コバエ・ダニ・線虫についての考え:パートⅣ
先月10/30の日記にてクワカブ飼育の永遠のテーマとも言える「コバエ・ダニ・線虫についての考え」について書きました所、皆様より以下のレスがありましたのでご紹介致します。
【お金はかかるけど さんのレス】
どのマットからもハエが発生するということですが まったく発生しないマットもあります。コバエシャッターなどのほぼ外部からハエが侵入できない状態のケースからハエが発生するのは、やはり製造過程でハエが産卵しているということだと思います。で、対策ですが、冷凍が一番だと思っています。レンジでチンか、冷凍の二つが最強部類の対策だと思いますが私はレンジでチンはくさすぎて耐えられなかったので、冷凍することにしています。冷凍ごときでハエは死滅しないという人もいるのですが、一度凍らして、解凍。もう一度凍らす・・・と2回繰り返して見たところこの一年、ケース内にハエが発生したことはありません。一度だけ凍らした場合は少量ですがハエが発生したので2度凍らすと完璧という結論になりました。ただ、家族の食材がある冷蔵庫だとマットを入れるのは少し難しいかなぁと思うのでフリーザーを購入することをお勧めします。まぁ、虫のためにそこまでできる人はごく少数だと思いますがw
レスありがとうございます。レンジでチンの熱処理は聞いていましたが、冷凍という方法もあるのですね。これは勉強になりました。後はおっしゃる通りそれ専用の冷蔵庫があればいう事無しですね。
【ソメ さんのレス】
私も、常にクワカブ飼育では、コバエ、ダニ、センチュウに悩まされ日々苦闘しております。ケースにハエトリグモを入れたり、コムカデを入れたりしてそれなりにコバエに対しては効果を得ています。しかし、センチュウについてはまったくその対策が見つかりませんでした。最近になってウィキペディアより次のような記述を見つけました。
「ヒラタケ科に属するヒラタケ属(Pleurotus)とヒメムキタケ属(Hohenbuehelia)の多くの種は線虫捕食菌であり、センチュウを捕らえて栄養分を得ている。捕食は粘着性の瘤を持つ菌糸によるもので、これを付近のセンチュウに付着させ、毒素を分泌する。」
とあります。これからは、マットに菌糸を混ぜて実験してみようと思います。
レスありがとうございます。ハエとりグモ、コムカデですか!凄いですね。ハエトリグモはその名の通りハエを取ると思うので想像がつきますが、コムカデとはムカデのことですよね?これもハエを食するんですね・・・。また線虫のご意見、なんとも初めて聞きました。大変勉強になりました。
皆さん、レスありがとうございました。ダニ・線虫、コバエに関しましては人によってはまだ色々と意見&見解&対策があるかと思います。何かありましたらまだまだ沢山のご意見や対策アイディアをお聞かせ下さいませ。(^^)
5 Comments »
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少し書かせて頂きます。 50Lや60Lの大袋でマットを購入した場合に直ぐ使いきれるのであれば問題無いでしょうが、ビニールの大袋の中で特に夏は湿気が出て線虫発生の原因になります。 自分の飼育頭数を良く考え短期間に使いきれる数量を注文する事もある意味線虫防止策だと思いますよ。 一年ほど前から月夜野さんの商品を使わせて頂いてますが私は10L袋を何個って注文をします。 ですから月夜野さんの商品から線虫やコバエが涌いた事なんて一度も無いですよ。
Comment by 通りすがり — 2009年11月17日 @ 9:39 PM
コバエはガス抜きの際に飛び込んで産卵するみたいですね。臭いので当然室内ではガス抜き出来ないですから外に置くと文字通り、アッという間にキノコバエがたかっています。飼育ビンに詰めて暫くするとキノコバエのウジだらけになります。ガス抜きの際の防虫対策が一番の決め手だと思いますが如何でしょうか?開封前の袋内にはキノコバエのウジを見た事は今まで無いので・・。 キノコバエのウジは見た目、線虫そのものですが皆さんが言っているセンチュウとはこのウジの事でしょうか?それとも全く別のセンチュウ類の一種なのでしょうか? そこのところがいまいちわかりませんよね。 キノコバエなら家族に非難される位でクワガタにはそれ程影響あるとは思われませんが、クワガタに寄生する線虫だったら大問題ですよ!せめて種類位知りたいです。 肉眼で見えるならば、よほど大きな線虫なのでしょうね。どうも私にはキノコバエのウジと混同してるような気がしてならないのです。何しろ、そのセンチュウなるものを見た事がありませんので。ちなみに傷ついた成虫の傷口に取り付いた膨大な数のセンチュウを観察した事はありますがマット内において肉眼確認出来るレベルの大きさではなかったです。
Comment by 虫シゲ — 2009年11月18日 @ 11:01 PM
私も雑虫処理は「冷凍」が最強だと思います。レンジによる加熱処理と異なり,バクテリアも死滅しないため,オススメです。 私は,ジップロック,タッパーの二重パックでこっそり家庭の冷蔵庫の冷凍室に入れてます(笑)
Comment by POCK — 2009年11月19日 @ 9:55 AM
冷凍も効果抜群のようですね。 家の冷凍室は、常に冷凍食品で一杯なので試せません。 家では自作の加熱方式を採用しました。誰にでもできるわけではないので、雑虫駆除の1例としてご紹介します。 方式は、ブリキバケツ(36L)に絶縁処理して電熱線を巻き、コンセントに接続して、マットを入れてバケツ全体を加熱するものです。ブリキバケツには60℃のノーマルONのサーモスタットを取り付け、温度一定にしてます。更にその外側にプラスチックのバケツで保温してます。 気が向いたら攪拌します。1昼夜の電気代は約23円。 温度設定を60℃にした理由は、 マットを発酵させる際には、約60℃くらいの温度になると思っているからです。つまり、60℃くらいならバクテリアは死滅しないと判断しました。一方、ダニは50℃,約1時間くらいで卵も死滅できるようです。コバエや線虫は、もっと早く死滅しますので、60℃を設定温度にしてあります。 自作に走った背景ですが、 私も電子レンジで色々試しました。でも、皆さんご指摘のように、高温になりすぎてダメでした。例えば、10Lタッパーにマットを入れてレンジで7分加熱すると、中心部の温度60℃くらいですが、表面付近は90℃近くまでになります。コバエはほぼ死滅しますが、ダニは暫くすると再発生します。何より異臭が酷くて、マットが使い物になりませんでした。そこで、ゆっくり加熱して全体温度を60℃にできれば、ほとんどの雑虫は駆除できると思い、自作しました。
Comment by ぱぁ~さる — 2009年11月28日 @ 4:32 PM
いつも楽しく拝見させております。 コバエですが私もマットのガス抜き時に1度やられました。 状況はこうでした。 ベランダでやってたのですが(ケースにダニシートをはさんで)なんと蓋の内側の側って言うのですか?本当の隙間に卵を産みつけてウジがわいてました。気づかなければ(こいつら本当に小さいので)マットにブレンドするとこでした。 その後の対策として評判の洗濯ネット(¥100均)です。セーター用の大きいのなら中ケースはすっぽり入ります。 ひとまずその後は被害にあってません。(¥100均なら小遣いも痛みません)
Comment by 天目 — 2009年11月28日 @ 5:48 PM