
先日よりセットを行って産卵の経過などをご紹介して来たサタンオオカブトの最終まとめです。
今日は沢山採卵出来た卵がその後どれ位孵化したかをご紹介いたします。
まずはその前に今までの結果と産卵セットの手順のおさらいです。
【飼育種】
和名:サタンオオカブト
学名:Dynastes satanus
産地:ボリビア産
累代:F2(親♂♀共に同血統兄弟)
産卵セット方法&結果は以下の通りです。
【採卵結果】
1回目:58卵
2回目:15卵
3回目:39卵
4回目:10卵
合計:122卵
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】3回目:2/28~3/28の約30日間
【産卵に使用するケース】衣装ケース中タイプ程度
【産卵管理温度】18~20℃
【水分量(湿度)】通常の設定よりほんの少し水分量多め。(手で強く握って少し水が染み出る位)
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
クリックでカブトムシ発酵マット産卵の詳細に移動
上記のような感じでセットを組みました。そして今日本題の卵がどれ位孵化したか・・・です。
では結果は・・・
【卵孵化の結果】
1回目:58卵→48幼虫
2回目:15卵→10幼虫
3回目:39卵→22幼虫
4回目:10卵→1幼虫
合計122卵→81幼虫
上記に記載している通り81頭孵化とうい結果でした。
孵化の確率約66%。
頭数だけ見ると81頭取れたのは成功と言いたいのですが、孵化率的には少し残念な結果でした。せめて75%位は行きたかったのですが・・・・
。
ステージ的に見てみると採卵後半があまり孵化率がよくありません。1回目&2回目に採卵した卵は結構な確率で孵化しているのですが・・・。
ちなみに採卵した卵はどのように管理したかというと、
上記のような感じで管理します。勿論このままではなく、上にマットをふんわりと2~3cmほどかぶせ、水分が飛び過ぎないように保湿シートや新聞紙などで調整してフタをします。
管理に使用するマットは基本的に産卵セットに使用したマット。この場合は完熟Matを使用しています。
もう少し卵管理に対する工夫も必要なのかもしれません。今後色々と試してみたいと思います。
ともあれ、上記がサタンオオカブトの産卵結果でした。次回は孵化率80%を目指して頑張りたいと思います。(^^)
使用したアイテム
先日よりこの日記上で報告している、産卵継続中のサタンオオカブトですが、第1回目に採卵した卵がほとんど孵化してきました。今日はその孵化の報告です。
まずは種のデータと産卵セット時のセッティング内容のおさらいです。
【飼育種】
和名:サタンオオカブト
学名 Dynastes satanus
産地:ボリビア産
累代:F2(親♂♀共に同血統兄弟)
産卵セット方法&結果は以下の通りです。
【産卵結果】
1回目:58卵
2回目:15卵
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【産卵に使用するケース】衣装ケース中タイプ程度
【産卵管理温度】18~20℃
【水分量(湿度)】通常の設定よりほんの少し水分量多め。(手で強く握って少し水が染み出る位)
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
そして下記画像が1回目に採卵した卵達です。
卵の総数は58卵ありました。
採卵した卵はクリーンケースS で管理しました。
管理に使用したマットは産卵で使用したのと同じ完熟Matです。
そして先日ケースの底や側面に孵化した幼虫が見えたので取り出してみました。
結果孵化した幼虫は48頭
(孵化率82%)でした。
管理していた温度は産卵セットを組んでいた所と同じ20℃程度の環境です。
産み始めの最初の卵はあまり状態の良くないものが多いのですが、今回の卵は良質なものが多く孵化率も高くかなり満足しております。
第2回目の採卵数は15卵と少な目でしたが、1回目に採卵した卵の孵化数を見て少しほっとしました。
産卵の方もまだまだ産んでいるようです。ケース底に潜ってじっとしている姿を側面より見つけました。
第3回目の採卵結果、第2回目の孵化もまた結果が出ましたらご報告いたします。(^^)
使用したアイテム
先日の日記にて、「たく」さんより、以下の様な質問がありました。
【グラントシロカブトって卵期間が長い種類なんですよねえ?
卵期間って何ヶ月ぐらいなんですか?】
大分前(2006/8月)の日記にてご紹介しましたが、2年近く経過していますので、ここで改めてまた書いてみようと思います。
(一部は前の日記の重複になりますのでご了承くださいませ)
今回、たくさんより質問がありましたが、おっしゃるようにグラントシロカブトの卵の期間は長いです。早いものは2~3ヶ月程度、
長いものに関しては半年以上かかってしまうものもあります。ですが、中には例外もあって、1ヶ月程度で孵化してしまうものもあります。
なぜこのように孵化時期がズレてしまうのかはまだ分かりません。解明されているのかもしれませんが、私は存じていません・・・。
(だれかご存知の方ご教授下さい)
ではどうやって卵の管理をしているのか・・・。
まず卵の管理ですが、私の場合はグラシロもヘラヘラも皆同じよう画像のように管理いたします。
ケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで覆います。私は全て卵は一緒に管理し、ケース底に幼虫が見えた時点で一旦全て出し、
孵化した分の幼虫を回収、それ以外の孵化していない卵はまたもとのように管理してます。
採卵をせず、産卵セットしたままでの孵化を待つのも一つの方法ではあると思います。勿論、その方法も良い方法だと思います。元来、
自然界では卵はそのまま孵化するものですので、親♀が作った卵室にかなう管理状況はありません。
では何故採卵するかというと、皆様ご存知のように、マットにおける
ダニや線虫の発生から衛生上卵を守る為なんです。
自然界では勿論無数のダニ、線虫が土の中に同居しております。
ただ自然界の場合は広大なスペースがありますし、風通し等が良い為、
比較的じめじめしていません。
飼育の場合はケース内管理になってしまうので、どうしても
ケース内によるダニ、線虫の増殖、蒸れ等が起こってしまいます。
以上の事より私の場合は卵で取り出し管理しているというわけなんです。
勿論、やり方は人様々ですので、私のやり方がベストというわけでは
御座いませんので御了承下さいませ。
他の皆様も「こういうやり方がベストだよ、卵の孵化がズレる原因はこういう理由があるんだよ。」
という意見がありましたらドンドンご紹介下さいませ。私も一緒に勉強させて頂きたいと思っております。(^^)
使用したアイテム
4回に渡って掲載したヘラクレス・オキシデンタリスの卵の孵化が完了しましたのでご報告いたします。
画像は個体♂の参考画像です。
<ヘラクレス・オキシデンタリスの産卵結果&孵化数>
1回目:20卵・・内15孵化
2回目:41卵・・内36孵化
3回目:40卵・・内35孵化
4回目:18卵・・内9孵化
合計:119卵・・内95頭孵化
管理したマット:完熟マット
管理温度:23〜25℃
以上の結果でした。
100頭孵化はいきませんでしたが、それでも高確率で孵化してくれました。
最後の方はやはり孵化率が落ちてしまいましたが合格点です。(^^)
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