アルキデスヒラタの飼育(羽化)
久々の羽化報告です。今回はアルキデスオオヒラタです。
【アルキデスヒラタ♂80mm】
【飼育種】
和名:アルキデスヒラタクワガタ
学名:Doucus alcides
【羽化体長】♂80mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】1100ccの容器使用
【えさ交換回数】途中2回(計3回)
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入して約13ヶ月
アルキデスヒラタの中歯タイプです。きのこマットで飼育しました。サイズは少し小型の部類ですが、低温で管理した為、飼育期間は少し長めとなりました。
飼育自体は比較的容易なタイプですが、なかなか大型になりにくい種です。幼虫飼育はマット飼育、菌糸飼育どちらでも育ちます。
菌糸飼育の場合はマット飼育よりも期間的に短くて羽化してきます。この個体も野外のものとひかくすると全然大型とは言えませんが、無事羽化はしてくれました。
季節ももう3月終盤、今からシーズンに入り、インドネシアからの野外個体も頻繁に入ってくるようになります。アルキデスは比較的安価で入手しやすいですので、機会がありましたら是非飼育してみてくださいませ。超大型の短歯タイプは前胸もぶ厚く、かなりの迫力がありますよ~。(^^)
5 Comments »
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アルキデスいいですね。うちのヒラタですが、一昨年採集した国産ヒラタ♀が卵を生み、昨年無事羽化しました。ほったらかし飼育にもかかわらず、♂の最大が69mmで約半数が65mm以上と、そもそも素質の高さと、きのこマットのポテンシャルとがうまくマッチした結果と思ってます。今年は御社菌床にて更なる大型をと考えてますが、国産ヒラタと菌床との相性はいかがでしょうか?御教授頂けると助かります。
Comment by ウッズ — 2012年4月17日 @ 10:46 PM
ウッズさん、レスありがとうございます。 国産ヒラタは菌床との相性はよいと思います。 過去に70mmを出した事もありますし、野外でなかなか見られない60後半サイズもコンスタントに羽化した事があります。
Comment by shiho — 2012年4月19日 @ 4:51 PM
御教授ありがとうございます。菌床飼育、早速試してみます。
Comment by ウッズ — 2012年4月19日 @ 10:26 PM
はじめまして。
今、アルキデスヒラタクワガタの幼虫がサナギになってます(らしいです)。
飼い主である息子が「サナギを掘り返さないといけない」と騒いでます。
youtubeで見たらしいのですが、私は聞いたことがありません。
掘り返しって何か必要な作業なのでしょうか?
教えていただけたら幸いです
Comment by あれやん — 2021年9月7日 @ 1:46 PM
あれやんさん
レスありがとうございます。
蛹になっても基本的にはそのまま静観で良いと思います。
ただ状況によっては、蛹の部屋(蛹室)の内部を綺麗にしたり、人工的に作った蛹室へ移動することで羽化する際の障害を取り除くことが出来る場合もあります。
蛹を掘り起こす作業をした方が良いと考える場合は、以下の様な状況の時だと考えます。
・蛹の部屋(蛹室)内に水やきのこ等の異物が入り込んでしまっている。
・蛹室内にカビが蔓延してしまっている。
・蛹室の形状が不完全である。
等々・・・
こういう場合は、露天掘りをして一旦蛹を外に出して蛹室の内部を綺麗にしたり、蛹室そのものがもうダメな場合は、人工蛹室に移行する等するとより良いかと思います。
ただ、それ以外、特に何も問題が無ければ、そのまま静観し羽化を待てば良いと考えます。
あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2021年9月8日 @ 1:39 PM