
前回、クワガタ、カブトムシの採集方法の一つとして「樹液採集」をご紹介しました
いわゆる木の樹液に集まっているクワガタ、カブトムシを直接木を見たり、蹴ったりして採集する方法です。
しかしクワガタ、カブトムシの採集は「樹液採集」だけとは限りません。
今回はその中でも初心者の方でも手軽に行い易い「灯火採集」のやり方、コツなどをご紹介してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
まず「灯火採集」とは何か?
簡単に説明すると、
クワガタやカブトムシを暗い時に灯りに集まってくる習性を利用して、捕まえる(見つける)方法
このような採集方法を
「灯火採集」
と呼びます。
また灯火採集には2種類の方法あると考えます。
①:外灯巡り採集
やり方:常時設置されている水銀灯や自動販売機などの灯り下や、その周辺を見て、集まって来ているクワガタやカブトムシを採る方法
水銀灯周辺
自動販売機周辺
②:ライトトラップ採集
やり方:水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
ライトトラップ:設置方法の例
山に向かって灯火機のライトを当てる
今回はだれでも手軽に行える①の灯火採集:「外灯巡り採集」のコツをご紹介したいと思います。
まず灯火採集をするに辺り、効率よくクワガタ、カブトムシ達に出逢えるには、いくつかの条件があると考えます。
【外灯巡り採集を行う場所】
まずは灯火採集をする場所、灯火を見て回る場所です。
灯りがあれば、どこでも良いというものではありません。
街中や住宅街などではいくら灯りがあってもクワガタ、カブトムシ達が飛んでくる可能性は低いと考えます。
見て回る場所としては、近くにクワガタやカブトムシがいそうな雑木林や山などに近い灯火を狙って探してみると良いと考えます。
周りが山などで真っ黒闇の中に、一つだけポツンと灯りがあるロケーション等は最高の灯火スポットと呼べるでしょう。
あえて例を挙げるとすると、
★山間部にあるコンビニの灯り
★山間にかかる橋の外灯
★山間部の途中にある自動販売機の灯り
★山間部にある「高速自動車道のパーキングエリア」や「道の駅」の外灯
こういう所を探してみると、クワガタ、カブトムシを見つける可能性は高まってくると思います。
※コンビニやパーキングエリア等は他の方も日夜を問わず利用しますので、迷惑行為にならないようにマナーを守り、気を付けて採集させて頂きましょう※
月夜野きのこ園の近隣の風景
弊社月夜野きのこ園も裏手が山に囲まれております。
時折ですが、会社の灯りにコクワガタ等が飛来することもあります。
ここに強烈な水銀灯でもあれば、有効なポイントの一つと言えるでしょう。
【灯火のライトの色合い】
次に灯火採集で大事なのは見る光の種類(色)を間違えないということです。
勿論例外もありますが、基本的に虫が多く集まってくる光は白っぽい色合いをしている場合が多いです。
いわゆる白色水銀灯や自動販売機などの白っぽい自然光に近い色合いです。
素晴らしく白く光り輝く水銀灯!
このように白く光る外灯がベスト!
最近の外灯はオレンジ色っぽい外灯をよく見かけます。この色合いの外灯では多くの虫が集まってくる期待は少なくなると考えます。
こちらはオレンジ色の外灯。
全く集まらないという事はないが、白い水銀灯と比べるとその差は歴然。
【灯火採集を行う時間帯】
次は灯火を見る時間帯。
これは人によって様々だと思いますが、私の感覚では、日没後~夜22時位までが一番飛んでくるような感じがします。
勿論、それ以降でも飛んでこないわけではありませんが、午前等になると飛んでくる数がかなり減少してしまうよう気がします。
なので、日没後~22時頃までの時間帯にチェックすると良いかと思います。
【その他の条件】
また風や雨の日、それに月明かりが強い日は虫はあまり飛ばないと言われます。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
絶対ダメとは言い切れませんが、可能ならばそんな日は避けた方が無難かもしれません。
【灯火採集を行う際の気温】
最後は気温です。
気温が低いとクワガタ、カブトムシは活動が鈍くなります。
理想は25℃以上あると良い傾向です。
気温:29℃ これ位あれば最高!
