本土産カブトムシの飼育(産卵結果:第3弾)
今日は、本土産カブトムシの産卵セットの最後のセットの割り出しの結果をご紹介したいと思います。
まずは先日の日記と同じ内容になりますが、本土産カブトムシの♂画像と産卵セット時のセッティング方法のご紹介から。。。
【飼育種】
和名:カブトムシ
学名:Trypoxylus dichotomus
<産卵セット時の方法>
弊社のマット内でのお勧めは「完熟マットもしくは黒土マット」です。
国産のカブトムシはばら撒き産卵しますので、ヘラクレスのセット等のようにマットをそれほど固く敷き詰めなくても大丈夫です。 管理温度は25~28℃位がベストです。
【産卵にお勧めのマット】黒土マット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースL~LL
【産卵管理温度】25~28℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの2/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
<割り出し時の産卵結果の様子>
大きめのタライにケース内のマットをひっくり返しました。少し数が少なく見えますが・・・。
1頭取り上げて手のひらに乗せてみます。この幼虫は3令初期位ですね。まだ皮膚が薄いです。とても攻撃的で危うく噛みつかれそうになりました。注意が必要ですね。
では、最後の産卵セットお結果ですが、このセットからは
<産卵結果>
幼虫9頭
9頭という結果でした。
本土産カブトにしては全然少なく、今回複数セットした中では一番数が少ないという結果でした。しかしながら親♀はとても頑張ってくれました。感謝感謝です。(^^)
<全体の感想>
今回、本土産カブトムシの産卵セットを3セット割り出しました。改めてトータルの結果をまとめてみると
第1セット割り出し:51頭
第2セット割り出し:42頭
第3セット割り出し:9頭
3セット全部で合計102頭という結果でした。この数ならば、通常産む個体に当たれば1♀からでも取れる数なので、結果的には少ない方だと感じました。産卵数にもバラつきがあり、特に最後に割り出した3セット目は9頭とかなり少なかった結果でした。個体によってここまで差が出るものなのですね。簡単ではないということがよく分かりました。
上記が本土産カブトムシの産卵セット割り出しの全ての結果でした。今年は本土カブトムシは3セットしか産卵セットを組みませんでしたが、来年はもう少し頑張ってセットを増やしてみたいと思います。(^^)
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