マンディブラリスフタマタ&リノケルスフタマタの飼育(幼虫飼育&産卵方法)
今日はフタマタ種のマンディブとリノケの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【個体参考画像:マンディブラリスフタマタ♂】
マンディブラリスフタマタとリノケルスフタマタ・・・・外見はどちらもかなり良く似ていますが、よ~くみるといくつか違いがあります。
違いその1
・マンディブ:口の所の突起が出っ張らない
・リノケ:口の所の突起が出っ張る
違いその2
・マンディブ:両顎先がまっすぐ伸びる
・リノケ:両顎先が内に曲がる
まだ他にも相違点があるかもしれませんが、私が知っているのは上記の2点が両者♂の違う部分です。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、完熟マット、きのこマット、菌糸
【飼育容器】800cc~1500程度の容器など。
【えさ交換回数】途中2~3回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約12~14ヶ月
♀:約8~10ヶ月
※羽化までの時間は羽化後の体長によっても異なる※
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット。そして菌糸でも大きくなりますが、私は主にマット飼育で育てています。
<産卵方法>
【産卵に使用するマット】マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。
産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
手順です
①マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。フタマタ系は材産みが主体なのでマットは食が出来るマットならばなんでもOKです。針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。きのこMat、くわMat、完熟Mat、がお勧めです。
②次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。この画像で使用しているのはコナラ材2本です。少し柔らかめの材です。
③ゼリーと生体を入れて完成。
④真上からの画像です。
このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。
いかがでしたでしょうか?マンディブラリス、リノケルス共に上記の方法で飼育が可能です。ただ産卵の場合、産卵数はそれほど多くはありません。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
1件のコメント »
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2014年7月22日
カテゴリー
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
マンディーブラリスの産卵がうまくできなくて困ってました。 この方法でやってみたいと思います!!(^^)
Comment by リッキー — 2014年7月22日 @ 4:37 PM