クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2024年【No.27】ミヤマの姿が消えた!:9月中旬採集!【九州 宮崎編】
前回の日記で、群馬県での今年度のクワカブ野外採集のシーズン終了を告げましたが、こちら宮崎はまだまだ終わりませんっ!!
9月も中旬に入った宮崎の山の様子をご紹介したいと思います。
【2024/9/11の採集】
採集ポイントに到着して、
最初に目に飛び込んで来たのが、
タマゴタケ
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
なんとも立派なタマゴタケ!
こちらではなかなか目にすることが少なく、私も久しぶりに見ました。
真っ赤な色合いで、見るからに毒々しいですが、実は立派な食用キノコ。
秋の山の恵みの一つですね^^
さて、本題はクワガタ採集に戻りまして、
ハルニレの木で小さな個体を発見!
お顔を拝見させて頂くと、
スジクワガタ♂
体長:約♂15㎜ほど
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
とても小さいスジクワガタの♂個体でした。
この時期になるとやはり傷だらけですね。
しかしこんな小さな身体で今の時期まで生き残って来た歴戦のツワモノです。
大きなハルニレの木
葉を見る限りでは、まだまだ枯れてはいませんが、やはり少し黄色がかってる感じがしますね。。
このハルニレの木を蹴ってみると、
ボトボトッツ!!
と、何とも心地よい落下音!
探し当ててみると、
ノコギリクワガタ3♂
体長:約♂30~60㎜ほど
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
ノコギリクワガタ3♂が落ちて来ました。
ちょうど小歯、中歯、大歯のグラデーション個体ですね。
クワガタシャワー何度聞いても良いものです^^
この子達と同時に、
サツマコフキコガネ
大きさ:約♂27㎜
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
サツマコフキコガネも落ちて来てました。
触角が立派ですね^^
ふと、周りを見渡してみると、
ヤマグリ
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
こちらも秋の味覚、ヤマグリが落ちていました。
まだちょっと早いかなと思ったのですが、一つ落ちていれば他にもあるはず・・・
と探してみると、
落ちているには落ちていましたが、そのほとんどが空か、このように既に食いかみ砕かれていました。
おそらく猿の仕業でしょう。。
猿にとっても御馳走ですからね💦
コクワガタ♀
体長:約25㎜ほど
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
こちらのハルニレ木の隙間にはコクワガタ♀の姿がありました。
まだ樹液も出ており、周りではアリ達の姿も見えました。
こちらのクヌギのウロからは、
ヒラタクワガタ2♂
体長:約♂57㎜&56㎜
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
中型のヒラタクワガタ♂が2頭も入っていました。
さすが長生きする黒系クワガタ種、こちらのヒラタ達はほぼ傷一つ無くとてもキレイな身体をしていました。
このヒラタ2頭が入っていた木を叩いてみると、
カブトムシ♂
体長:約♂50㎜ほど
【2024/9/11:宮崎県某所:観察者:Shiho】
カブトムシ♂が落ちて来ました。
角も折れてまさに満身創痍ですね。
この個体も小さいながら今まで生き残った歴戦のムシキングです。
という感じで、9/中旬の宮崎県での野外採集を楽しみました。
んっつ?あれ?
そういえば今回はミヤマクワガタの姿を見かけませんでした!!
今回見かけた種は、
・ノコギリクワガタ
・ヒラタクワガタ
・スジクワガタ
・コクワガタ
・カブトムシ
上記4種、頭数にしたら全部で20頭位でしょうか。。
行ったポイントにもよるのかもしれませんけど、この数は少ないですね。。
宮崎なら例年を見てもまだまだ採れても良いのですけど。。
最近は気候の変化が激しく昔とは全然違って来ているようにも感じます。
その影響もあるのでしょうか。。
でももう少し楽しみたいので、次回はポイントを変えて攻めてみようと思います💦
※昆虫には数多くの種類がおり、その数は計り知れません。ゆえにこのブログ上でご紹介している虫達も、私達が知る限りでの浅い知識でご紹介しておりますので、種類名や名前、生息情報などが間違っている場合もございますので、そのことをご了承の上、あくまで参考紹介として気軽にご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げますm(__)m
※ご紹介する生き物は私が出逢ったもので間違いないですが、ご紹介する際、ブログ更新時とのタイム差等により、多少の時系列が前後する場合もございます。ご了承下さいませ。
※散策手段や採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって散策方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※野外散策や、採集はマナーが大事です。散策&採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいない昆虫の放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
※ 海洋&水生生物の場合、採集してはいけない生体や場所、採集方法などがあります。
漁業権などの問題にもなりますので、注意をする必要があります。
その辺りをきちんと確認をするなどして、くれぐれも気を付けましょう!
3 Comments »
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質問したいことがあるのですが質問していい場所がわからずここに書かせていただきました。
間違っていたら申し訳ありません。
ふるさと納税の返礼品として頂いたタランドゥスオオツヤクワガタのペア♂70㍉メス48㍉を飼育しています。
せっかくなのでブリードしてみようと考えハンドペアリングさせてレイシ材を用いて産卵セットを組みました。
その日に材に潜って6匹の幼虫と卵4つを採ることができました。
たまたまうまくいってしまったので、2週間休ませながらゼリー食べさせて2セット目の産卵セットに入れました。
ペアリングが再度必要なのかわからなかったので、もう一度ペアリングさせたのですが、今回は全くレイシ材に潜る気配もありません。
室温など環境は1回目と変わっていません。
違うところは1回目に使用したレイシ材と同じ日に購入したため冷蔵庫で保存していたことです。
冷蔵保存していたことによって♀にとって魅力的ではなくなってしまうこともあるのでしょうか?
それとも、ほかに何か考えられる原因があるのかそういった事例を知りたいです。
最後に一度産卵に成功している♀は再度産卵させる場合にペアリングは必要ないのでしょうか?
わかる範囲でお答えいただけたら幸いです。
Comment by ましも — 2024年9月12日 @ 8:49 PM
ましも様
コメントありがとうござます。
そうですね、例え前回が産んでくれても、次も必ずしも産んでくれるとは限らないというのは実は結構あります。
実際の原因は正直な所分かりませんが、
・今回用意した材が気に入らない(材も一本一本違いがあります、朽ち具合とか、固さとか・・)
・一度産卵したことで、満足してしまった。
・元々それ位の産卵数(卵)しか持ち合わせていなかった。
・産卵を中断されてしまったことによる産卵モードのスイッチ切れ。
ようなことも考えられます。
上記でも書きましたが、冷蔵庫に入れて材質が変化したこともあるのかもしれません。
また材も一本づつ特性が違いますので、「この材は気に入ったけど、この材は気に入らない」などの選り好みもあるのかもしれません。。
ちなみに交尾は短期決戦ならば一度交尾させれば私は再交尾はさせません。
そのまま交尾無しで引き続き2回目の産卵セットに入れると思います。
実際、どの種でも今までそれで問題なく産卵していますので、特に問題はないように感じています。
産卵しなくなった本当の理由は正直私にも分かりませんが、それでも産ませたいのであれば、材を変えたり、環境を少し変化させたり等の工夫をして、産卵セットを組み続けるしかない・・・としかお答え出来ません。。
あくまでも私個人の考えかたややり方です。
やり方は千差万別ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2024年9月13日 @ 7:22 AM
返信ありがとうございます!
参考にして色々と試行錯誤してみます。
クワガタの沼にハマりかけているのでこれからも飼育を楽しんでいろんな経験値を積めたいいなと思います。
失礼しました。
Comment by ましも — 2024年9月13日 @ 8:44 AM