前回のミヤマの採集方法に続き、今回は本土産ヒラタクワガタの採集方法をご紹介します。

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【ヒラタクワガタ 参考画像】

【種】
和名:国産ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus

この方法はあくまで私の採集方法になりますが、どのようにして採集出来るのか、 紹介してみたいと思います。
(※あくまで私の採集方法ですので、人それぞれによって異なります事を、あらかじめ御了承下さいませ)

【採集時期】
5月上旬~10月上旬
ベストシーズンは6月上旬~8月上旬。

【採集場所】
平地に近い所に多い、ただ高所でも生息
近くに川(水辺)が流れているような場所が好ましい

【採集される木】
代表例:クヌギ、ニレなど(※地域によって変わると思います)

【ヒラタクワガタのいそうな場所】
ヒラタクワガタの場合、大体は夜活動しますので、日が当たる場所なのでは樹の穴(ウロ)に潜んでいる事が多いです。

【採集方法】
ルッキング(目で見て採る)採集、蹴り採集(木を蹴って落とす)
灯火採集(光に集まってきたのを採る)、ヒラタは飛翔性はあまり良くない。
樹の穴(ウロ)から棒などを使って掻き出す採集方法。
樹の皮に潜んでいるのを採る採集方法。

私の場合、ほとんどが樹の穴(ウロ)から掻き出す採集方法です。ポイント:ウロを見るとき、既に道具を準備して、ウロを覗いた瞬間にヒラタの逃げ道を遮断する事が大事です。ウロの中はかなり深くなっていることが多いので、逃げられたらしばらくは出てきません。迅速さが命です。

【採集する時間帯】
基本的には早朝(薄暗い内)、か夜間(日が沈んでから)が私的にはベスト。

【採集道具】
私はヒラタクワガタを採る時は一応以下のものを使用してます。

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網:伸縮出来そうな比較的長めの網がベスト
上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。ルッキング採集の場合には必需品。

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懐中電灯: 周りが薄暗い時や草むらに落ちた時などの必要

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ヘッドライト:木の上に登る時はこの手のライトが便利。
手が塞がる事が多いので。

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通称:掻き出し棒:これで樹のウロの中を探ります。

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ピンセット:掻き出し棒との連携で使います。掻き出し棒で顎にひっかけて引っ張り、ピンセットで掴む・・・。あまり強く掴むと顎が折れてしまう事があるので注意!

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脚立:高い樹に登るには必需品。

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採集ケース:虫を入れるケース

【その他の採集のポイント】
ヒラタの場合、前述でも書いたように樹のウロにいる事が多いので雨の日でも潜んでいます。
静かに近づき、サッとライトを当て、サッと逃げ道を塞ぐ・・・。これが私個人のヒラタ採集のポイントです。

上記が私がヒラタクワガタを採集するときに注意して行う事項です。

皆さんも今年はヒラタクワガタを捕まえてみましょう!!(^^)
ちなみに昨年の採集最大サイズはなんと71mm!!このサイズはなかなか採れず、私も過去最大のサイズでした。今年もこのサイズに匹敵するような個体にめぐり合えば良いなと願っています。(^^)

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。(^^)

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。 必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、 傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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