クワガタの産卵セットを組んでいる最中、産卵セット内の材にひどいカビが発生してしまった!ということはありませんか?

はい、まさしく上画像のような状態です。

画像から見て分かるようにアオカビなどのカビが大量に発生しております。

 

材をマットに完全に埋め込んだセット方法ならば、カビが発生する可能性は少なくなる傾向があります。

しかし、マットより上に剝き出しになるセット方法、いわゆる「材転がし産卵タイプ」「材半分埋め込みタイプ」の場合には材が剝き出し状態になるため、その剝き出しになった部分に特にカビが発生しやすくなってしまします。

 

どういうセットの時になるかというと、

 

図示すると、

このようなセット方法の時などですね。

しかし、こういうセット時、全てのセットにカビが発生するわけでは御座いません。

その時の環境状況やタイミングによっては、何も対策しないでも全くカビが生えない場合もあります。

 

カビが生える際の主な条件としては、

・温度(比較的高温)
・湿度(多湿)
・浮遊菌などが空気中に漂っている

等が考えられますが、その他にも多々あると思います。

 

では、どうすればこの材のカビを発生を抑えることが出来るか?

私が考えうる方法の一例としては、

・植菌材を使用する
・バクテリア材を使用する

などが挙げられます。

 

一つ目は「植菌材を使用する」

これは言わずと知れた人工植菌材ですね。

カワラやレイシがあります。人工カワラ材としてよく販売もされています。

材自体が白く菌で覆われている為、きのこ系菌の勢いが強く、カビなどをあまり寄せ付けない傾向があります。

手間&時間はかかりますが、通常の材とカワラ菌糸ブロック等を使用して自作することも出来ます。

 

もう一つは、「バクテリア材を使用する」

という方法が考えられます。

「バクテリア材」・・クワカブ飼育を初めたばかりの方達にとってはあまり聞きなれない言葉ですよね?

マットや幼虫等の糞等に含まれるバクテリアを活性化して材に浸透させ、そのバクテリア菌の勢いでカビを防ぐというやり方です。

こちらも手間はかかりますが、自作が可能です。

逆にあんまり販売されているのは聞いたことがありませんね。。(私が知らないだけかもしれませんが・・)

 

このように産卵セットに組む材を特殊な材(人工カワラ材や人工レイシ材等)で使用したり、自分で工夫して(バクテリア材)使用するだけで、カビが発生しにくい材に変わらせることが出来る(※100%発生しないというわけではございません※)というものです。

 

勿論これ以外にも、聞くところでは、

・材を加水後なるだけ速やかにセットを組む。
・材の加水分調整を控えめにする。
・樹皮付きの産卵木でセットを組む。
・管理湿度を控えめにする。
・対流(空気の流れ)を無くす。※カビ菌の浮遊による付着を防ぐ。

等々、人によっては様々なやり方があり、それを実践している方も多々いらっしゃるようです。。

皆様はカビ対策としてどのような工夫をされていますか?

次回の日記では、今回の記事で出て来た「バクテリア材」の自作方法についてご紹介してみたいと思います。

よろしければ是非見てみて下さいませm(__)m

 

※この考え方&やり方は、あくまで私Shiho個人のやり方であって、個人的見解です。勿論この他の方法もあると思いますので、あくまでもご参考程度に見て頂ければ幸いです。m(_ _)m

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