ヒラタクワガタ幼虫【幼虫観察シリーズ 2018年度版】
先日、産卵セットの様子をご紹介したヒラタクワガタ(宮崎県産)ですが、産卵セットの様子を見てみると、上のゼリー容器(空になっていました)の中に幼虫を発見。
割り出し予定はまだもう少し先にしたいのですが、折角上に上がって来てくれたのでヒラタクワガタのお顔をご紹介してみたいと思います。
まずはヒラタクワガタがどんなクワガタなのか?
勿論知っている方が大多数だとは思いますが、初めてこの記事を見る方の為に軽くご紹介。
【個体参考画像:ヒラタクワガタ♂(宮崎県産)】
上記画像のクワガタがヒラタクワガタです。
この画像のヒラタクワガタは宮崎県産。
いわゆる本土ヒラタクワガタという内訳になりますが、本土産でも関東と九州では若干形状が違うとも言われています。
離島産はそれぞれ亜種分けされているものが多く、特徴も大きく異なる部位もあります。
そして、今回逢いに上がって来てくれた幼虫がこちら、
【ヒラタクワガタ(宮崎県産)の頭部画像:2令初期】
【ヒラタクワガタ(宮崎県産)の全体画像:2令初期】
この幼虫は2令初期、つい少し前に初令から脱皮したばかりの幼虫でした。
その証拠にまだ身体の皮膚も薄く、透明がかっています。
頭部に至ってもまだ黄色味が強くなく薄い黄色です。
このような感じは脱皮直後に見られる形態です。
しばらくお顔を拝見し、撮影をした後、この幼虫だけはとりあえず菌糸ビンに投入しました。
大きく羽化して欲しいですね^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
4 Comments »
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こんにちは(こんばんは)。
今年からクワデビューしたkosa335です。
ヒラタクワガタ幼虫良いですね!私は、ヒラタクワはうまいこと2ペア捕獲したのですが・・・。産卵には失敗してしまいました・・・。
やはりちゃんとセットを組まないとダメなんですね・・・。詳しい人に聞いたところ、♂♀を一緒にいれてたケースが「大きすぎ。」だったようです。大きいほうが少しでも自然に近くていいかと思った素人の私でした・・・。
また来季チャレンジです。
そして私はいまだ、フィールド通いを続けてます。
今季数か所だった採集ポイントを少しでも増やしたくて、こちらでの、主力樹のアベマキのありそうな所をうろうろしてます(笑)。探検気分で。
幸い何か所か、樹液で黒くなった木や、樹皮のめくれた木を発見。
コナラ林もありました。果たして、お宝発見となるか?来季が楽しみです。
森のなかに居ると、この時期でも虫たちを見かけます。と、言っても、カマキリ、マイマイカブリ、ゴミムシ(?)、ゴキブリなどですけど・・・(笑)。
ただ少し前に初めてセンチコガネを見つけて嬉しかったですね。オオセンチコガネも見てみたいのですが・・・もう無理かな。
そうそう、私の知ってるアベマキの木の洞に越冬中のコクガタが居ます。前の投稿にも書いた個体なのですが、いまだそこに居ます。野生個体を見たくなると、見に行ってます(笑)。休んでるところをライトで照らされ、たまったもんじゃないのかも、ですが・・・。
また色々情報お願いします。
長々失礼しました。
Comment by kosa335 — 2018年12月8日 @ 9:21 PM
お久しぶりです〜。
今日は、午後が早めの時間から空いていたので、久し振りに採集に行って来ました。
11月11日以降、クワガタを見れておらず、寂しかったので、一番可能性の高い、広大なポイントに、歩いて採集に行きました。
広大と言っても、隅から隅まで探していたのでは時間がかかり過ぎるので、実績のあるエリアを少しだけ散策してきました。
しかし、実は最初から、「居るとしたらこのエリアだろう」と、行く前に感じており、真っ先にそこに行きました。
この時期の探し方として、仮に出ていても、樹液で採るのは、こちらではまず無理で、採れても木の幹に染み出ている樹液では無く、根っこ付近の、土が柔らかく、落ち葉の沢山ある環境でないと難しいです。
なので必然的に、木の根元付近で、水分が十分にある、柔らかい所を掘ってみるを言う感じが多くなり、まぐれで当たればラッキーという感じです。
クヌギ、コナラや、シラカシなどの根元から、落ち葉をどけ、土の状態を確認し、感想していればまた落ち葉を戻し、適度に湿っていれば、軽く掘ってみる、これの繰り返しですね。
しかし今日は、エリア内の一本のエノキ?の木からオーラを感じ、根元を掘ってみるもかなり乾燥しており、なんだかしっくりきません。
幹を見ても、小さな隙間はありますがクワガタの入れるような隙間はなく、何処に居るのか?と言うかそもそもこの木に居るのか?と思いましたが、幹の反対側が、縦に筋の様に若干凹んでいる所があり、そこに土がこびり付いていました。
その土を掻き出し棒で退けると、隠れていた小さな隙間に古いクモの巣が見え、それを退けるとクワガタらしきお腹が見えました!
