ギラファノコギリクワガタの飼育(産卵)
暑くなってきましたね。いよいよ夏も本番といったところでしょうか・・・。
今日はギラファノコギリクワガタの飼育についてご紹介したいと思います。
ギラファノコギリクワガタについては過去にも何度も紹介して来ましたが、今年から初めてギラファを飼われる方達の参考になればと思います。
まずは過去に羽化したギラファ達をご紹介しましょう。
う~ん、どれも格好よいですね!
上記は4つの亜種ですが、顎先の形状、光沢などが微妙に違いがあって区別されているようです。(勿論産地も)
今日はまずギラファノコギリクワガタの産卵について見ていこうと思います。
産卵の主役となる♀ですが、
上記画像はジャワ産ギラファの♀の画像です。
♀個体は亜種間とはいえあまり特徴に差はないように思えます。(あくまで私的に見てですが)
産卵方法につても各亜種、どれも同じ方法で産卵可能です。
私はギラファノコギリクワガタの場合、以下の方法で産卵セットを組みます。
・・産卵セット方法・・
【産卵に使用した親虫】天然♀からの持ち腹産卵の場合
【産卵に使用するオススメマット】くわマット>完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
このような感じで1~2ヶ月程度放置すると・・・。(もちろんゼリー交換はします)
このようにケース側面に卵が見えてきます。
このような感じで取れるときには50近く幼虫が取れる場合があります。
ギラファノコギリクワガタの産卵は比較的容易な方ですが、今からの季節、とにかく暑くなるので、管理温度には注意しましょう。あまり暑すぎる場合、産まなくなったり、産卵マットが再醗酵などを起こしたりする場合がありますので、ご注意を。(^^)
12 Comments »
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
Leave a comment
2013年6月17日
カテゴリー
使用したアイテム
Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
産卵と幼虫飼育はきのこマットではダメでしょうか?
Comment by ムシ好き — 2014年7月27日 @ 9:33 PM
コメントありがとうございます。 ギラファの幼虫飼育ですが、きのこMatで、羽化実績はございます。 おススメは菌糸となります。 産卵ですと、きのこMatより熟度がありますので完熟Matをおススメいたします。 shiho
Comment by tsukiyono — 2014年7月29日 @ 5:16 PM
きのこmatでギラファは最大何mmでていますか?
Comment by am — 2015年9月20日 @ 9:28 AM
amさん レスありがとうございます。 きのこマット飼育でギラファ(亜種ケイスケイ)は110mmが最大だったと記憶しております。 よろしくお願い致します。
Comment by tsukiyono — 2015年9月21日 @ 12:05 AM
こんにちは。
昨年羽化したジャワギラファが6月半ば羽化しました。
体も固まったときに雌雄掘り起こしました。
まだ活動はせず休眠してます。
活動までどの程度待てばよろしいでしょうか?
オスは中歯でパッと見、60か70mmという感じです。
メスは標準の大きさです。
また、活動したあとすぐペアリング出来ますか?
よろしくお願いします
Comment by やまたか — 2023年7月7日 @ 12:20 PM
やまたか様
レスありがとうございます。
あくまで私のやり方をご紹介すると、ギラファならば後食を開始してから約3か月位は期間をおくと思います。
あとはゼリーの食い具合も参考にします。
がっつりゼリーを食べるような感じなら少々早め(2ヵ月程度)にペアリングに持ち込むかもしれません。。。
私はどちらかというとじっくり成熟させる派です。
ギラファは比較的寿命の長い種ですので、成熟期間もすこし長めに取ってあげた方がより産卵も多く産んでくれると考えるからです。
でも人によってはエサを食べ始めたらすぐにでもペアリングする方もいらっしゃるようです。
やり方や考え方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2023年7月8日 @ 6:55 AM
すみません、こちらでも質問失礼致します。
ギラファノコギリクワガタの交尾が成功している前提で産卵セットを組む場合、ギラファの産卵木を使用する場合固めの材か柔らかめの材どちら良いでしょうか?
初心者ならマットを固めるだけでも十分でしょうか?
