クワガタ、カブトムシの採集方法【樹液採集】2022年度版
皆さんの大好きなクワガタ、カブトムシ
外国産種のように派手さや巨大さといった極端な特徴には及ばないかもしれませんが、勿論日本にも生息しております。
夏になると、子供たちを含め、大人たちまでもが熱中してしまう昆虫採集。
ではどうやってクワガタ、カブトムシを捕まえること、採集することが出来るのか?
この時期なると、「クワガタってどんなところにいるんですか?」、「どうやって捕まえるんですか?」「捕まえるコツを教えてください」との問い合わせが沢山来るようになります。
あくまで私:Shiho流ではございますが、今年よりクワガタ、カブトムシ採集デビューをしてみたい方達のご参考になればと考え、この日記上でご紹介してみたいと思います。
※ この記事内容は過去日記でもご紹介しております(一部訂正&加筆あり)内容が重複しますことをご了承下さいませ。
では、クワガタ、カブトムシを採集するにはどのような方法があるのか?
あくまで私が考える採集方法ですが、全ての方法ではございませんが、主に以下の様な方法があります。
・樹液採集
・灯火採集(外灯巡り採集)
・灯火採集:(ライトトラップ採集)
・トラップ採集:フルーツトラップ採集
※名称についてはあくまでShihoがそう呼んでいるだけで、正式にそう呼ばれている訳では御座いません。ご了承下さいますようお願い申し上げます※
今回は「樹液採集」についてご紹介してみたいと思います。
「樹液採集」
ヤナギの木に集まる昆虫達
樹皮裏に潜むヒラタクワガタの♂♀ペア
クヌギの樹液を舐めるカブトムシ♂
クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギの木等々。
夏になると、こういった木からは傷付いた箇所から、甘酸っぱい臭いのする樹液が流れ出すものがあり、その樹液を目当てにクワガタ、カブトムシが集まってきます。
その木が出す樹液に集まってくる虫達を見つけ、直接捕まえる方法を「樹液採集」と呼んでいます。
その樹液採集のやり方は様々です。
手で届く範囲にいれば、直接手で採っても良し、
手が届かなければ網を使用して採っても良し、
網でも届かなければ、木を蹴って落としても良し。
こういう風に木のウロ(穴)の中に入っていて手では採れない時は、
こういう道具(通称:掻き出し棒)を使用して、取り出しても良し。
掻き出し棒を利用して採集されるヒラタクワガタ
上手く採集することが出来れば、
こんなに沢山のクワガタ、カブトムシ達も採れちゃいます。
樹液採集を成功させる上で、私:Shihoが大事と考えるのは、
★天気★
理由:雨の日等は虫の数も少なく、また雨の中で木を蹴っても虫が落ちて来たのか、雨なのか分かりにくいです。曇り~晴れの日を選ぶと良いでしょう。
★気温★
理由:気温が低いと虫の活動が活発化しません。勿論低い気温で活動する高山系の虫(ヒメオオやアカアシ等)も存在しますが、平地性の強いノコギリやヒラタ、コクワ、カブトムシを狙いたい時は最低でも20℃以上は欲しいところ。25℃以上あればかなり良いでしょう。
★風★
理由:採集時にあまりにも風が強いと、木が大きく揺れてしまい、それに付いているクワガタ達はしっかりと木にしがみついてしまいます。そうなると、人が蹴った位では全く落ちて来なくなりますので、強風の時の採集は難しくなる可能性が高いです。
★木の種類★
理由:クワガタ、カブトムシはどんな木の樹液にでも集まるわけでありません。代表的なのは、クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギ等の広葉樹系の木。木の種類をしっかりと認識することはとても大事と考えます。
★狙う虫の特性を知る★
理由:例えばミヤマクワガタが欲しい時、あまり標高が低い平地ではミヤマクワガタを見つけることは難しいです。ミヤマクワガタの場合、山間部の少し標高が高い場所を狙うなど、その虫が生息している場所の特徴をしっかりと把握しておくことで、狙い通りの虫をつかまえれる可能性が高くなるでしょう。
如何でしたでしょうか?
上記が私、Shihoが樹液採集時に気を付けているポイントです。
皆さんも是非樹液採集にチャレンジして、念願のクワカブを沢山GETしてみませんか?
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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