ローゼンベルグオウゴンオニの「現地飼育品」明記の謎?などの質問レス
先日の日記のレスで、毎度おなじみの「Puffin」さんより、以下のような質問を受けました。
かねてから欲しかったローゼンベルグオウゴンオニクワガタペア、購入しちゃいました。メール見るのは危険かも(笑)。現地飼育品という事なので、CBなのでしょうか。寒い輸送で元気ないかと思いきや、元気一杯、1晩でゼリー4個平らげて交尾活動に入っ ていました。2月移転したら産卵床を作ってあげようと思います。
産卵床は、コバエシャッター大にきのこマット底に堅詰めして霊芝材2本太目2本その上にマットふんわり、で管理しようと思っています。温度は25℃で良い?教えて頂けると幸いです。
ローゼンベルグオウゴンオニの質問ですね。
まず現地飼育品でCBかどうかの質問ですが、現地から仕入れる際に、出荷先である向こう(海外)からの表記が「現地飼育品」だけとしか記載されていないため、累代もワイルドかCBか分からないため、お客様にもそういう形でご紹介しております。
でもこれはかなり昔に聞いた話ですが、一説には現地で材割りをして幼虫や新成虫を得て、それらを採れた木のオガなどで管理し、羽化したものを「現地飼育品」として出しているという話を聞いたこともあります。
もしそれが本当ならば、かなりワイルドに近い累代となるのではないかとは思うのですが、確実な証拠はない為、「現地飼育品」としてしか明記出来ないという理由です。
あまりハッキリとしない答えで納得がいかなく大変申し訳ございませんが、御理解&ご了承頂けますと幸いです。
また産卵セットの方法ですが、Puffinさんの組んでいるセットで大丈夫だと思います。私が産卵させた時も同じようなやり方で産ませました。管理温度も25~27℃程度あれば十分だと思います。
私も長らくローゼンベルグはセット組んでいませんが、最近では太めの材(レイシ材かカワラ材)を半分くらいマットに埋め込み、その埋め込んだマットと接する部分に、あらかじめドリルなどで♀が潜って行ける穴を開けておくと、♀が入っていきやすくなり産卵がスムーズになると聞いています。
私もローゼンではやっていませんが、この方法はタランドゥスやレギウスでも同じように効果があり、実際私もその方法で産卵に成功し、多数の卵を得る事が出来ました。参考までに聞いて頂ければ幸いです。
同じくPuffinさんのレス内文章では、
春には、いよいよ「クワガタの森」が実現します。虫がやってくるかはわかりませんが、台場クヌギと白樺を中心にナラの木が囲む形なので、虫さえいてくれれば訪問してくれると思うのですが。数日間だけ別荘滞在中室内で愛でてあげてから、元いたところに戻すことを夢見ています。
これは素晴らしいですね!
個人的に独り占めできるクワカブの森があるとは、本当にうらやましい限りです。私もあつかましながらご一緒に楽しませて頂きたいと思っております。是非また今後の様子等もご紹介頂ければ幸いです。
更に次の質問ですが、
最後に質問ですが、良く「大型化」で「幼虫の低温飼育」が言われていますが、開始時期はいつからでしょうか?初令からだと成長しない気もしますし、3令になってから?ご教示頂けると幸いです。
「低温飼育」・・・・確かに大型化を目指すには低温飼育することが良いと言われていますね。ようは低温飼育し、幼虫の期間を出来る限り引っ張りながらじっくりと育て上げることで大型個体の羽化につながるという考え方ですね。
低温飼育する開始時期ですが、これはあくまで私の個人的考えになりますが、これは少しでも早い方が良いのではないでしょうか?いや、どうなのでしょうか? 大きい3令幼虫だけではなく、大きい2令幼虫を作ることもを大事ではないかと・・・・。
私的にはどの令数から開始というわけではなく、産卵セットから割り出した時点から開始するという位しか考えたことがなかったのです。
こうして改めて言われると考えさせられますね~。
Puffinさん、凄いですねー!そこまで考えるとは、クワカブ飼育における探求心が素晴らしいです。その姿勢私も見習いたいと思います。
如何でしたでしょうかPuffinさん?
私も分からないことが多く、回答と言うには程遠かったかもしれませんね。お役に立てず本当に申し訳ございません。
私もご一緒に色々と勉強させて頂きたいと思っていますので、また色々と発見や気づいたことがありましたらお聞かせ頂けますと幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
飼育日記担当:Shiho
2 Comments »
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大変丁寧なお返事誠に有り難うございます。 まだ飼育歴半年の超初心者なので、とてもお褒めに与かれるほどの知識・経験がなく、お恥ずかしい限りです。昨日も、最初の産卵成功した久留米産オオクワガタ幼虫の菌糸ビン交換を行ったのですが、1週間前にはだいぶ食痕があったけど時間がなくて延び延びになってしまい、昨夜冷やし虫家から取り出してみたらたった1週間の間にかなりのビンに青カビが発生しており、10頭の幼虫の内7頭を★にしてしまいました(涙)。大きい個体は20g超えだったのに、残念でなりません。 カビが生えたから死亡したのか、死亡したからカビが生えたのか、因果関係は不明ですが、もう少し早く手を打ってあげていれば…と後悔しています。 こうした失敗を繰り返して少しずつ成長していくのでしょうか。★になった仔たちの犠牲を無駄にしないよう、色々な経験や調べた情報を毎日綿密にノートに記録をつけており、もうすぐ50p一冊書き終えるところです。 菌糸ビン交換直後に仕事で呼ばれて朝まで徹夜で働き、そのまま通常勤務、更に現在は別の職場で夜間勤務中で、その合間にこれを書いています。 疲れていても、元気一杯生命力に溢れているクワガタ達の姿には癒されます。夕方の移動の途中で、shiho先生から教わった、材の穿孔用に電気ドリルを購入しました。霊芝材とカワラ材の両方を用意しているのですが、石のように硬い霊芝材に穴をあけようと思っています。 週末に、いよいよ産卵床作成予定です。予定では、貴園の福袋で頂いたタランドゥスオオツヤクワガタと、今回購入したローゼンベルグオウゴンオニクワガタ、そしてまた買ってしまったメタリフェルホソアカクワガタ(29日に到着予定)に挑戦です。コバエシャッター大を使って、タランドゥスオオツヤはカワラ材1本+カワラタケ菌床1/2個、オオゴンオニは霊芝材1本+カワラタケ菌床1/2個、とどちらを好むか実験してみようと思っています。メタリフェルは霊芝材2本の予定。 結果は、また報告します。 今後ともよろしくお願いいたします。
Comment by Puffin — 2016年1月26日 @ 10:20 PM
Puffinさん いつもレスありがとうございます。 Puffinさんの返答については本日(1/28)の飼育日記内にて書いております。。 宜しければそちらをご覧頂ければ幸いです。 よろしくお願い致します。 飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2016年1月28日 @ 12:17 PM