5月も後半、いよいよ2016年度の野外採集(昆虫採集)開始!クワガタ野外採集(昆虫採集)第1回目です。

 

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AM 6:30、気温:20℃、天気:晴れ

 

採集地を目指し、山間を目指します!
気温20℃、気持ちの良い晴天ですが少し肌寒さを感じます。

 

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目的地のハルニレの林に到着です。

 

と、採集を始める前に、

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今年も例年恒例行事、山の神様にご挨拶をします。

「山の神様、今年も野外採集に参りました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます」と、声を上げて申し上げ、お神酒を大地に染み込ませて飲んで頂き、ご挨拶をさせて頂きました。

 

ご挨拶がすんだところで、今季の採集開始です!

 

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最初はこのハルニレの木。

ところどころ樹皮が剥げてデコボコになっている木です。

 

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じっくりと樹皮の間などを見ていきます。

 

すると、

 

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樹皮裏にクワガタらしきお尻が見えました。

 

慎重に取り出してみると、

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極小のコクワガタ♂個体。
今シーズンの初採集個体です。

サイズは♂15mm程でしょうか?
たった今蛹室より出て来たかのようなとてもキレイな♂個体。
傷一つありませんので越冬個体ではなく、おそらく新成虫でしょうね。

とても小さい個体ですが、初採集は何が採れても嬉しいもの。出逢えた喜びに感謝感謝です!!

 

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近くの同じハルニレの木のウロ(穴)を見てみると、

 

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これまたとてもキレイなスジクワガタ♂を発見!
体長は20mm半ば位といったところ。

 

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同じ場所からさらに小型のスジクワガタ♂個体も発見。
こちらはかなり小型で、スジクワ特有の斧状の内歯の形が完全に表れていません。

 

今度は少し移動して、

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クヌギの木にツタが絡まっている部分より樹液が出ています。
そのツタの影に隠れるように潜んでいるクワガタがいました。

 

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近づいて撮影してみました。
アゴと内歯の形状よりコクワガタのようです。

 

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取り出して撮影。立派なコクワガタ♂大歯型です。
サイズは♂35mm位といったところですね。

 

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そのツヤの裏側からコクワガタ♀個体も見つかりました。
こちらもとてもキレイな♀。間違いなく新成虫でしょう。

 

その後も楽しみながら採集を2時間程続けました。

 

そして、2016年度の初採集の結果は、

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初採集個体の一部

 

コクワガタ♂:8頭
コクワガタ♀:1頭
スジクワガタ♂:2頭

合計:11頭

という結果でした。

 

今回出逢えた種類はコクワガタとスジクワガタの2種のみ。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタはもう少し後だとしてもヒラタクワガタにも会えなかったのは残念でした。

通常まだこの早期な時期だとコクワガタなどは越冬個体をよく見かけるのですが、今回出逢った成虫はほとんどが新成虫と思えるほどキレイな個体ばかりでした。

コクワガタとスジクワガタは寒さにも強い種なので、早くから活動しているのでしょうね。

採集したのはほとんどが木のウロ(穴)や樹皮裏採集。
木を蹴って落ちて来たのはコクワガタ♂1頭のみでした。

 

あと、蹴った際にこんなのも落ちて来ました。

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 【ヒゲコメツキ】
コメツキムシ科
体長:20~27mm程度
北海道~九州に生息

 

 

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ふと周りを見渡してみると野イチゴが沢山なっていました。

 

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赤く色づいていてとても美味しそうです。

 

如何でしたでしょうか?2016年の今季初採集:第1回目。
まだまだ数や種類は少ないものの、久しぶりなので、とても新鮮で非常に楽しみながら採集をすることが出来ました。

また次回の採集を楽しみにして2016年度の初採集のご報告を終了させて頂きたいと思います。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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