ライトで照らすと赤く見え、一瞬ゴキブリかと思いましたが、下の土も退けてみると顎が見え、「よっしゃクワガタだ!」と、一人で興奮しますが、ライトで照らしても、全く動きません。
早速取り出しにかかりますが、しかし全く動かず、足も固まったまま全然動かず、触覚も出て来ません。
「これはひょっとして死んでいるのか?」と、不安になりましたが、取り敢えず取り出して見ます。
しかし足が狭い隙間に引っかかり、無理すると足が折れてしまうので、慎重に手繰り寄せ、最後は指を突っ込み、顎を掴んだのですが、挟んできたので、生きていると胸を撫で下ろしました。
出てきたのは越冬中だった綺麗なコクワガタの♂で、41mm程でした。
越冬中のためか、足が固まって全く動きません。
恐らく寒さで動けず、仮死状態になって越冬していたのだと思います。
良く見ると、隙間の奥には、僅かに樹液の滲み出た跡があり、丁度良く隙間も隠れていたので、越冬には適した環境だったのかもしれませんが、しかし、我ながら良く見つけたと思います(笑)。
最初に感じた気配は、やはり本当だったと、驚きとともに嬉しくなりました。
家に居る時から、「今日はあそこに居るな」と感じていたので、今シーズンにも何度かそう言ったことはありましたが、今回はもしかしたら遠隔で、生息を感知していたのかもしれませんね…なんて、ただの妄想かもしれませんが、このコクワガタの存在を感じたのは事実ですし、その勘を信じてしつこく探さなければ、発見できなかったと思います。
前回の発見から、丁度1ヶ月の発見で、最長記録がさらに伸びました…。
長〜い自己満足文、失礼しました。
Comment by Yuki — 2018年12月11日 @ 8:24 PM
kosa335 さん
レスありがとうございます。
採集行かれたのですね、越冬ちゅうのコクワがいる場所をご存じとは凄いですね。
私も冬場にフィールドに行った時は越冬中の個体がいないかよく探してみるのですが、なかなか見つけることは出来ていません。
昨年越冬中のスズメバチは見かけましたが・・・。
フィールドワークは楽しいですよね。
この時期にクワカブが野外で見られないのは分かっていますが、ついつい足を運んで行きたくなってしまいます。kosa335 さんのお気持がよく分かります。
近況報告ありがとうございました。
またの投稿楽しみにしております^^
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年12月12日 @ 8:33 AM
Yukiさん
レスありがとうございます。
Yukiさんも野外採集とは・・。
まだ未だにフィールドで採集を行う方がいるのは嬉しいことです^^
私も大いに刺激になります!
コクワガタ発見されたのですね、凄いっ!!
私も11月まではクワガタの姿を見ますが、さすがに12月にはまだ出逢ったことはありません。
お話を聞いていると私もフィールドに行きたくなってきました。
Yukiさんのように発見できるかどうかわかりませんが、山の雰囲気だけでも味わって来たいとおもいます^^
コメントありがとうございました。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年12月12日 @ 8:42 AM