今日は先日のプラティオドンネブトに続き、外国産ネブトの一種、パラレルスネブトクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。

パラレルス45a
【個体参考画像:パラレルスネブト♂45mm】

パラレルス45b
【個体参考画像:パラレルスネブト♀26mm】

【飼育種】
和名:パラレルスネブトクワガタ
産地:スマトラ産
パラレルスネブト、先日ご紹介したプラティオドンネブトと同様にとても大型になる外国産ネブトクワガタです。顎も大きくなりとても迫力があります。顎の形状に似ている種にアンプルスネブトクワガタという種類もいます。

飼育方法は幼虫飼育はとても容易な種です。ただ産卵方法については産む種と産まない種での個体差があるようです。
ではそれぞれを見ていきましょう。

<幼虫飼育>

まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、完熟マットがお勧めです。大型が多数出ています。

【お勧めのエサ】完熟マット
【使用した容器】500ccブロー容器使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約4ヶ月(合計約6月程度)

<産卵方法>

次に産卵方法ですが、これについては皆様色々な意見があるようです。
かくいう私も、最初の頃にパラレルスネブトを入手した際には2~3回産卵セットを組んでも全然上手く産んでくれませんでした。この当時はパラレルスネブトはなかなか産んでくれないという話をクワガ仲間より聞いていましたの で、やっぱり産ませるには何かコツがるのだろうと思っていました。しかし次に入手した際、ダメもとで、前と同じ方法で産卵セットを組んだ際、85頭と爆産し、とても多く爆産してくれて大変驚いたという経験があります。以前に組んだ産卵セットと何も変わらない方法だったのに、何が違うのだろう・・・と謎でした。いまでもその謎はとけてはいませんが、とりあえずその時の産卵セットの内容をご紹介したいと思います。

【産卵に使用するオススメマット】完熟マットもしくは黒土マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSSS
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
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画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
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マットを大きなケースに出します。
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ケース底面を固めていきます。
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固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
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転倒防止の木片とエサを入れます。
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間に新聞紙を挟んでセット完了
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このようなかんじでセットを組みました。

如何でしたでしょうか?パラレルスネブト。幼虫飼育は容易ですが、産卵は難しい一面もあるようです。しかしながら親成虫はとても格好が良く、挑戦してみる価値はあると思います。皆様も機会がありましたら是非飼育してみて下さいませ。とてもお勧めの種です。(^^)

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