更に言うと灯火採集を行う直前に雨などが降って、蒸すように湿度が高いとなお良い状況だと言えます。
最後にまとめてみると、
効率の良い灯火採集の条件とは、
① 近くに広葉樹系の山、可能ならばクワガタ、カブトムシ等が採れる場所が近くにある。
② 白っぽいライト(水銀灯等)を見る
③ 見回る時間帯は夕暮れ時~22時頃
④ 月明りはあまり無い方が良い
⑤ 雨や風は無い(弱い)日が良い
⑥気温は25℃以上あった方が良い
湿度も高い蒸した日などは最高!
このような感じでしょうか。
全ての条件がピッタリ当てはまる日というのはなかなかないかもしれませんが、上記の件に少しでも近づけて採集が出来れば念願のクワガタ、カブトムシ達に出逢える確率は高くなると思います。
外灯巡り採集で採れたクワガタ達(2016年:宮崎県採集)
さぁ皆さんも頑張って灯火採集にチャレンジしてみましょう。^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
使用したアイテム

皆さんの大好きなクワガタ、カブトムシ
外国産種のように派手さや巨大さといった極端な特徴には及ばないかもしれませんが、勿論日本にも生息しております。
夏になると、子供たちを含め、大人たちまでもが熱中してしまう昆虫採集。
ではどうやってクワガタ、カブトムシを捕まえること、採集することが出来るのか?
この時期なると、「クワガタってどんなところにいるんですか?」、「どうやって捕まえるんですか?」「捕まえるコツを教えてください」との問い合わせが沢山来るようになります。
あくまで私:Shiho流ではございますが、今年よりクワガタ、カブトムシ採集デビューをしてみたい方達のご参考になればと考え、この日記上でご紹介してみたいと思います。
※ この記事内容は過去日記でもご紹介しております(一部訂正&加筆あり)内容が重複しますことをご了承下さいませ。
では、クワガタ、カブトムシを採集するにはどのような方法があるのか?
あくまで私が考える採集方法ですが、全ての方法ではございませんが、主に以下の様な方法があります。
・樹液採集
・灯火採集(外灯巡り採集)
・灯火採集:(ライトトラップ採集)
・トラップ採集:フルーツトラップ採集
※名称についてはあくまでShihoがそう呼んでいるだけで、正式にそう呼ばれている訳では御座いません。ご了承下さいますようお願い申し上げます※
今回は「樹液採集」についてご紹介してみたいと思います。
「樹液採集」
ヤナギの木に集まる昆虫達
樹皮裏に潜むヒラタクワガタの♂♀ペア
クヌギの樹液を舐めるカブトムシ♂
クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギの木等々。
夏になると、こういった木からは傷付いた箇所から、甘酸っぱい臭いのする樹液が流れ出すものがあり、その樹液を目当てにクワガタ、カブトムシが集まってきます。
その木が出す樹液に集まってくる虫達を見つけ、直接捕まえる方法を「樹液採集」と呼んでいます。
その樹液採集のやり方は様々です。
手で届く範囲にいれば、直接手で採っても良し、
手が届かなければ網を使用して採っても良し、
網でも届かなければ、木を蹴って落としても良し。
こういう風に木のウロ(穴)の中に入っていて手では採れない時は、
こういう道具(通称:掻き出し棒)を使用して、取り出しても良し。
掻き出し棒を利用して採集されるヒラタクワガタ
上手く採集することが出来れば、
こんなに沢山のクワガタ、カブトムシ達も採れちゃいます。
樹液採集を成功させる上で、私:Shihoが大事と考えるのは、
★天気★
理由:雨の日等は虫の数も少なく、また雨の中で木を蹴っても虫が落ちて来たのか、雨なのか分かりにくいです。曇り~晴れの日を選ぶと良いでしょう。
★気温★
理由:気温が低いと虫の活動が活発化しません。勿論低い気温で活動する高山系の虫(ヒメオオやアカアシ等)も存在しますが、平地性の強いノコギリやヒラタ、コクワ、カブトムシを狙いたい時は最低でも20℃以上は欲しいところ。25℃以上あればかなり良いでしょう。
★風★
理由:採集時にあまりにも風が強いと、木が大きく揺れてしまい、それに付いているクワガタ達はしっかりと木にしがみついてしまいます。そうなると、人が蹴った位では全く落ちて来なくなりますので、強風の時の採集は難しくなる可能性が高いです。
★木の種類★
理由:クワガタ、カブトムシはどんな木の樹液にでも集まるわけでありません。代表的なのは、クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギ等の広葉樹系の木。木の種類をしっかりと認識することはとても大事と考えます。
★狙う虫の特性を知る★
理由:例えばミヤマクワガタが欲しい時、あまり標高が低い平地ではミヤマクワガタを見つけることは難しいです。ミヤマクワガタの場合、山間部の少し標高が高い場所を狙うなど、その虫が生息している場所の特徴をしっかりと把握しておくことで、狙い通りの虫をつかまえれる可能性が高くなるでしょう。
如何でしたでしょうか?