また幼虫飼育をする場合、きのこマットとelement菌糸瓶だとどちらが大きな個体がでやすいでしょうか?
まだ学生ということもありできるならきのこマットの方が良いのですが…
すみません、ギラファ繋がりで失礼致します…
ペアでギラファを購入したのですがより産卵確率を上げるためオス1匹に対して3匹のメスと交尾させようとしているのですが問題ないでしょうか?
産地は同じで羽化日も2〜3月と一緒なので成熟、交雑回避は大丈夫だとは思うのですが…
今はギラファが1匹のメスに対して2回目の交尾をしているのですが3匹と交尾させるとなると後のことを考えて体力温存の為にももうオスメス離した方が良いでしょうか?
長文の質問大変失礼致しました。
Comment by 山田 — 2023年8月6日 @ 6:11 PM
山田様
あくまで私個人の考え方や方法でお話しますね。
まず使用する材ですが、私ならばギラファでしたら「柔らかめの材」を使用すると思います。
幼虫飼育でより大型を羽化させようとするならば「Element菌糸ビン」を使用すると思います。
ペアリングで1♂に対して3♀を交配させようとする件ですが、3♀程度ならば♂が最後まで元気で交尾意欲が保たれるのであれば、問題はないかと思います。
ただし交尾はかなりの体力を消耗しますので、続けざまに3♀との交配は難しいと思います。
私ならば、一回交尾させた後は、必ず約1週間の間隔は空けます。
その間は♂にたっぷり栄養補給をさせてあげます。
高蛋白ゼリーは勿論ですが、時にはバナナなどをあげるのも良いでしょう。
ギラファは比較的寿命の長い種ですので、あせらずじっくり1♀づつ交配させていければ特には問題ないかと思います。
あくまで私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2023年8月7日 @ 7:55 AM
質問失礼します。
ギラファノコギリのメスは産卵セット内の卵や幼虫を食べてしまうということはないのでしょうか?
また、幼虫になってすぐ菌糸に入れてもよろしいでしょうか。
幼虫の温度管理はどのくらいに設定したらいいでしょうか?
長文失礼しました。
Comment by oki — 2023年11月4日 @ 10:50 AM
oki 様
幼虫の子喰いについてですが、子喰いが多いのは主にドルクス系などの黒虫系、いわゆるヒラタやオオクワなどの種に多い傾向があると考えています。
ノコギリ種も絶対にないとは言えませんが、私個人の考え方ではノコギリ種に関してはそこまで気にしていません。
幼虫を菌糸に投入する際、孵化したばかりの初令、加齢したばかりの脱皮した幼虫などの即投入は避けた方が無難と考えます。
頭の色合いがしっかりとオレンジ色になり、かつお腹の中にしっかりと糞が見えるようになってから投入すると、菌糸に巻かれてしまう可能性も減ってくると思います。
幼虫の管理温度は、最初のうちは産卵セットと同じ位(私の場合は25℃位)が良いと思います。特に孵化したて等の初令などはまだ弱いですので最初は注意が必要です。
しばらくして身体が出来上がり、菌糸のエサ食いも良くなってきたら、徐々に温度を下げて低温管理し(私の場合は20℃位)長期化の大型化を狙うのも良いかもしれません。
あくまで私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2023年11月6日 @ 7:11 AM
5月羽化のフローレス産ケイスケギラファ♀と6月羽化のフローレス産ギラファ♂95mm(後食してから1か月半)をコバエシャッター(小)で2日ほど同居させたのですが、メイトガードっぽいもの(メスの上にオスが乗っている状態)をしています。これは交尾済みとみてよろしいでしょうか?
Comment by クワカブにハマってきた中学生 — 2024年9月17日 @ 7:04 PM
クワカブにハマってきた中学生様
コメントありがとうございます。
メイトガードしているのならば、もしかすると交尾済みかもしれませんね。
ですが、実際に目視していない場合、確実に交尾成功とは言い切れない可能性もありますので、♂が♀を攻撃的になっていいないのならば、もう少し(あと2~3日程度)位は同居の期間を設けても良いかもしれません。
あくまでも私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2024年9月18日 @ 7:24 AM