ギラファノコギリクワガタの飼育(幼虫飼育、羽化)
前回のギラファノコギリクワガタの飼育では産卵方法について述べましたので、今回は幼虫飼育についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa keisukei
【羽化体長】♂113mm
【使用したエサ】菌糸ビン:Element1100~Element1400
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計約11ヶ月)
定番のギラファ(ケイスケイ)ですが、このクラスまで大きくなる種はやはり迫力満点です。
飼育は非常に容易な種です。今回もElement1100~Element1400
の菌糸ビン2本で羽化してくれました。1本目のElement1100
をほぼ8~9割方食べつくして2本目に交換。2本目のElement1400も8割方は食していました。
その頃に食した土化した食痕の所で蛹化。蛹室はいつものように斜めに形成されており、相変わらず狭そうな感じが見られましたが、無事羽化。
この個体は113mmとまずまずの結果でした。
この位のサイズになるとケイスケイの特徴がよく表れていますね。
今回の紹介はケイスケイのみでしたが、他の全ての亜種でも同じ方法で飼育が可能です。ジャワ産のギラファなどでしたら、最大体長でも100mmほどなので、Element1100を2本でも飼育可能です。
ムシキング全盛期に大人気を誇ったギラファノコギリ、子供達の中では今でも安定した人気を誇ります。是非機会がありましたら飼育してみて下さいませ。(^^)
3 Comments »
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こんにちは。初めてギラファを産卵から飼育しています。
こちらのブログと同じように出来れば2本で羽化までもっていきたいな~と思ってるのですが、1本目は何か月くらいで交換されましたでしょうか?(同じようにと思ってたのでこちらで紹介されている月夜野さんのビンそのまま同じサイズのものを購入しましたElement1100~Element1400)
食痕のない3か月~たったビンがあり、不安になって掘ってみましたがウワサの居食い?という状態だったようで、まだもったな・・・と思い2本目の交換までの月数が気になりコメントしました^^;
Comment by mk0000 — 2021年12月27日 @ 3:24 PM
mk0000さん
レスありがとうございます。
基本、菌糸は3か月程度で交換するというのが、菌の劣化寿命の目安ではあり、弊社受付スタッフもそのように紹介されることも多いようですが、あくまでケースバイケースであり絶対ではございません。
あくまで私個人のやり方になりますが、食痕が見えておらず、菌糸ビンも綺麗な状態(劣化やカビ、ダニなどの発生が見られない状態)ならば、まだ交換はしなくても良いのではないかと考えます。
食痕が見えて来て、7~8割方食した状況まで待ってからの交換の方が良いと思います。
幼虫の成虫速度や食い方にも個性があるので、一律に時間(期間)で決めずに食いを見て判断されると良いかと思います。
但し、途中で菌糸ビンの劣化やカビ、ダニなどによる悪条件環境になってきた場合は、速やかに交換させることをお勧め致します。
あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2021年12月28日 @ 7:54 AM
ご返信ありがとうございます!なるほどです!参考にして様子を見てましたが最近やっと食痕が見えてきて、やっと変え時が近くなってきたきがします^^ 羽化までがんばります!
Comment by mk0000 — 2022年1月4日 @ 3:55 PM