上記が私、Shihoが樹液採集時に気を付けているポイントです。
皆さんも是非樹液採集にチャレンジして、念願のクワカブを沢山GETしてみませんか?
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
使用したアイテム

6月に入った今現在、もう既にクワガタは出て来ていますが、それでもまだ地域によっては出始めの所も少なくはありません。
本格的な採集シーズンを前に私は毎年必ず、「採集地の下見」を行っています。
今日の日記では「採集の下見」の必要性についてちょっと書いてみようと思います。
※この記事は以前もご紹介したことがございます。内容が重複致します事をあらかじめご了承下さいませ※
冬が明け、春が来ると、それまで枯れていたクヌギなどの葉が青々と生えてきて見事に生き生きとしてきます。それと同時にクワカブシーズンの到来でもあります。
あくまで私のやり方ではありますが、私の場合、本格的な採集シーズン(6月~8月)を迎える前には毎年必ずやることがあります。それが「採集地の下見」です。
なぜ下見が必要なのか?
「採れる時期に来たら毎年採れている所にそのままいけば良いのではないか?」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
確かにそれはそれでも良いのですが、もっとしっかりと採集をするためには、その年のフィールドに合わせた下見(調査)が必要だと私はそう考えています。
前年度の採集シーズンが終わるのは大体10月中旬あたり、それから今季の採集が始まるのは大体今位の5月あたり、その間約7ヶ月程度採集フィールドを詳しくは見ていないわけです。
その間には山にも様々な変化があります。
そういう所を事前に調べるのが下見というわけです。
では下見をすることで、何が分かるのか?
下見によって何をチェックするのか?私は以下のような所をチェックするようにしています。
★採集場所に向かう道のチェック★
採集するポイントまで行く道を調べます。何もなければそのまま辿り着けますが・・・
【がけ崩れが発生していた場所】
このように崖崩れが発生している場所もあり、場合によってはその先に行けないこともあります。
こうなっては危険ですので、その先にある採集ポイントへは諦めなければなりません。
★採集フィールドにおける採集樹の有無チェック★
毎年採集出来ていた樹も、今年も大丈夫かどうかは分かりません。
樹が枯れていたり、人の手によって伐採されていたりと、そういうことは良くあります。
また逆に昨年まで知らなかった新しい樹を発見出来ることもあります。
特に冬~春先までは森を賑わす雑草も伸びきっておらず見通しが良いので探しやすいので散策にも最適です。
採集出来そうな樹の場所をあらかじめ確認していくことで、スムーズな採集が出来ると思います。
★採集樹の今季における樹液の出る箇所★
樹液の出る場所は年々違う事があります。
ウロから流れ出す場合はそのウロが今年も存在していれば同じように出ている場合も多いですが、枝傷や樹皮傷から流れ出ていた樹液は、大体がその箇所を変えている事が多いです。
その樹液が出る箇所をあらかじめ覚えておくと採集する際にとても便利です。樹に近づいてまず最初はその箇所を見れば良いのですからね。
★採集樹のウロの有無&形状★
樹のウロは毎年形状を変えます。
樹自体が穴を塞ごうとしていくからです。狭くなったウロ、まったく穴がなくなったウロなど、様々です。
もちろんウロが無くなれば、そこに入っていたクワガタなどは入れなくなり、そのウロでは採集が出来なくなります。
ウロ採集はすばやい作業が必要なので、あらかじめウロの形状を理解し、それに合わせた採り方を認識しておくこともとても大事だと考えます。
如何でしたでしょうか?
上記が私が下見でチェックするポイントです。
本格的な採集シーズンを前にその年のおおよその採集フィールドの情報を知るのと知らないのでは採集効率に大きく影響すると考えます。
勿論人によってはこの他にもチェックするポイントなど色々あると思います。
あくまで私個人のやり方ですのでご参考程度に読んでいただければ幸いです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
使用したアイテム

6月に入りました。
6月というと一般世間では梅雨時期というイメージが強いですが、我らクワガタ人にとっては本格的な採集シーズンの始まりという感触が強いです。
ここ宮崎では、まだ梅雨には入っておらず今週も晴天の日が続きました。
今回は昨日:6/2のクワガタ野外採集の様子をご紹介してみたいと思います。
【2021/6/2の野外採集】
朝から快晴の宮崎。
まさに絶好の採集日和です。
採集ポイントに到着し、
最初に目に飛び込んできたのは、
( ,,`・ω・´)ンンン???
