いつもコメントを下さっている「吉原賢様」より以下の様な質問を受けました。本来はそのままコメント欄にてお返事するのですが、少し文面が長くなりそうなので、今日は本日の日記にて取り上げてみました。

吉原様より以下のようなご質問を頂きました。

shiho様こんにちは♪今回も質問なのですが、うちのセアカフタマタの娘なんですが一時と比べてご飯の食べ具合は少ないんですがあまり潜らずどちらかと 言うとウロウロしてケースから脱走しようとするのですが、この行動は新たな産卵する場所を求めているんでしょうか?今セットしている材(Mサイズ位)には 10ヵ所位産卵痕らしきものがあります。新たな材をセットし直してあげる方が良いのでしょうか。アドバイスお願いいたしますm(__)m

 

吉原様、いつもご質問&レス頂きありがとうございます。(^^)

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セアカフタマタの質問ですね。

セアカフタマタはフタマタ種ですので、ご存じの通り基本的には材産みです。見えている部分の材表面に産む傾向があります。

すでに産卵痕が10ヶ所程あるということなので、その材を見てみて、他にあまり産むスペースが残されていなければ、吉原様のおっしゃる通り、新たな産卵場所を求めているのかもしれません。まだ続けて産卵をさせたいならば、続けて新しい材を入れてあげると良いでしょう。

その他に考えられることといえば、産卵中の休息を取っているのではないでしょうか?♀もずーっと一気に最後まで産卵を続けるわけではありません。産卵には相当な体力が必要なので間に休憩を入れて産卵を繰り返し行うパターンが多いです。

長い間(2~3週間ほど)上に上がりっぱなしならば、上記で説明したように「産む場所がない」などの理由も考えられますが、1週間程度ならば産卵の間の休憩ってことも考えられます。私のところでもしばらく産まなくなりマット上に上がっていた♀がしばらくすると再び産卵を開始するということは結構ありますよ。(^^)

 

次の質問は、

後、オオクワガタに関して質問なのですが、本やネット情報等で産卵材は硬めの表記が主体になっていますが柔らかいと産卵しないのですか?何故硬めの方が良 いのでしょうか?菌糸ブロックでの菌床産卵は硬くなくても産卵しますよね?菌糸を好んで産卵するので菌床セットは理解出来るのですが…。(; ̄Д ̄)?

 

なるほど!材の問題ですね。

クヌギ材7-12cm

オオクワガタ産卵に適する産卵材。確かに昔からオオクワの産卵材には硬いものがよいと良く聞きますね。ですが、私の経験上では、ある程度柔らかさをもった材の方が産むことが多いです。昔は硬い材が良いと聞いていましたので、ガチガチに硬い材を使用していましたが、産まないことはないのですが、あまり産卵数が伸びず、オオクワガタって産卵数が少ないんだな・・・と思っていました。

ですがその後柔らかめの材を使用したところ、硬めの材を使用していた時よりもはるかに多くの産卵を確認出来ました。それから私はオオクワガタにも柔らかめの材を使用するようにしています。

ただし、あまり柔らかすぎるのも良くはありません。オオクワガタはフタマタなどと違い、産卵材に穿孔して自ら体ごと潜って産卵する傾向があります。産卵材があまりにも柔らかすぎると穿孔された時点で材がバラバラになり、産卵が出来なくなってしまいます。

材の断面を爪で押してみて爪跡がしっかりと残るような材が良いです。しかし爪がどこまでも入っていくような材は柔らかすぎます。また全然爪跡が残らない&食い込まない材はちょっと硬すぎるでしょう。

硬すぎず、柔らかすぎない・・・。なかなかちょうど良い材を選ぶのは慣れてしまわないとなかなか難しいかもしませんが、そういう材が理想です。

ただこの考えはあくまで私個人が飼育して感じたやり方なので、他の方にとっては違うご意見もあるかと思います。ご参考程度に一意見として聞いて頂ければ幸いです。

 

吉原様、如何でしたでしょうか?クワガタ飼育、色々悩みやトラブルありますよね?でもそうやって試行錯誤して新たに挑戦してみるのもクワガタ飼育の醍醐味だと私は思います。これからもガンガン挑戦して大いに悩んで楽しんで下さいね。ご質問ありがとうございました。(^^)

 

 

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