グラントシロカブトの産卵の割り出しをしました。

グラントシロカブトオスの画像 
【♂個体参考画像:グラントシロカブト♂81mm】

【飼育種】
和名:グラントシロカブト

産地:アリゾナ州
累代:CB

【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】開始~約2ヶ月半日間
【産卵に使用するケース】クリーンケースL
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

クリックでカブトムシ発酵マット産卵の詳細に移動

卵期間の長いグラントですが、今回は採卵ではなく、産卵セットをそのまま放置し、自然孵化を促してみました。
とうのは、産卵セットしてから約1ヶ月半位でケース底面に幼虫が2頭ほど見えたんです。
皆さんご存知のようにグラントは卵の期間が非常にながく長いものでは孵化までに半年以上かかるものもあります。 ですが今回は産卵セット開始して約1ヶ月半程度で幼虫を確認出来ました。ここで考えたのが 「採卵して卵を別管理するよりそのまま自然孵化させた方がより早く孵化するのでは?」という考えでした。

ただその時点で割り出す勇気は無かったのでもう1ヶ月延ばしてセット後約2ヶ月半程度で割り出しを決行しました。

その結果は・・・割り出し時の光景を撮影しましたので順を追ってご紹介します。

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産卵セットをまるごとひっくり返したところ。幼虫と卵が見えました。

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きれいにふくらんだ良質な卵です。卵室の空間も絶妙ですね~。

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こちらは幼虫のアップ。まだ小さいながらも2令初期位でした。

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割り出し後の様子。卵も沢山ありますが、それよりも幼虫の数が多くてびっくりしました。

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卵はみな良質な有精卵です。真ん中左上の少し茶色いのは孵化したばかりの初令幼虫です。

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親♀は既にご臨終・・・。よく頑張ってくれました。

今回の結果は

産卵結果:
幼虫回収:47頭
卵回収:25個

という結果でした。
取れた数はさほど驚く数字ではないです。ただ今回の収穫は自然孵化させた場合(幼虫回収をした場合)、 2ヶ月半程度で2/3程度の卵が孵化していたということです。採卵して別環境で保管するよりも自然孵化の方がスピードが速いのでしょうか・・ ・。今回はまだ1回目ですので、この結果を見ただけでは何とも言えません。もうあと2~3回この方法で試してみようと思います。(^^)

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