なんと、カブトムシ♀!!
この時期にカブトムシは早すぎる出逢いです!
泥だらけのボディは、地面から出て来たばかりでしょうか?
ともあれ嬉しい今シーズン初カブトでした^^
このカブトが付いていたハルニレの木を叩いてみると、
ノコギリクワガタ♂中歯型が落ちて来ました。
とって綺麗な真っ赤なボディです。
次に、
こちらのクヌギの樹皮裏には、
ヒラタクワガタ♂53㎜
ヒラタクワガタ♀
上記個体がペアで入っていました。
どちらも少し擦れがありますね。。
もしかすると結構前に出て来ていたのかもしれません。。
おなじくこちらのクヌギの樹皮裏を覗くと、
スジクワガタ♂♀ペア
が潜んでいました。
♂はしっかりと大歯型サイズ!
やはり格好良いです^^
場所を少し移動して、
細いハルニレ林に到着。
画像に見えている以外にもかなりの本数があります。
これらを片っ端から叩いていくと、
ミヤマクワガタ♂65㎜
おおおっ、なかなか大きなミヤマクワガタ♂が落ちて来ました。
大歯型は今季初めてです^^
他にも、
ノコギリクワガタ♀
コクワガタ♂♀
ノコギリクワガタ♂64㎜
と、ポツポツとそれなりの数を見ることが出来ました。
気が付くと、
先のヒラタも含め、良い感じでルアーケースも満杯になっていました。
と、このような感じで、6月最初の採集を楽しませてもらいました。
今回はこの時期にしては早い初カブトムシとの出逢いが印象に残りました。
他には種類、数共になかなか出そろって来た感じがします。
後は大型や特大個体が見れたら言う事無しですね。
それはまた次回の採集に期待したいと思います^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
使用したアイテム

早いもので本日で5月も終わり。
明日より6月といよいよクワガタシーズンも活性化してくる時期になります。
先週末:5/26の話になってしまいますが、クワガタ野外採集に行って来たのでその時の様子のご紹介です。
【2022/5/26の採集】
この日は天気予報では雨が降るとのことでしたが、早朝起きた時にはまだ降る気配がなかったので、思い切って採集に行ってみました。
採集に入り、
いきなり目に飛び込んできたのが、
おおっ!!
ノコギリクワガタです!
しかもペア、メイトガードしているようです。
しかしこの時期はまだ♀の頭数も少ないだろうに、♂はよく♀を探し当ててるものだと感心してしまいます。フェロモンか何かに誘発されるのでしょうかね~(・・?
ともかく今シーズン初ノコギリはペアでの発見!
幸先良いスタートとなりました!^^
次に見つけたのは、
こちらの細いハルニレには下の方にヒラタクワガタ♂の姿。
こちらのクヌギの木の樹皮隙間にはコクワガタ♀
更に場所を少し移動して、探してみると、
おお、ノコギリクワガタ♂
3頭目のノコギリでしたが、
しかし・・これは頭胸部のみ 泣
まだ触角もピーンと張って、ほんのついさっき食されたようです。残念でした。
そして、
このの細めのハルニレの木を叩いてみると、
パサッっと軽い落下音!
探し当ててみると、
おおお、ミヤマクワガタ♂!!
めちゃくちゃ綺麗なミヤマ♂が落ちて来ました!
しっかし体毛が黄金色に輝いていてとてもキレイです!
発生初期のこの時期ならではの輝きですね!
う~ん、美しいっ!! (⌒∇⌒)
場所を移動すると、雨が降り出して来ました。
最後に見つけたのは、
このノコギリクワガタ♂
中歯型のタイプでサイズは♂50㎜中間位といったところでしょうか。
細いハルニレの木より落ちて来ました。
とこのような感じで採集を楽しませて貰いました。
今回は、ミヤマ、ノコギリを今シーズン初採集することが出来ました。
これから個体数も増え、更に良型も沢山出て来ると思います。
また次回を楽しみにしたいと思います。
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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長期の雨になる梅雨になる前にと、今週頭:5/22、野外採集に行って来ました。
その時の様子をまとめてご紹介したいと思います。
【2022/5/22の採集】
ハルニレ、クヌギの群生地に到着。
クヌギの樹皮裏に大きな影を発見!!
