クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2015年【No.27】2015年樹液採集納め!(九州宮崎編)
2015年度のクワガタ野外採集記(昆虫採集記)も今回で27回目。
今年の夏前よりスタートした2015年の採集記も27回と、振り返れば我ながら結構な数を行ったものだと数字だけを見れば感じますが、実際の感覚はまだまだ「もっと行きたい、楽しみたい!」というのが本音です。
今回の採集は10月終盤、来週より11月という状況ですが、樹液での野外採集でまだ虫達に出逢えるのでしょうか?
AM 8:45 目的地に向かい山に入ります。
途中の道端にはコスモスが見事に咲き誇っています。
今シーズン、よく集っていたハルニレの木を見てみると、
樹液もあまり出ていない樹皮剥がれの箇所にヒラタクワガタが来ていました。
ちょっとお顔を拝見すると、
なんと、ヒラタクワガタの♂とコクワガタの♀。
てっきりヒラタクワガタの♂♀ペアだとばかり思っていたのですが、これは意外な組み合わせでした。でもこの♂♀が一緒に居たというよりは、たまたまコクワガタの♀が樹皮裏にいた所にヒラタクワガタの♂がやって来たという偶然なのでしょう。
幸先良く、最初の30分ほどで、クワガタ2頭を見かけることが出来ました。この時期にしては上々のスタートでしょう。
フィールドを移動していると、
今季、何頭目かになる巨大ミミズ、「シーボルトミミズ」に出逢いました。
寒さもあるせいか、あまり動きもなく、ほとんど動かず。
それにしても大きい。20cmは軽くあるでしょう。
こちらは貫禄のあるクヌギの木、
樹皮がデコボコになっていて、その隙間から樹液が沢山出ていた木です。しかし今はもう樹液も枯れて出ていません。
ルッキングでは見当たらないので蹴ってみても反応なし。
近くにあるこちらのクヌギの木でも、
蹴ってみますが、やはり反応なし。
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その後、2時間ほど見て回りましたが、結局最初に見つけた2頭しか見当たりませんでした。
紫のタンポポ科の様な花にトラマルハナバチが沢山来ていました。花粉を集めるのに大忙しのようです。
カラスウリもキレイに色づいています。
2015年の樹液採集もどうやらここでひとまず一区切りのようですね。
まだ今後もフィールドにお邪魔することはあると思いますが、ひとまずここで山の神様に今シーズン無事に採集が出来た事と、虫達に巡り合わせて下さったことに感謝のお礼をさせて頂きました。
毎回同じもので恐縮なのですが、お神酒として清酒を用意しました。
そして声を出して、
「山の神様、今シーズンも大変お世話になりました。おかげ様で大きな怪我もなく、無事採集活動が出来ました。また沢山の虫達に巡り合わせていただけたことに感謝申し上げます。まだ今後も度々訪れると思いますが、とりあえず今日までの感謝の気持ちを込めて大地にお神酒を染み込ませますのでお受け取り下さいませ。また今後ともよろしくお願い申し上げます」
と感謝の言葉を添えてお神酒を捧げました。
この感謝の礼は各採集地ポイント、それぞれの場所で行っています。今回は2ヶ所でお礼を申し上げました。今シーズン採集に行ったポイントは6ヶ所程なので、まだお礼を言っていない場所も後日行ってこようと思います。
そして帰る途中、車の中から何気に目にとまったハルニレの木に、
なんとノコギリクワガタの♂を見かけました。
細い枝からわずかに染み出ている樹液で食事をしているノコギリクワガタの♂個体。
ここしばらくは見かけなかったノコギリクワガタ。
見送る為に現れてくれたのでしょうか?
最後の最後にまた出逢いがあったことが嬉しくなりました。
というわけで、2015年の樹液採集はひとまずは終了にしたいと思いますが、今後、冬場の山の様子などはまた訪れる機会がありましたらその時はご紹介していきたいと思います。
それとお客様のアンケートなどで要望が多かった通常の樹液採集では逢う事の出来ないクワガタ達、例えばチビクワガタ、マメクワガタ、マダラクワガタ等の採集にもチャレンジしてみようかと考えていますので、またそちらも機会がありましたらご紹介してみたいと思います。
Shihoの野外採集記(昆虫採集記)はまだまだ終わりません。また今後も頑張りたいとおもいます!
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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