クワガタ、カブトムシを産卵させる際、

【定期的に採卵する】か、

【※採卵し個別管理している卵】

 

【しばらく放置してからの回収】にするか・・・

【※一定期間放置してから回収した幼虫達】

確かに悩むところではありますね。

今回はこのテーマについて少し掘り下げて書いてみたいと思います。

 

あくまで私個人のやり方や考え方を前提としてでお話しますが、正直どちらの方法を取ってもメリット、デメリット、どちらもあると考えています。

 

【定期的に採卵する方法】

<メリット>
・親♀の産卵徘徊中の他卵の潰し等から守れる
・幼虫が孵化した際の子食いから守れる
・ブヨブヨ病などの予防につながる

<デメリット>
・産卵モードに入っている♀の行動を一旦ストップさせてしまう
・卵回収した後、孵化まで別に管理した際に卵がカビたり雑菌にやられることもある

 

【しばらく放置してからの回収方法】

<メリット>
・親が作った卵室(卵を囲む空間)が幼虫孵化には最適ゆえ孵化率が高い
・産卵モードに入っている♀を途中で止めさせずにすむ

<デメリット>
・孵化した幼虫等を子食いする可能性がある
・ヒラタ系は産卵セットを長期間放置するとブヨブヨ病の発生率が高まる

【※子食いされた幼虫】

 

大きく見ても上記等の点が考えられます。

 

どちらの方法を取るかは、人それぞれであり、その方の考え方です。

 

例えばカブトムシで言うと、

ヘラクレスやゾウカブト等の大型の種等は♀の体長も大きい故に狭いケースでの産卵セットではすぐに産むスペースが無くなってしまいます。

そうすると、狭いケース内を行き来してしまうため、折角自分が産んだ卵をまた掘り起こしてしまったり潰してしまったりする可能性も出て来てしまいます。

そういう場合はこまめに卵を採卵した方が産卵数や孵化数が伸びる傾向が強まると考えております。

逆に小さな種においてはスペースに余裕がある場合は、放置しておいても良いと基本的には考えております。

 

クワガタの場合ですと、

本来基本的には私は放置型の方法を取っております。

しかし、種類によってはあまりに長い放置は良くない結果を生むこともあります。

ドルクス系(ヒラタ系含む)などは子食いの可能性が高いので、産卵ケース底や側面等に見えて来た幼虫を長期間放置してしまうと、割り出した際に「あれ?こんなに少なかったっけ??」と思ってしまう可能性もあります。

またヒラタ系はブヨブヨ病にもかかりやすい事でも知られております。

 

なので私はクワガタの場合は、産卵セット後しばらく放置(1~1ヵ月半程度)してからの回収する、あるいはケース底や側面に幼虫が5~6頭程度孵化して来た頃合いを見計らって回収を行っています。
これは孵化率、♀の産卵モードを止めない、に重視を置いての考え方です。

 

上記方法はあくまで私個人のやり方や考え方ですのでどちらをお勧めするというわけでは御座いません。

どちらのやり方をやるにせよ、上記で挙げたメリット、デメリットが存在すると思っています。

あくまでご参考程度にして頂ければ幸いですm(__)m

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