取り出してみると、
ヒラタクワガタ♂66㎜!
大型のヒラタクワガタ♂が入っていました!
サイズも優秀、♂66㎜ありました。
文句なしの今シーズン最大ヒラタ個体です。
このサイズには昨今の野外ではなかなか出逢う事は難しくなって来ているので、嬉しさも一層大きかったです^^
幸先良いスタートを切り、
テンションが上がります😊
こちらのハルニレの樹皮裏からは、
ネブトクワガタ♂24㎜
ネブトクワガタ♂が入っていました。
サイズは♂24㎜と、立派な大歯型タイプでした。
ネブトクワガタは今シーズン初の出逢いでした😊
少し場所を移動して、
何気にハルニレの木の隙間を見ると、
コクワガタ♂の姿が見えました!
コクワガタ♂46㎜
大きかったので、ちょっと計測してみると、♂46㎜ありました。
これもなかなかの大型です。
ふと、近くの道沿いにあるハルニレの下を見ると、
おおっ!、ミヤマ♂っ!!Σ(゚Д゚)//
・
・
・
瞬間喜んだのですが、
しかし・・・頭部と胸部のみ・・泣
その身体は動いており、顎の力もまだありました。
おそらくほんの少し前に鳥に食されたのでしょう。
く~っつ!残念!!
今年初ミヤマは死亡損傷個体(まだ生きていましたが)となりました。
しかし、これでもうミヤマクワガタも発生していることを確認!!
俄然スイッチが入りました!!
・
・
・
・
しかし、そう甘くはありません。。
結局その後は、ヒラタ、コクワの中型以下サイズはちらほら見かけるものの、ミヤマクワガタの姿は見かけることが出来ませんでした。。
このような感じでその日の採集は終了。
楽しく山の雰囲気を味わいさせて頂きました。
今回はヒラタの大型と出逢うことができました。
♂66㎜、いわゆる♂65㎜UPは昨今ではなかなか出逢うのが難しいサイズなので喜びも一層増しました。
他に印象に残ったのはやまりミヤマの頭胸部でしょうか。
身体半分、まだ生きているといえ今年のミヤマ初対面でした。
採集に行く度に数も種類も次第に増えて行ってることが嬉しいですね。
また次回の出逢いを楽しみにしておきたいと思います 😊
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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先週末、野外採集に行って来ました。
今日はその時の様子のご紹介です。
【2022/5/20の採集】
採集地に到着。
ここはハルニレとクヌギの群生地です。
コナラも少しですがあります。
ハルニレの隙間にクワガタ発見!
このフォルムは・・もう言うまでもありませんね。
はい、キレイなコクワガタ♂でした。
新成虫っぽいですね。
細いハルニレには、
ヒラタクワガタの♂♀が交尾をしていました。
♀は小さなウロに半分入りかけています。。
♂の方は目視ですが、まぁまぁの良型です。
サイズは♂60㎜前半といったところでしょうか。。
交尾をしていたので、ここは邪魔をせずスルー。
撮影だけとしました。。
こちらは樹液がプンプン匂うハルニレの木。
樹皮裏の奥には、
ネブトクワガタ♂が入っていました。
今シーズン初めてのネブトクワガタです。
フセツなど欠けており結構ボロボロです。早めから発動していたのかもしれませんね。。
こちらの樹皮裏にクワガタの影。
フォルム通り、やはりコクワガタ♂でした。
まぁまぁのサイズ。
サイズ的には♂40㎜位はありそうです。。
途中、木を蹴っているんですが、やはりまだ早いのかノコやミヤマの姿は見られません。。。
こちらのハルニレの木では、ツタとの隙間にヒラタの姿が。。
ヒラタクワガタ♂
光沢の強いピカピカの小型♂でした。
こちらのクヌギの木には、ヒラタ♀の姿を発見。
トコトコと歩いていました。
こうして採集に夢中になっている内に、ポツポツと雨が降り出しましたので、今回はここまでとしました。
この日は新たにネブトクワガタと遭遇。
今回も黒系クワガタばかりという結果になりました。
次回こそはノコやミヤマに逢いたいですね^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
使用したアイテム

宮崎は先週ずっと雨でしたが、今週に入ってちらほら晴れ間が出て来ました。梅雨入り前の小休止というところでしょうか。。
この晴れ間を逃す手はないと、先日(5/18)野外採集に行って来ました。今回はその時の様子をご紹介したいと思います。
【2022/5/18の採集】
早朝:5:00、少し早めの出発です。
採集ポイントに到着する頃には目視出来る明るさになってきました。
到着し、早速捜索開始!
