚れやすくなる

【感想】
上記でご紹介した「まとめ飼い(多頭飼育)」と比べて、一頭ずつの飼育(単独飼育)になるので、ケンカが起こらない事が最大の利点です。

虫達を長生きさせるにはこの方法がベストだと考えます。
実際私も今現在管理している全ての虫達は一頭ずつ個別に単独管理しています。

ただケース内が狭い為、汚れるのが早い傾向がありますので、汚れが目立ってきたらキレイにしてあげると良いでしょう。

 

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♂♀隣り合わせで快適なカブトムシ達

 

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少し狭そうだがケンカは起きない

 

如何でしたでしょうか?
私個人は「一頭ずつ飼い(単独飼育)」派ですが、「まとめ飼い(多頭飼育)」か「一頭ずつ飼い(単独飼育)」か、初心者の方々にとっては、なかなか判断するのは難しいことかもしれません。

元々大自然の中で延び延びと生きてきた昆虫達なので、「まとめ飼い(多頭飼育)」するにしても上記のような障害物対策などをするようにして、少しでもストレスを軽減させて昆虫飼育を楽しんでみてはいかがでしょうか?(^^)

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
 人それぞれによっは管理方法など様々で、異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

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