本土産カブトムシの飼育方法(幼虫飼育&産卵方法)
野外で採集したカブトムシやクワガタムシなどを産卵させ幼虫飼育をされる方も多いと思われますので、今日から国産のクワガタムシやカブトムシについてどのように産卵や幼虫飼育をするかとご紹介していきたいと思います。
まず第1弾はムシキングで知られる日本昆虫界の王様、本土産カブトムシです。
※飼育方法につきましては、過去の日記記事と重複する部分がございます。あらかじめ御了承下さいませ。
【飼育種】
和名:カブトムシ
学名:Trypoxylus dichotomus
8月に入って本土産カブトムシも発生が活発化していることと思います。飼育は幼虫飼育、産卵方法、共ににおいてとても容易な種です。まさに初心者向けといえます。
まずは幼虫飼育からご紹介します。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】きのこマット、完熟Mat
【使用した容器】1100PPボトルの空ボトル
【えさ交換回数】途中2~3回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヶ月程度
♀:約9~11ヶ月程度
羽化後の取り出しの様子の画像がありますので、紹介してみたいと思います。
まず幼虫を入れた1100PPボトルです。このような感じで幼虫飼育はしています。マットは完熟Matを使用しています。
少しずつ掘り起こしていくと・・・出ました蛹室!
中に居るのは♂個体のようです。
こっちは別の個体。最初のブラックタイプと違い、レッドタイプでした。
次に産卵方法についてご紹介します。
<産卵方法>
お勧めは「完熟マットもしくは黒土マット」です。国産のカブトムシはばら撒き産卵しますので、ヘラクレスのセット等のようにマットをそれほど固く敷き詰めなくても大丈夫です。 管理温度は25~28℃位がベストです。こちらも産卵セット時の様子があるのでご紹介します。
【産卵にお勧めのマット】黒土マット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースL~LL
【産卵管理温度】23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの2/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
本土産カブトばら撒き産卵が多い為、マットは固く詰める部分も少なくてよいです。
このようなかんじでセットを組みます。
如何でしたでしょうか?
採集も飼育も容易に出来る本土産カブト。今年は是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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2014年8月26日
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使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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