ハルニレの木です。
樹液の出も良く、発行した匂いが近くを充満していました。
この左側の樹皮裏から、
コクワガタ♂♀ペアが入っていました。
良個体共にとてもキレイ。新成虫の可能性が高いです。
こちらではゾウムシの姿も見えます。。
このゾウムシがいる画面向かって左側の樹皮裏には、
スジクワガタ♂
小さないながらもスジクワガタの♂が入っていました。
スジクワガタ今シーズン初登場です^^
ふと横を見ると、
クワの実が実っていました。
天然のヤマグワってやつですね。もう少し黒く熟すれば甘く美味しくなります^^
こちらの木の隙間にはヒラタクワガタ♂が潜んでいました。
ヒラタクワガタも今シーズン初登場です^^
ヒラタクワガタ♂
なかなかの大きさ。
計測してみると、♂61㎜ありました。
60㎜upあれば結構な迫力も増します^^
こちらの樹皮の隙間からは、細いアゴ先が見えます。
お顔を拝借すると、
あやや!?
コクワガタの♂でしたが、羽の片方がちぎれていました。
おそらく鳥か何かにやられてしまったのでしょう。。
損傷はありましたが、手の力も強くとても元気な様子でした。
周りには、
黄色い野いちごが沢山実っていました。
触るとポロっと取れてしまいますが、甘さは十分^^
ハルニレの木の隙間にヒラタクワガタの姿!
なかなか大きそうです。
ヒラタクワガタ♂63㎜
今日一番の大物でした。
なかなかの良型です^^
このような感じで約3時間程採集を楽しみました。
上記で紹介した個体以外も、撮影するために一旦集めてみましたがなかなかの数を見ることが出来ました。
採集中、沢山の木を蹴ってみましたが、木を蹴っても、ノコやミヤマの姿はまだ見かけられませんでした。
見つかるのは樹皮裏やウロ、隙間にいた黒系:ドルクスばかり!
まさにドルクスパラダイスといった採集でした。
次回はそろそろノコ、ミヤマの姿も見てみたいものです、楽しい採集でした^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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5月も半ばに差し掛かり、梅雨入り前か雨の日も多いですが日中には夏並みの温暖な気温になってきましたね。
私は既にもう採集を開始しておりますが、いよいよ2022年度のクワガタシーズンの開幕となります!
そこで今回から、採集が本格化する夏を前に、クワガタ採集における準備(道具等)、採集のコツ、クワガタが採れる木等を少しづつではございますがご紹介をしていきたいと思います。
ご紹介するポイントとなるのは、
・採集に必要な道具など
・採集のポイント、コツなど
・採集する木の紹介など
・採集方法など
等です。
これらの記事は毎年毎年ご紹介しております。
毎年ご紹介しているので、「またこの記事か!」、とお思いになられる方もいらっしゃると思いますが、今年より初める初心者の皆様もいらっしゃると思いますので、大変恐縮ですが再度ご紹介してみたいと思いますので、ご理解頂ければ幸いです。
では、まず今回はクワガタ採集をする為に必要な道具をご紹介してみたいと思います。
昆虫を採集する時、皆さんはどうやって捕まえますか?
