6月に初2令幼虫40頭(親♂70~69mm X 親♀37~35mm)を200㏄菌糸カップに投入。9月に800㏄菌糸瓶に入れ替え、以後3か月毎に800㏄菌糸瓶を交換しました。ほとんどが6月に羽化しました。40頭の内訳は、幼虫死亡4頭、蛹死亡5頭、羽化不全3頭、羽化28頭でした。完品羽化個体の大きさは、♂64~69mm、♀35~39mmでした。

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気をつけたポイント

最初に菌糸カップに入れたことで、夏場を冷やし虫家内で乗り切ることができました。また、室温が上がってくる5月~6月には大きめの幼虫から優先的に冷やし虫家内で温室管理しました。残念ながら、全ての個体に完全な温度管理ができず、軽微な羽化不全が頻発しました。来期はエアコン完備で温度管理を行う予定です。

備考

♂はすべて大歯型で、♀もすべて35mm以上の大型個体となりましたが、残念ながら目標の♂70mmオーバーの個体は作出できませんでした。トカラノコギリは2年1化ならば大きくなると言われますが、何とか1年1化で70mm台の大型個体を作出したいと思います。色彩もトカラレッドはもちろん、トカラオレンジ、トカラグリーンの希少な色彩個体の作出も目指したいです。いつの日か、♂70mmオーバーのトカラグリーンの個体に出会えるように。