生き物散策記 2024年【No.19】セモンジンガサハムシ、ニホンミツバチ、ツツジコナジラミ、ルリチュウレンジハバチ、【九州:宮崎県】
生き物散策記シリーズのご紹介です。
さぁ、4月に入りましたね!
宮崎は朝は少し肌寒くなる日があるものの、昼間はほとんどが20℃越え。
見かける虫達の種類も格段に増え、賑やかになって来ました!
先日の話になりますが、そんな春陽気(もはや初夏か?)の中、生き物観察をして来ました。
【散策記:出逢った生き物たち】
イペー
この時期ならではの花、イペーの黄色い花が色鮮やかに咲き始めました。
虫もそうなんですが、花は特に咲くものによって季節が分かりやすいです。
ヤマザクラ
こちらはヤマザクラのさくらんぼ(実)
開花が少し早かったヤマザクラは花も散り、サクランボが実っていました。
このヤマザクラをじっくりと観察していると、
セモンジガサハムシ
体長:約5㎜程度
【2024/3/30:宮崎県某所:観察者:Shiho】
黄金色に輝く透明色の昆虫を見つけました。
名前は「セモンジガサハムシ」
背中に見えるXの印から名前が来ているのでしょうね。
体長は5㎜ほどですが、とても美しいハムシです。
画像から分かるように頭や手足も前胸の透明な表皮の下に入っていて、敵の気配を感じると、葉っぱにピタッと張り付いて、まるで吸盤でくっ付いているように動かなくなります。
ツツジ
この時期はツツジもキレイに咲いています。
ツツジとサツキ、よく似ていますが、
・花びらや葉が小さいのがサツキ、ツツジは大きめ
・おしべの数が5本がサツキ、ツツジは5本以上
これらで見分けがつきます。
ニホンミツバチ
体長:約10㎜程度
【2024/3/30:宮崎県某所:観察者:Shiho】
ニホンミツバチが蜜を集めに来ていました。
更にツツジの葉の部分をよく見てみると、
ツツジコナジラミ
体長:約1㎜程度
【2024/3/30:宮崎県某所:観察者:Shiho】
葉上に沢山の小さな白い点が・・。
約1㎜ほどの大きさしかありませんが、これも立派な昆虫、ツツジコナジラミです。
デジカメでマクロ撮影でようやく形が見える程の大きさです。
同じくツツジの葉には、
ルリチュウレンジバチ
体長:約8㎜程度
【2024/3/30:宮崎県某所:観察者:Shiho】
ルリチュウレンジバチがちょうど産卵中でした。
こちらの葉の周りの茶色い部分がチュウレンジバチの産卵の痕らしいです。
生命を繋ぐというのは生き物皆の宿命ですね。
クロウリハムシ
体長:約5~6㎜程度
【2024/3/30:宮崎県某所:観察者:Shiho】
こちらのサクラの花(おそらくソメイヨシノ)にはクロウリハムシが集まっていました。
葉虫だから葉を食べるはずですが、花びらも食するのですかね??
※昆虫には数多くの種類がおり、その数は計り知れません。ゆえにこのブログ上でご紹介している虫達も、私達が知る限りでの浅い知識でご紹介しておりますので、種類名や名前、生息情報などが間違っている場合もございますので、そのことをご了承の上、あくまで参考紹介として気軽にご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げますm(__)m
※ご紹介する生き物は私が出逢ったもので間違いないですが、ご紹介する際、ブログ更新時とのタイム差等により、多少の時系列が前後する場合もございます。ご了承下さいませ。
※散策手段や採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって散策方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※野外散策や、採集はマナーが大事です。散策&採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいない昆虫の放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
海洋&水生生物の場合、採集してはいけない生体や場所、採集方法などがあります。
漁業権などの問題にもなりますので、注意をする必要があります。
その辺りをきちんと確認をするなどして、くれぐれも気を付けましょう!
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