そのまま素手で捕まえるという方もいらっしゃるでしょう。それはそれで十分よいのですが、採集するにあたり、少しの道具を使うことでより捕まえやすく、かつ安全に採集することが出来ると考えます。
今回ご紹介するのはあくまで私個人:Shihoの使用している道具等です。勿論人によっては自分に合った様々な道具が存在すると思いますので、あくまでご参考程度に読んで頂ければ幸いです。
【服装・身なり】
まずは道具というより、身に着けるものからご紹介したいと思います。
これはもう常識ですよね。
自然の中には色々な虫がいます。
人間の体に害を及ぼす虫も沢山存在するわけです。最近特によく聞くのが「マダニ」です。勿論マダニ以外にも蚊やアブ、ヒル、ハチ、など沢山の虫が寄ってきます。
そして虫だけではありません。草むらや木に登ったりする際に、身体を傷つける野バラや葉っぱ、木切れなど沢山の危険なものがあります。
また画像の服は少し黒っぽい服ですが、可能ならば白色に近い服だとより良いと思います。黒っぽい服はハチに狙われやすいと聞きます。
こういったものから少しでも身体を守るために肌を表に出さないように装備して出かけましょう。
帽子、夏の山には必需品です。
夏はとても日差しが強くなります。最近は夏になるとよく熱中症で病院に運ばれる方が多数いらっしゃいますので、しっかりと帽子をかぶって対策をしましょう。
また帽子は日差し対策だけではなく、頭を防護してくるという役目ももっています。
攻撃性の強いスズメバチは黒い頭髪等を狙って襲ってくる傾向があるようですので、帽子は必需品です。
白系の帽子の方が攻撃されにくいと言われています。
【攻撃的な性格を持つスズメバチ】
手袋、これも必需品ですよね。
野外の草木は思ったより鋭くてすぐに手が切れてしまいます。
普通の軍手でも良いですが、この画像の手袋は手のひらの部分がゴムで覆われている頑丈なタイプです。これならば多少のものならば安心して掴むことが出来ます。
長靴。草むらには様々なものが潜んでいます。
その代表格が毒ヘビの「マムシ」です。
【2018年度に遭遇したマムシ】
近づいた覚えがなくても気づかずにそのテリトリーに入ってしまって攻撃を受けてしまう例は数えきれないほどあります。
そういった意味でも長靴は必需品です。
この画像の長靴はひざのすぐ下あたりまでくるタイプです。
でもいくら長靴をはいているとはいえ、注意は絶対必要です。襲われないことにこしたことはありませんからね。
タオル。
これは言われなくても皆さん身に着けていくと思います。
私は長めに折りたたんで首と服の回りに埋め込んで、首の隙間からの虫や草などの侵入を防ぎます。
勿論、汗も吸い取ってくれるので、これも必需品でしょう。
【採集道具】
次に私が日頃使っている採集道具をご紹介したいと思います。
虫とり網です。よく100円ショップでも売られている大き目の網です。
こういう大きい網で捕獲する場合は、くっついている樹の下に網を受け皿のようにして置き、その上で網のへりで樹を揺すります。
そうすれば振動を感知した虫が落ちてきて下にある大きな網に入る・・・そういう採り方をすれば良いかと思います。
上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。
小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。
なかり長く伸ばせることが出来ます。ルッキング採集の場合には必需品。
懐中電灯(大)です。
結構大き目の懐中電灯で、光の強さも強く、かなり遠くまで光が届きます。
暗い所で回りを照らしたり、灯火採集の際にとても重宝します。
こ ちらも懐中電灯ですが、小さいペンライトタイプです。大きさは15cm程度。
このライトは主に樹のウロ(穴)の中を照らす時に使用します。
オオクワガタ、 ヒラタクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、ネブトクワガタなどのウロや樹皮裏などに潜むクワガタの発見に重宝します。
通称:掻き出し棒:これで樹のウロの中や樹皮裏を探ります。
ウロや樹皮裏などに潜むクワガタを発見する時には、これは絶対必需品!
