クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2015年【No.7】悪天候での採集!(九州宮崎編)
2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)シリーズの紹介です。今回で第7回目です。
途中、栗の樹を見つけました。この樹も樹液が出てクワガタなどが集まる場合があります。
【オオスズメバチ】
大型のスズメバチ。
体長27~44mm(女王含む)にもなる。
北海道~九州まで幅広く生息。
モグラやネズミの地中の穴に巨大な巣を作る。
性格は獰猛で、小型昆虫を襲う。樹液にも集まる。
毒針は毒性が強い。
晩夏~秋になると非常に攻撃的になるので注意が必要。
この時期のスズメバチはまだ大人しいので、へたな刺激を与えなければ襲ってくることはほとんどありませんが、注意は必要です。
また黒いものに対して向かってくることがあるようなので、髪の毛も例外ではないようです。なるべく白っぽい帽子をかぶるようにしておくのが無難かもしれません。上記画像のような場合、私はこ大人しくスルーするようにしています。
スズメバチ対策として、帽子は黒っぽいものよりも白いものの方が良い。
採集を開始してまだ30分程度ですが小雨が降ってきました。今回はまだクワカブは採れていませんし、いやな雰囲気が漂います。。。
パサッと小さいですが何かが落ちた音がしました。画像のこの赤い丸の辺りです。
ヘビやハチなどに注意しながら、探してみると、
草の上にとてもキレイな大歯のスジクワガタが落ちていました。♂33mmでした。
それともう一匹、
コクワガタの♀です。
先にスジクワガタの♂が落ちていたので、てっきりスジクワガタの♀かと思いました。
その後、結構樹を見て回ったのですが、ほとんどクワガタの姿を見かけません。天気が悪いので隠れているか、もしくは私の他に誰か採集者が来られたのかもしれませんね。
よくヒラタクワガタやコクワガタが入っているこのウロも何も姿が見えません。。。
そこで、川を挟んでのポイントに移動することにしました。
本来は静かな渓流ですが、ここ最近の雨で水流が増し、流れも急になっています。この向こう側にも良い樹があるので、川を渡りたいところです。
そこで、
ジャーン!長靴付胴長の登場です。これさえあればそこそこの深さの川ならば渡りきる事が出来ます。
実際渡りきりました。
川の水はひざの少し上位でしたが、思った以上に水の抵抗は強かったです。ガニマタ歩きで踏ん張りながら渡りました。
こちら側は野バラがとても多く歩くたびに服にひっかかり時折とても痛いです。しっかりとした服装対策(長袖長ズボン)が必要だと切に感じました。
その野バラのとなりを見てみると
小型のコガネムシがとまっていました。
後で調べてみたところ、「ツヤコガネ」という種類だそうです。
【ツヤコガネ】
コガネムシ科
体長13~18mm程度
北海道~九州まで幅広く生息
体色は様々で色彩変異が強い
成虫は主に広葉樹の葉を食べます。
もう一つ
とても大きいカタツムリを発見。
山ではカタツムリもビッグサイズなのか?
子供の頃にアジサイの葉によくくっついていたカタツムリとは別物のようです。同種なのかな??
さて、採集再開です。
すると近くの岩の上に、
かろうじて大歯になりかけのノコギリクワガタの♂個体です。後で計測しましたが62mm。
ノコギリは♂ばかりでなかなか♀には逢えていません。
その後、小型タイプですが、ヒラタクワガタ、コクワガタがぼちぼち採れ始めました。
一番右の3頭はヒラタクワガタの♀。とてもキレイなので新成虫だと思います。
雨が強くなってきたので、早めに終了しました。今回は2時間位の採集でした。
結果は
・ノコギリクワガタ3頭
・ヒラタクワガタ5頭
・コクワガタ6頭
・スジクワガタ2頭
合計16頭
という採集結果でした。
今回は雨が降ってくるという悪天候のせいもあってか、採集数も少なく、大物もGET出来ませんでした。しかしこんな日もあります。山に来ること自体が自然と一体化出来てすがすがしい気持ちになれるので、とてもリフレッシュ出来て私は大好きです。また次回の採集に期待するとします。(^^)
※この方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。 必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、 傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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