本土産ミヤマクワガタの飼育(産卵結果)
今日は本土産ミヤマクワガタの割り出しの結果をご紹介したいと思います。今回は2セット割り出しました。まずは本土産ミヤマクワガタ♂の参考画像と、その産卵させたセット方法についてご紹介します。
【飼育種】
和名:本土産ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus
<産卵セット時の方法>
【累代】
天然ものWD♀を使用
【使用したマット】
黒土マット
【使用した容器】
クリーンケースL
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面10センチ程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】
18~20℃前後
セット方法を図示するとこのような感じです。
<割り出し時の産卵結果の様子>
まずは割り出し前のケースの全体の様子です。
ケースフタを外した様子です。
親♀が見えました。すでに死亡し、バラバラになっています。お疲れ様でした。
マットをひっくり返した様子です。
マットの固まりを細かく砕いてよく探してみますが・・・・
見つかりません。。。もしや産卵ゼロか??・・・・
と思っていた時に、1頭発見!!
ズームアップしてみます。
初ミヤマ幼虫です。手に取って見てみます。
まだ小さいです。1令幼虫ですね。
その後、しっかりと探してみるものの、上記の幼虫の他に発見出来たのは4頭、合計5頭とう結果でした。何とも無念です。。
さぁ、気を入れなおして2セット目の割り出しです。まずは割りだし前のケース全体の様子です。
ケースフタを外した上面からの様子。
んっ?幼虫が上面に出てきています。
転倒防止の材の隙間からも、もう一頭見えます。これは期待出来るかも!!
既に死亡した親♀です。頑張ってくれました。感謝です。
ケースをひっくり返します。
崩していきます。。。
幼虫がいました!
ここにも!
ここにも。
ここにも。。続々見つかります!
一時仮保管用のルアーケースが次々に埋まっていきます。
小さいですが、とても元気です!
2セット目はようやく数が取れました。幼虫28頭でした。
無事2セットを割り出し完了しました。では2セットの産卵結果ですが、
<産卵結果>
1セット目:幼虫5頭
2セット目:幼虫28頭
今回の2セットからは上記のような結果でした。1セット目はかなり少なく5頭という結果。2セット目は幼虫が1セットめよりは多く28頭。幼虫はどれも小さく1~2令程度、大部分が1令でした。
<全体の感想>
今回は本土産ミヤマクワガタ2セットを割り出しました。1セット目は惨敗、2セット目にして少しは結果が残せたかなと感じています。親♀も一生懸命頑張ってくれました。毎回言いますが、本当に感謝、感謝です。
今回の産卵セットはもマットのみ(黒土マット)した産卵で行いました。産卵設定温度は本土産ミヤマに合わせて少し低めに設定しました。 18~20℃程度の温度帯でキープするように頑張りました。本土産ミヤマを産卵させるかどうかは、この低温管理がカギとお言っても過言ではありません。特に重要です!
割り出しですが、1セット目を割り出した際には、不吉な予感がしましたが、2セット目はある程度の数もキープ出来たので一安心です。ミヤマは低温で管理している為か幼虫の発育がゆっくりで、まだ1令幼虫のものがほとんどでした。しかしどの幼虫も元気でこれからもどんどん大きくなっていってくれるでしょう。
まだこの他にもミヤマの産卵セットはありますので、また他の ケースについても後日割り出した時に改めてご紹介したいと思います。(^^)
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