主にウロの中にいるクワガタを採集する際に使用します。
先が真っすぐな物と、鍵状になっている物と2種類あるとより便利です。ウロの中のクワガタの顎を掴み、これで引っ張りだす事ができます。
しかし結構力が入りすぎる場合がある為、引っ張る時はある程度の加減が必要。
必要以上に力を入れるとクワガタのアゴなどが折れてしまうのでご注意を。
ハンドスコップ。
日中に樹の根本などに潜っているカブトムシなどを掘り起こして捕まえる時に使用します。
樹の高い所に登る時に使用します。
樹のウロが手の届かないような高い場所にあった時、そーっと脚立を立てて静かに上ってウロを見ます。
【双眼鏡】
採集の中で、手に届かない場所にある木、または、かなり大きな大木の場合、木を蹴った位の衝撃だけでは落ちて来ない大物が潜んでいる可能性があります。
そういった木をルッキングで探すことが出来るのが双眼鏡です。
双眼鏡には様々なメーカーのものがあり、大きさ、重さ、倍率も様々です。
・倍率
・視界範囲
・明るさ
・重量の軽さ
に注意して、自分好みの双眼鏡を探してみると良いでしょう。
小さなマスに一頭ずつ入れます。
入れられる数は限られていますが、個別に仕切られている為にお互いに噛み合うなどの喧嘩の心配はありません。
一頭一頭をきれいな状態で捕獲したい時には便利。
まとめて大量に入れることが出来ますが、ルアーケースのように仕切りがない為、中で噛み合いや喧嘩が起こる可能性があります。
それでも大量に入れられるのは便利ですね。
【予防薬】
いくら完全防備をしているからといっても、やはり虫などに刺される場合があります。そんな時の為に私は以下のようなものを常備持っていくようにしております。
虫よけスプレー(右2つ)、虫さされ薬(左)です。
ここ数年「マダニ」などで騒がれているように虫よけ対策は必要だと考えます。
右2つの虫よけスプレーはマダニ対策にも適応したものらしいです。強力タイプ。
そしてそれでも刺された場合には、左の虫刺され薬を・・・。持っていれば安心ですので、なるべく常備するように心がけましょう。
目薬。これ結構必需品です。
採集に行くと、なぜか必ず小さいコバエみたいなものが顔の回りにまとわりついてきて、スキあらば目の中に入ろうとするんです。
ナゼなのか理由は分かりませんが、これがかなりやっかい。
何度目の中に入られて嫌な思いをしたことか・・・。
そういう時には目薬は必需品です。
目に入った虫を排除した後に消毒するようなかんじで目薬をつけるようにしています。
【ポイズンリムーバー】
ポイズンリムーバー。
蜂や虫に刺された場合、毒を吸い出す機器です。
しかしこれがあれば、もう刺されても大丈夫というわけでは御座いません。
あくまで応急処置なので、刺された場合は病院に行った方が賢明でしょう。
特に「アナフィラキシーショック」にはご注意下さいませ。
【水分&塩分補給】
野外採集に行くときには、必ず水分補給や塩分補給が必要になります。
日本の夏は30℃をも軽く超える炎天下になります。野外採集はとても楽しく、夢中になり気がつかないうちに水分や塩分がどんどん失われていきます。
それらが不足してくると熱中症などを引き起こす原因にもなりますので、注意が必要です。
こまめな水分補給、塩分補給を心がけるようにしましょう。
私がよく持っていく補給用品です。
こまめな水分&塩分補給は絶対必要です。
【採集道具:一例】
上記は昨年2021年度、本格的な採集前に準備した道具の一例です。
私はこんな感じで揃えて採集シーズンに備えております。
如何でしたでしょうか?
上記が私が採集に持っていく際の主な道具類です。
勿論、脚立などは持っていくことも大変なので、そこは個人のお好みで・・・。しっかりと安全対策をして、野外採集を楽しみましょう。
※上記採集用具はあくまでShiho個人のお勧めです。ご参考程度に読んで頂ければ幸いです。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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今回はセレベスオオヒラタクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。
【参考画像:セレベスオオヒラタクワガタ♂】
【飼育種】
和名:セレベスオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
産地:セレベス島
オオヒラタクワガタのセレベス島産。
とても大型になり、内歯は上の方にある内歯上がりのタイプの個体が多い傾向があります。
野外品&飼育品での流通も多い種く、飼育も産卵、幼虫飼育共に容易な種です。
それでは私個人のやり方ではございますが、幼虫飼育方法と産卵方法をご紹介してみたいと思います。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸(Basicでもelementでも可)、
きのこマット
【飼育容器:容量】
♂:1100~2000㏄程度
♀:800~1100㏄程度
【えさ交換回数】
菌糸ビン:途中2~3回程度
マット飼育:途中2~3回程度
菌糸ビンでの例(あくまでShihoの経験上)として、
♂:1100~1400~2000~2000㏄
♀:800~1100~1100㏄
(※幼虫の大きさ、性別、菌糸、マットの劣化により差異あり)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヵ月程度
♀:8~10ヵ月程度
(※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、幼虫の大きさによって個体差があります※)
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
マットでも弊社のマットでは、きのこマットでよく育ってくれますが、私の場合は菌糸ビンの方が良い結果が出ています。
管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
※なるだけ直径が大きい方が良い
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめで、直径の大きめの材を使用する事をお勧めします。
特別難しい種ではなく、産卵も幼虫飼育も容易な種ですが、幼虫飼育ではとにかく大きくなりますので、エサ切れには注意しましょう。
皆さんも機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
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2022年5月13日
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