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セット内容詳細

ケースはコバエシャッター中を使用。 下半分に完熟マットを固く詰め込み(約10㎝)、上半分に産卵促進剤の入った産卵一番(フォーテック社製)を柔らかめに詰めた(約10㎝)。産卵材はクヌギ材小サイズを2本使用した。材は完全に産卵用マットに沈めて設置。

親虫♂♀情報(熟成期間など)

オガサワラチビクワガタ(父島中央山脈産)5頭(♂♀の区別は不可能)2016年1月~2月羽化。

気をつけたポイント

殆ど産卵・飼育に関する情報も無く、小笠原の自然環境に近い状況を再現させることにした。 特に気を付けたのは、冬場の温度管理。小笠原が亜熱帯地方なので、25℃を常にキープするため、「冷やし虫家」を使用して25℃一定温度管理した。

備考

母島産のオガサワラチビクワガタを先行して繁殖を行い成功している(2016年7月16日投稿)。ケース外から最初は1個体確認できたがその後、合計4個体確認。現在は内部に入って姿が見えなくなっている。 今回の父島産は、羽化日が2か月遅かったので産卵床セットも2か月後の5月に実施。他のクワガタ同様、幼虫は孵化後2・3か月で2令位に加齢するものと思われる。 母島産・父島産ともに、産卵床セットして1か月後位に急に餌の生肉を完食する日が続くことから、大体その時期に産卵しているものと推測される。現在も摂取量は少なくなるが餌は減っているので、親虫もいずれも健在と思われる。 これからは、離島の希少種に特化した飼育・繁殖に重点を置いて、まだ生態不明で飼育情報の乏しいクワガタの検証を行い、情報開拓に努めたい。