先日のミヤマクワガタに続き、今回はノコギリクワガタの採集方法です。

img_20100212T004735234【ノコギリクワガタ 参考画像】

【飼育種】
和名:国産ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus inclinatus

あくまで私の採集方法になりますが、どのようにして採集出来るのか、紹介してみたいと思います。(※あくまで私の採集方法ですので、人それぞれによって異なります事を、あらかじめ御了承下さいませ)

【採集時期】
5月下旬~9月下旬、ベストシーズンは6月上旬~7月中旬。

【採集場所】
平地に近い所に多い、ただ高所でも生息、近くに川(水辺)が流れているような場所が好ましい

【採集される木】
代表例:クヌギ、ニレなど(※地域によって変わると思います)

【ノコギリのいそうな場所】
ノコギリの場合、ミヤマ同様に木の枝に掴まっている事が多いです。昼間は日差しを避ける為、葉の影などに潜んでいるようです。木の太さは細くても太くても、どちらもいるようです。すっごく細い背丈位の木でもいることがあります。

【採集方法】
ルッキング(目で見て採る)採集、蹴り採集(木を蹴って落とす)、灯火採集(光に集まってきたのを採る)があります。私の場合、ほとんどが蹴り採集です。

一発目の蹴りは結構重要です。最初の蹴りでノコギリがビックリして足を縮めて落ちてきます。2回目以降の蹴りでは、今度は逆に落ちまいとしがみつくのでなかなか落ちにくくなります。大型の場合、一度しがみついたらなかなかおちないのでご注意を。

後、ノコギリは灯火採集でも良く取れます。クワガタの中では一番飛翔性が高いように思われます。昔はかなりの数のノコギリを灯火で捕獲した事があります。

【採集する時間帯】
基本的には早朝~午前中が私的にはベスト。蹴り採集時には落ちてくる場所が見えることが必須条件。暗くなると厳しくなる。後は、夕方~夜間。こちらは灯火採集に向きます。ただ超大型の飛来はまれ。♀が多いです。

【採集道具】
私はノコギリを採る時は一応以下のものを使用してます。ノコギリとミヤマは同じ道具ですね。

img_20120511T153000687網:伸縮出来そうな比較的長めの網がベスト

上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。小さなエビ取り網の方が、枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。ルッキング採集の場合には必需品。

img_20120511T153001312懐中電灯:周りが薄暗い時や草むらに落ちた時などの必要

img_20120511T153001953採集ケース: 虫を入れるケース

【その他の採集のポイント】
風が強い日は採集が難しいです。強い風が吹くとノコギリは木にしっかりとしがみつくので木を蹴ってもなかなか落ちてきません。後、雨が降っている時&降った直後も難しいです。理由は木を蹴っても葉や枝に残っている雨粒が無数に落ちてきて、どれがクワガタかどうか判断がしずらい時があります。上記が私がノコギリを採集するときに注意して行う事項です。

さぁ、皆さんも今年はノコギリを捕まえてみましょう!!(^^)

※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。(^^)

それと先日の日記のレスでhera26さんもコメントされていましたが、採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。

あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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